2月5日(現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスのプラザ・ホテル・カジノで開催された『ワールド・チャンピオンシップ・ムエタイ』にて、イロンカ・エルモント(オランダ)とWIKBA&IMTC女子フライ級世界ムエタイ統一選手権を闘った“女子8冠女王”早千予が判定2−1で勝利を収め、女子ムエタイ統一王者となった。
イロンカは“女ホースト”と呼ばれるテクニシャンタイプで、ヒザ蹴りを得意とする選手。この試合は女子としては異例のフル・ムエタイルール、つまりヒジありで行われた。イロンカは早千予に恐れをなしたか、バンテージチェック後、さらにその上にバンテージを巻いたり(拳を固めパンチ力が増すので反則)、サミング防止のため親指を固定しているグローブの紐を切ったりといった策を弄したが、全て試合前に審判に見つけられたという。
早千予は1・30MA日本キックでの試合で足首を痛めていたが、イロンカのヒザ蹴りにパンチ&ローで対抗、ヒジありの過激ルールのため自らも顔面ボコボコにされながらも勝利を収めた。これで早千予は、女子10冠女王となった。
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