全日本キックボクシング連盟の宮田充・興行本部長が、「K-1からオファーがあって、佐藤本人がやりたいならばMAX出場は全日本としては構わない」と佐藤嘉洋の『K-1
WORLD MAX』出場にGOサインを出した。
『K-1 WORLD MAX』は2月23日(水)に有明コロシアムで日本代表決定トーナメントを開催。佐藤は2月6日(日)に開催される全日本キックの後楽園ホール大会で清水貴彦戦が決定している。両大会の間が17日しかない事から佐藤のMAX出場は事実上消滅かと思われたが、宮田・興行本部長は「武田(幸三)選手もそれぐらいのスパンでやってます。やってやれない事はない」として「現時点でK-1からのオファーがないので何とも言えませんが、オファーがあればジムの会長(名古屋J・Kファクトリー=小森次郎会長)と相談して決めます」と語った。
佐藤はWKA世界ウェルター級&WPKC世界スーパーウェルター級王者で、戦績は24勝(13KO)3敗。K-1
WORLD MAX2002世界一決定トーナメントで準優勝したガオラン・カウイチットを完封しての判定勝ち、同大会の1回戦でアルバート・クラウスを苦しめたシェイン・チャップマンには2RTKO勝ち、アンディ・サワーやモハメド・オワリにも勝っているオランダの強豪クリス・ヴァン・ベンローイに判定勝ち、魔裟斗が2001年のK-1で3RKO勝ちしたノエル・ソアレスには同じく3RKO勝利を収めており、キックファンからはMAX出場を待望されてきたキックボクサーである。いわば“キック界中量級最後の大物”。