1月21日(金)東京・後楽園ホールで開催されるJ-NETWORK主催『GO!
GO! J-NET '05 〜volcano〜』の全対戦カードが決定した。2005年は「奇数月は後楽園、ディファでJ-NETの選手というよりは団体関係なく、面白い試合を提供し、大会規模を少しずつ大きくしていきたいと思っている」と大賀代表が言うように、団体の枠にとらわれないマッチメイクがされていて、新春第一弾にふさわしい豪華カードのラインナップとなった。
J-NETが自信を持って送る今大会だけに、“5大メインイベント”と名付けられている。そのトリを飾るのは、11月のIKUSAでU70初代戦王になった新田明臣と、12月の全日本キックにも出場した和術慧舟會のニック・ヒョードの異色対決。J-NETの所属選手ではない選手同士が、メインを飾るところに“オープン”のJ-NETらしさが現れている。
これが1997年12月21日・J-NETWORK旗揚げ戦の小比類巻貴之戦以来のJ-NET参戦となる新田は「まずは声をかけていただいたJ-NETWORKさんに、ありがとうございます。こうして、色んな団体やフリーの選手がひとつのイベントに集まるのは、業界の活性化のためにも大変良い事だと思うし、そういう場でメインを張れるのは恐縮だし、非常に光栄です。それだけに、ラストに相応しい試合ができるように頑張ります! それから、僕の勝手な希望ですが、この試合で景気をつけて、K-1MAXシリーズに乗り込ませていただきたいです。それと、できることならこの先は、J-NETやIKUSAはもちろん、古巣の全日本キックやNJKF、その他どこにでも出場して、キック界を盛り上げたいです」とコメントしている。
第4メインでは砂田将祈がJ-NET王者の面子を賭けて、全日本キックのトップランカー前田尚紀と激突! 砂田は11・14大阪大会で全日本フェザー級5位の平谷法之を首相撲からのヒザ蹴りでKO、その背景を受けて前田が送り込まれた形となる。砂田はこの試合をステップに、全日本フェザー級王者の山本元気、IKUSAのTURBΦ、MA日本フェザー級王者の大高信一郎らトップとの対決を目論む。「全日本の1位の前田選手は、まさに希望通りの強敵ですわ。自分を追い込む練習をする為に強い奴と試合がしたいんですわ! 僕、この前(12月5日、全日本キック連盟、後楽園ホール興行)、山本元気vs山本真弘のタイトルマッチ見に行ったんですけど、正直、“これやったらイケるわ!”って思いました。二人ともいい選手でいい試合でしたけど、どっちもです。でね、ダブル山本選手と比べると前田選手の方が手強いですわ。前田選手は怖い一発はないけど、えらいスタミナがやっかい。僕のタイプとの噛みあいからすると、あの一休さんはヤバいですね。これをクリアーできれば、全日本さんには、次はW山本でお願いしたいです。とにかく、目の前の前田戦、泥試合になろうが、名勝負なろうが、勝つのは僕ですよって、よろしゅうに!」と砂田はビッグマウスぶりを発揮している。
第3メインには“IKUSAのスピードマスター”ことTURBΦがJ-NET初参戦。対戦相手は「フリーになったからには各団体のチャンピオンと闘いたい」とのTURBΦの希望通り、MA日本キックボクシング連盟フェザー級王者・大高信一郎だ。大高は11・21MAキックの興行でチャンピオンになったばかり、これが王者第一戦となる。ルールはカットによる長期欠場を憂慮してのヒジ打ちなし、TURBΦ側の「ハイパーテクニシャンのTURBΦが、その魅力を最大限に発揮できるフルラウンドを」との要望で5Rが採用される。TURBΦは「大高選手のビデオを見たんですけど、ガンガン出てくるいい選手ですね。でも、自分のペースに引き込めば、まったく問題なく勝てます。色んな団体のチャンピオンやランカーとやるのが僕の希望ですから、まずはMA王者をやっつけて、次の試合に繋げていきたいです。来年、J-NETの次はIKUSAで3月に1試合、5月から60kgアンダーのIKUSAグランプリの予定がありますんで、いい試合といい勝ち方で弾みをつけたいです。今はパワートレーニングにも力を入れていますから、スピードに加えて、KOもお見せできると思いますので、よろしくお願いします!」と自信のコメント。
第2メインには、J-NET未来のエースとして期待される喜入衆が出場。当初対戦を予定していた清野がNKB王座戦を優先する事になったため、これまでライト級からミドル級のNKB選手をことごとく撃破してきたムエタイ戦士チャイディーと対戦する。チャイディーはKOを狙うファイタータイプで、。「ムエタイ九冠王」であり“神様”とまで称されたチャモアペット・チョーチャモアンと2勝2敗の戦績を残す。喜入にとってはキャリア中最強の敵となる。「他団体の王者クラスの選手とやって名前を上げていくことが、当面の目標なので、NKBライト級1位の清野戦がなくなったのは残念ですけれど、その代わり凄い強豪選手と決まったので、気持ちを入れ替えて頑張ります。あまり他人の試合を見ないので、チャイディーのことは知らなかったのですが、調べるととんでもない選手だったので驚いています。恐れですか? はじめはビビったけど、今は「何とかなるだろう」と開き直っています。チャモアペットと2勝2敗の元ラジャ王者ということですが、格とか挑戦とかそんなの全然考えない性質なので、勝つことだけ考えています。今回は5大メインイベントということで、ラストはフリーの新田選手です。生粋のJ-NET選手でないことが悔しくはあるのですが、それは自分がまだそれだけの力がないのだと納得しています。ですが、勝って勝って勝ちまくって、ラストメインの座を取り戻します。来年は今年以上に自分にとって大切な年なので、観客の皆さまの記憶に残るような試合をして結果を出していきます! 相手がムエタイだろうが誰だろが、必ず勝ち残ってみせますので、よろしくお願いします!!」と喜入はコメントしている。
