9月13日(月)東京・サムライTV内で行われたDEEP記者会見に入江秀忠(キングダム・エルガイツ)が乱入。自らが標榜する「最も危険なNHB」エルガイツルールの試合で「DEEP 16th IMPACT」に参戦することを決定した。
「エルガイツルールでの試合を組め」という入江のかねてからの要求を佐伯代表が呑む形で決まった今回の参戦だが、佐伯代表は「俺の興行だから全試合終了後にやる」と宣言。格闘技史上前代未聞の事態となった。
エルガイツルールはレベルに合わせて規制が少なくなるというもので、最も危険とされるDuel Levelではレフェリー&セコンドなし、時間無制限でブレイクなし、サッカーボールキック、4点ポジションでの膝蹴り、ヒジ打ち、頭突きが認められ、さらには素手、指への攻撃、金的も許される。
もし本当に実現すれば危険極まりないルールなのだが、佐伯代表は「以前本人が言って来たので金的ありの試合を組もうとしたんですけど、結局入江の方から『やっぱりやめましょう』と言われましたからね」と暴露。「どこまで(許す)かは考えますけど、4点ポジションは間違いなくありでしょうね。まあブレイクなし、無制限ということで、とりあえずレフェリーは外に待機してもらうという形にします」と現実的なルールについて調整する必要があるとした。
また対戦相手について入江は今年6月韓国で行われた「グラジエーターFC」のダン・スバーン戦での因縁(※試合後、入江はスバーンがタップしたと主張。しかしイベントを運営していた諸岡秀克会長がそれを却下した)を持ちかけて「諸岡の選手とやらせろ!そいつを倒してスバーン戦をノーコンテストにする」と詰め寄った。
これに対し佐伯代表は「ヴァーリ・トゥードよりも喧嘩が強い選手を用意する。諸岡会長がネットワークを持っている韓国から血の気の多い選手を連れてきますよ」と記者陣に明らかにした。
試合時間無制限となると会場の延長使用料金などの問題も出てくるのだが「それだけ過激なルールになるならすぐ試合は終わりますよ。それに30秒以内で入江を倒せるような選手をぶつけますから」と問題にはしてないようだ。
さらに「(入江の)相手にするのがうっとおしいんですよ。今度の試合は公開処刑にします」と宣言した。 実際にはルール等のすり合わせなど問題は山済みではあるが、出来るだけ入江の要望を飲む形で試合は組まれるようだ。
DEEP事務局「DEEP 16th IMPACT」
2004年10月30日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼ルール未定・試合時間未定
入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
VS
対戦相手交渉中
※全試合終了後に行われることが濃厚
▼DEEP公式ルール
藤沼弘秀(総合格闘術荒武者)
VS
羅王(猪武者)
▼DEEP女子公式ルール
しなしさとこ(フリー)
VS
スパットラー・カオマヒン(タイ)
[DEEPウェルター級トーナメント]
▼準決勝&決勝
中尾受太郎(フリー)、星野勇二(和術慧舟會 GODS )、中村大介( U-FILE CAMP.com )、青木真也(パレストラ東京)による当日抽選で対戦相手が決定
▼リザーブマッチ
長岡弘樹(総合格闘技DOBUITA)
VS
小野瀬哲也(MEGATON)
<チケット料金>
VIP席15,000円/SRS席10,000円/指定A席8,000円/指定B席6,000円/指定C席5,000円
<チケット発売場所>
チケットぴあ / ローソンチケット / e+(イープラス) / DEEP公式サイト
<お問い合わせ>
DEEP事務局 052-339-0303
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