7月30日(現地時間)米国ケンタッキー州ルイビルで行われた、元プロボクシング統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン1年半ぶりの復帰戦をK-1の谷川プロデューサーが
現地で視察した。
谷川Pはタイソン陣営に招待されたにも関わらず、「K-1が認めた試合ではないので」交通費もチケット代も自前だったという。
4R2分51秒でKO負けを喫したタイソン。日本には惨敗と伝わっているが、谷川Pは「そんな事はない。1Rにボディからのフックとかアッパーで、相手は倒れ掛かってた。かろうじて相手はクリンチで逃れていただけ。3Rまでタイソンは圧倒的で、相手がタフで大逆転を喰らったという印象」と話す。
さらに、タイソンの敗因は「100%アクシデント。踏み込んだ時に足を痛めて、靭帯損傷と半月板損傷の両方をやったみたいです」と明かし、「凄いオーラ。相当トレーニングを積んできたみたいでパワフルに見えた。こんなパンチや踏み込みの速さは、K-1でも他の格闘技でも見た事がないほどでした」と、改めてタイソンに惚れた様子。
谷川氏はホテルのロビーで試合後のタイソンと会釈を交わしたが、敗戦のショックと怪我でK-1参戦に関する話し合いどころではなかったという。しかし、「前向きな話はしている」として「今回、揉めたのは対戦相手に関して合意が得られなかっただけ。あんなにいい選手はもったいない。K-1的演出の中でタイソンを光らせたい」と、「負傷の回復は長引きそうだが」と前置きしながらも、タイソンのK-1リング参戦に意欲を燃やす。
谷川Pは8・7K-1ラスベガス大会時に、タイソン陣営と接触するだろうと語った。
また、同じイベントに出場したモハメッド・アリの娘で女子プロボクサーのレイラ・アリについても、「凄くいい選手。K-1に呼びたい」とコメントしている。
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