12月30日(木)ニュージャパンキックボクシング連盟の藤田真理事長より、NJKFのNKB脱退に関する意見と見解がファックスにて流された。以下はその全文。(原文ママ)
NKBの問題につきまして、インターネットで流れて居る様ですが、ニュージャパンの意見と見解をご報告申し上げます。
9月19日 NJKF興行日、NKB会議の席で、NJKFより他団体との交流戦を選手強化の為、実施すべきである事を申し上げましたが、K-1以外は賛同を得られず、それであるならば、今後の方向性を話合い6ヶ月位、充分に考えてから、今後(来年)の結論を出してはと申上げたが承諾を得られず、ならば解散した方が良いとの意見も有り、解散になった場合は1団体が消滅してしまうので解散は困ると言うので次回10月23日のNKB会議に話合う事になりました。
10月23日 日本キック興行日、NKB会議で、OGUNI-GYM主催興行について、海外選手とのタイトルマッチはけしからん、OGUNI-GYMを除名すべきだ。(NKB規則にジム主催ではNKBのタイトルマッチは出来ないとしている。)この日もNKBを解散か続行か結論が出ず終了。次回に持越し。
11月23日 NJKF興行日、NKB会議でOGUNI-GYMの件について再度、指摘がありNJKFは、OGUNI-GYM会長から始末書を取り、世界タイトルマッチでも、今後は行わないとの結論を申上げました。しかし、3団体の代表より、それでは納得がいかない。今後の結論はまだ次回とし会議を終了。その日のNJKF会長会議にNKB会議の内容を伝え、各会長の意見聞いた結果、理事長に一任と決定。
12月11日 日本キック興行日、NKB会議で3団体より、NJKFは勝手な事をやったのでNKBを解散しないでNJKFがNKBより、抜けた(脱会)形にしてもらえないかと言われ、納得出来ず…。お互い言合っては対外的にもいけないと思い、次の様な決意を申上げた。12月31日付でNKBを友好的に解散し、新たに3団体で行なって行くならば良いとし、4つのチャンピオンベルトを2月末まで、3団体に渡し、今後も協力して行く事になりました。
NJKFとしましては3年間の実績などを考えた上で方向性の違いがあり、これ以上の続行は無理と判断、2005年1月からは、旗揚げ当時と同様に信頼できる相手(団体)であれば内外を問わず選手の向上の為交流戦を行って行きたいと思います。
以上、紙面の為伝えられない点も多々有りますが、方向性の違いによるもので、仲違いして分裂する訳では無い事を伝え、3団体の今後の発展を願っております。
2004年12月30日(木)
ニュージャパンキックボクシング連盟
理事長 藤田 真
以上の文面から読み取ると、NKB加盟団体のAPKF、日本キックボクシング連盟、K-Uは、NJKFの主張する他団体との交流戦案を受け入れなかった事が今回の問題の発火点となったようだ。3団体が今後もNKBとして活動していくは不明だが、NJKFはNKB3団体とも他団体とも交流戦を行っていく方針である事が分かる。
過去の経緯からNJKFと全日本キックボクシング連盟との交流は難しいと思われるが、MA日本キックボクシング連盟、J-NETWORK、IKUSA、R.I.S.E.との交流戦が行われるのは、ファンとしては喜ばしいこと。また、K-1以外の団体とは交流戦を行わない方針である新日本キックボクシング協会を動かす事が出来るのかも注目される。