8月30日(月)広尾のP'sLAB東京で國奥麒樹真のパンクラス退団が発表された。
國奥麒樹真は船木誠勝や鈴木みのるらとともにパンクラスに旗揚げメンバーとして参加。最古参の選手として現在までパンクラスを盛り上げてきた。
國奥は今年4月の契約更新の際に退団の意思を尾崎社長に伝え、尾崎社長がそれを承諾する形となり8月30日付けで退団に至った。
退団の理由として國奥は「パンクラスの中にいては守られたままになってしまい、自分の価値が分からない。一度、自分の実績をおいてイチから実力を試してみたい」と話した。
今後はフリーとして活動していく予定。また所持するウェルター級キング・オブ・パンクラスのベルトは「返上したい」という意思はあるものの、一旦はコミッショナー預かりとなり協議するとのこと。
尾崎社長 國奥麒樹真選手がパンクラスismを退団し、フリーとして活動していくことが決まりました。パンクラス旗揚げから参戦し、11年間パンクラス認可のジムで頑張ってきた選手ですし、今後の活躍を期待し、応援していきたいと思っています。
國奥麒樹真 今日は集まっていただきありがとうございます。今後のことについてはまだ何も決まっていない状態です。自分が持っているベルトは個人的には返上したいという気持ちなんですが、コミッショナー預かりという形で尾崎社長と話あって決めてもらいたいと思っています。
――退団の理由は何だったんですか?
國奥 単純にパンクラス以外でも自分の価値・実力を試したいということが理由です。「パンクラスにいたままで出来ないのか?」という声もあると思いますが、パンクラスの中では守られているという意識があるんです。自分の実績を置いて、イチから実力を試してみたいという決断をしました。
――今後、どこで戦っていきたいと考えていますか?
國奥 そこまで考えていません。今の心境として退団を発表する事が一番優先的で、退団するということで頭が一杯です。
――具体的にはいつ頃から退団の話が進んでいたんですか?
國奥 今年の春頃です。契約更新の時に退団の話をしました。
――いつ頃から退団の意思があったんですか?
國奥 漠然とあったんですけど、真面目に考えたのは今年の契約更新の時です。今年で自分は28歳ですし、これからの人生を自分一人で決めていくのにはいいタイミングだなっと思っています。
――現在の練習の方は?
國奥 (退団の話が出てからは)やっていません。今後の練習場所に関してもまだ未定です。
――他の選手と話はしましたか?
國奥 まだです。ただ鈴木(みのる)さんが道場のみんなには伝えてくれたということを聞きました。
――道場長はどうなるんでしょうか?
尾崎社長 伊藤崇文(パンクラスism)
になります。
――今後、パンクラス参戦も視野には入っていますか?
國奥 退団してすぐという風にはいかないですけど、そういう時期が来れば。
――さみしさは感じていませんか?
國奥 全然ないというのは嘘になりますけど、今は未来が開けたという感じです。さびしいというよりもその気持ちの方が強いです。
――一番の思い出は何ですか?
國奥 きつい練習や試合よりも道場でふざけたりとかみんなで遊んだりしたことの方が思い出として残っています。
――戦ってみたいリングはありますか?
國奥 試合に出してもらえるのであれば、全部出たいです。僕はリングで戦っているときが一番輝いていると思うし、それが仕事ですから。今は仕事場がない状態なんで出れるところには全部出たいです。
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