2005年2月20日(日)、埼玉・さいたまスーパーアリーナで行われる『PRIDE.29』の一部対戦カードが決定した。
昨年の大晦日、ケビン・ランデルマン(ハンマーハウス)にリベンジし、エメリヤーエンコ・ヒョードル(レッドデビル)への王座挑戦権をほぼ手中に収めたミルコ・クロコップ(チーム・クロコップ)だが、今大会への出場を自ら志願。ランデルマンのセコンドについていたマーク・コールマン(ハンマーハウス)と対戦することとなった。
このカードについて高田統括本部長は「今回はヒョードルとのタイトルマッチ前哨戦だと思ってもらってもかまいません。今、コールマンはチャック・リデルの元で合宿を張ってトレーニングしていて、全盛期のコンディションに戻りつつあります。ミルコは過去にランデルマン、ウォーターマンに苦戦していますけど、コールマンはその二人よりもレスリングのテクニックが上。ミルコにとってはヒョードルへの挑戦権を手放しかねないリスクある戦いになるでしょう」と警鐘を鳴らした。
また10月の大会をケガで欠場したヘビー級GPベスト4のセルゲイ・ハリトーノフ(ロシアン・トップチーム)が約5ヶ月ぶりの復帰。昨年、無傷の4連勝を遂げた"ムベ様"ことチェ・ム・べ(チーム・タックル)と対戦する。ハリトーノフにとってはトップ3に食い込むためのステップ、チェにとってはヘビー級タイトル戦線に食い込むための大事な一戦となるだろう。
4月からスタートするミドル級GPの前哨戦とも言うべき、ミドル級豪華カードがずらりと並んだ。クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン(チーム・オオヤマ)×ムリーロ・ニンジャ(シュート・ボクセ・アカデミー)を筆頭に、ヘビー級からの転向を果たしたイゴール・ボブチャンチン(フリー)×高橋義生(パンクラスism)など、3カードが出揃った。
GP前にしては異例とも言うべきトップコンテンダー同士の潰し合いとなるが、「ミドル級GP査定試合ではない」と高田統括本部長。「この大会であえてトップファイターをぶつけることで、ミドル級GPを盛り上げて欲しい。ミドル級GPへのエネルギーを発散しようというマッチメークであって、査定試合だと誤解して欲しくない」と説明し、「よほど早い時間で秒殺されたり、こちらの期待を大きく裏切るような試合をした場合は、GP出場枠から漏れる選手が出てくるかもしれません。しかし今回出る選手たちは誰がエントリーしてもおかしくない選手ばかりだし、大会が終わった時に『やっぱりランペイジは強いね』『ニンジャはミドル級GPに出る資格はあるね』といったような結果になると信じて疑いません」と語った。
なお大晦日のリングで因縁の生まれた中村和裕とハイアン・グレイシーだが、「時間と事務的な問題で発表できなかっただけ。あとはサインするだけのところまで来ています」(高田統括本部長)と、近日中にも正式に発表される模様。
DSE「PRIDE.29」
2005年2月20日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼ヘビー級 ワンマッチ
ミルコ・クロコップ(チーム・クロコップ)
VS
マーク・コールマン(ハンマーハウス)
▼ヘビー級 ワンマッチ
チェ・ム・べ(チーム・タックル)
VS
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシアン・トップ・チーム)
▼ミドル級 ワンマッチ
クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン(チーム・オオヤマ)
VS
ムリーロ・ニンジャ(シュート・ボクセ・アカデミー)
▼ミドル級 ワンマッチ
アリスター・オーフレイム(ゴールデン・グローリー)
VS
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジリアン・トップ・チーム)
▼ミドル級 ワンマッチ
イゴール・ボブチャンチン(フリー)
VS
高橋義生(パンクラスism)
※出場予定選手
ハイアン・グレイシー(ハイアン・グレイシー柔術アカデミー)
中村和裕(吉田道場)
横井宏考(チーム・アライアンス)
マウリシオ・ショーグン(シュート・ボクセ・アカデミー)
<チケット料金>
VIP席 100,000円/RRS席 30,000円/スタンドS席 17,000円/スタンドA席 7,000円
<発売中>
チケットぴあ/ローソンチケット/e+(イープラス)
<お問い合わせ>
DSE 03−5464−1531
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