メイン第1試合には、フリーとなって12月の全日本キックにも参戦した元新日本キック協会ライト級王者・我龍(鷹山)真吾が緊急初参戦、ムエタイ戦士ゲンナロンと対戦する。我龍は「2週間に1度の試合」を熱望し、2月6日の全日本キック後楽園ホール大会にも出場を決めているという。我龍はそれ以降も、各団体でほぼ毎月のように試合スケジュールが決まっているというから驚きだ。
対するゲンナロンはK-1MAXを狙う国際式ボクシングも経験豊富なムエタイ戦士。ゲンナロンはJ-NETウェルター&ミドル級のベルト、全日本、NKB、MA、DoAトーナメント、ラジャ、ルンピニー、WMC、K-1MAXと考え得る全てのタイトルを手に入れようと意気込んでいるという。この難敵を迎えて、我龍は次のようにコメントしている。「急遽、J-NETに参戦することになりました我龍真吾(がりゅう・しんご)です。今年からフリーとして心機一転、改名(以前のリングネームは「鷹山真吾」)させていただきました。今回はムエタイと試合をさせていただけるということで燃えています。自分、ガウンの刺繍に「泰人上等」って縫い込んでいるくらいですから。ゲンナロン選手はサウスポー? それはますます嬉しいですね。以前、ラジャダムナンでサウスポーのタイ人をアッパー一発でKOしていますし! これをきっかけにラジャやルンピニー、WMCを狙っていきたいです。J-NETさんはフリー選手にもタイトルマッチをさせていただけるということなので、それも予定に入れさせていただきます。今回の出場は、先に2月6日の予約が入っていた全日本キック連盟さんが快諾していただき、実現しました。本当に感謝です。ありがとうございます! 元々、2週間に1回は試合する希望なので理想通りです。きっちり倒して、タイ人の首を全日本さんに献上しますので、見ていてください! “倒すか?倒されるか?”の試合が自分のモットーです。これがホンモンの“初日の出暴走”だって大暴れ、披露しますんで、夜露死苦!!!」
また、R.I.S.E.からは百瀬竜則が、U-FILE CAMP.comからは梅下湧暉も参戦する。
「GO! GO! J-NET
'05 〜volcano〜」
J-NETWORK
2005年1月21日(金)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:30
※フレッシュマンファイト開始17:00
<全対戦カード>
▼第10試合 5thメインイベント ミドル級サバイバルマッチ1 肘なし特別ルール
IKUSA−U70初代戦王
新田明臣(バンゲリングベイ)
VS
ニック・ヒョード(和術慧舟會総本部/アメリカ)
▼第9試合 4thメインイベント フェザー級5回戦
J-NETフェザー級王者
砂田将祈(M-FACTORY)
VS
全日本キックフェザー級1位
前田直紀(藤原ジム)
▼第8試合 3rdメインイベント フェザー級5回戦 肘なし特別ルール
前NKBフェザー級王者
TURBΦ(FUTURE_TRIBE.verOJ)
VS
MA日本キックフェザー級王者
大高一郎(山木ジム)
▼第7試合 2ndメインイベント スーパーライト級 サバイバルマッチ1
J-NETスーパーライト級王者
喜入 衆(ソーチタラダ渋谷)
VS
元ラジャダムナンスタジアム・フェザー級王者
チャイディー力(M-TOONG/タイ)
▼第6試合 1stメインイベント 68kg契約 5回戦
元新日本キックボクシング協会日本ライト級王者
我龍真吾(ファイティング・マスター/フリー)
VS
BBTVウェルター級2位 元WBFウェルター級王者
ゲンナロン・ウィラサクレック(ウィラサクレックジム/タイ)
▼第5試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1
J-NETヘビー級1位
長谷川康也(アクティブJ)
VS
第12回新空手全日本大会優勝
百瀬竜徳(TAGET/R.I.S.E)
▼第4試合 ライト級サバイバルマッチ1
J-NETライト級4位
小宮由紀博(レグルス池袋)
VS
J-NETライト級4位
村山トモキ(AJ/全日本キックボクシング連盟)
▼第3試合 バンタム級サバイバルマッチ1
J-NETバンタム級3位
大原清和(レグルス池袋)
VS
J-NETバンタム級4位
KENT(湘南格闘倶楽部)
▼第2試合 59kg契約 サバイバルマッチ1
J-NETフェザー級5位
笠原 淳 (SKVアラビアジム)
VS
元MA日本キック・フェザー級1位
梅下湧暉(U-FILE CAMP.com)
▼第1試合 73kg契約 3回戦
J-NETミドル級2位
寒川直喜(バンゲリングベイ)
VS
藤本洋次 (武勇大洲/MA日本キックボクシング連盟)
▼フレッシュマンファイト第2試合 ライト級3回戦
田中信二(O-DJ)
VS
大原幸雄(パレストラ古河)
▼フレッシュマンファイト第1試合 58kg契約3回戦
下東勇真(ソーチタラダ渋谷)
VS
秋山 優(パレストラ古河)
<チケット料金>
SRS席9,000円
RS席7,000円
S席5,000円
A席3,000円(売り切れ)
※当日券は各1000円増し
立見券3,500円(当日のみ、前売りなし)
<チケット発売所>
チケットぴあ
後楽園ホール
J-NETWORK加盟各ジム
<お問い合わせ>
J-NETWORK=03-3419-0536
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