2005年2月28日(月)都内GRABAKAジムにて、3月6日(日)神奈川・横浜文化体育館で行われるパンクラス『PANCRASE
2005 SPIRAL TOUR』に出場する、山宮恵一郎、佐々木有生、三崎和雄(すべてパンクラスGRABAKA)が公開練習を行い、意気込みを語った。
GRABAKA移籍前にKO負けを喫したニルソン・デ・カストロ(シュート・ボクセ・アカデミー)との再戦となる山宮は「カストロ戦は自分の考え方が変わるキッカケになった試合。あの試合で格闘技を始めた時の気持ちに戻った。個人的には怨念に近いものがあって、コイツだけはどうしても倒したいと思ってます。テーマは"呪怨"です」と、カストロに対する思いを告白。山宮と同じく、グスタボ・シム(グレイシー・バッハ・コンバット・チーム)と3年ぶりの再戦に挑む佐々木も「この3年間、今までやることはやりました。自分がやってきたことが通用するか?向こうも成長していると思うんで、それも体感した上でしっかり勝ちたいと思います。(前回はドローに終わっているので)ここではっきり白黒付けたい」と決意を示した。
また今回の対抗戦で大将を務める三崎は「団体戦ではありますけど個人競技なんで、一人一人自分の試合が大事だと思います。その結果として、チームや個人の勝利というものが流れ込んでくればいいと思ってます」とエールを送る一方、「勝ちに執着するのはもちろん、見ている人に何か伝わる試合をしたい」と自らの試合に向けて語った。以下、選手コメント&記者との質疑応答。
――考え方が変わるキッカケというコメントがありましたが、具体的にはどう変わったんですか?
山宮 簡単に言うと、格闘技を始めたキッカケを考えさせられる相手でした。パンクラスに入って長い間、格闘技をやってきたんですけど、試合をこなすというか、もちろん一生懸命やってはいたんですけど、そういう日々が何年か続いて。カストロという強い相手と戦ったときに、自分はこういう強い相手に勝ちたくて格闘技を始めたんだなと思いました。それに前回は本来の格闘家としての心の持ち方ではなく、ポッと決まった試合だったんで、「勝ち負けなんてどうでもいいから打ち合えばお客さんは喜ぶだろうな」という、言い方は悪いですけどプロレス的な発想で戦ってしまったんです。だから今回は格闘家として、キッチリ勝ちたいと思ってます。
――今回はGRABAKAから5選手が出場するわけですが、そのことについてはどう思いますか?
佐々木 GRABAKAのメンバーがそれだけのことを出来るってことですよね。いいことだと思いますよ。興行が出来るチームなんて他にはないですから。でもここでキッチリ勝ってアピールして、もっと飛躍したいです。
三崎 それは皆さんが感じるままだと思うんですが、純粋に強さじゃないですか。でもそれはあくまで一つのステージであって、GRABAKAはもっと上へ行くチームです。こんなものじゃなく、もっと上のステージを目指して行きたいです。
山宮 GRABAKAにはそういう選手が多いってことでしょうね。
――三崎選手は対戦相手のモウラについて、どんな印象を持ってますか?
三崎 顔がデカい(笑)。あんまり印象というものがなくて、日本でやった試合も一昨年の郷野さんとやった試合だけですし、それからチームを移って結果を出してますから、郷野さんとやった試合の印象はあてにならないと思ってます。自分が思っているよりも、もっと強いイメージでやります。
――では最近の情報も入ってないわけですか?
三崎 そうですね。まあでも毎回言ってることなんですが、手を2本、足を2本持っている同じ人間と戦うわけですし、どんな選手にも穴はあります。
――ライトヘビー級からミドル級に階級を下げてくることに関しては?
三崎 確か郷野さんと試合した時も、85kgくらいだったんですよ。だから3kgくらい減量して、ちょうどベストな状態なんじゃないですか。自分は一ミドル級ファイターとして楽しみにしてます。
――11月のタイトルマッチからの復帰戦になるわけですが、あの敗戦はどのように消化されたんですか?
三崎 自分にも足りないものがたくさんあるな、と。結果がああいう結果に終わったんで、あの時点ではネイサンの方が上だったということですし、今は一つの目標にしています。ルールあっての勝負で、そのルールで僕はネイサンに負けてるんです。それを踏まえて練習してきたんで、モウラ戦では新しい自分を見せれると思います。
――「見ている人に何か伝わる試合をしたい」というコメントがありましたが、それは技術的なものですか?それとも精神的なものですか?
三崎 どういう形で受け止めてもいいと思うんですが、僕は応援しに来てくれるファンの人達に、すごくエネルギーを貰っているんで、それ以上のエネルギーを伝えたいですね。それが結果であれ、技術であれ、精神であれ。
――山宮、佐々木両選手に質問なんですが、前回の対戦からここが一番変わったなという部分はどこですか?
山宮 やっぱり考え方ですね。格闘技なんで勝ち負けが大事なんですよ。GRABAKAに移籍して以降、悩んで考えて勝つための練習をして来ました。この前のシム戦は負けてしまったんですけど、いい経験として一段階上がっているんで。カストロに対しては個人的には怨念に近いものがあって、コイツだけはどうしても倒したいと思ってます。テーマは"呪怨"です
(笑)
佐々木 全体的にレベルが上がってますよ。打撃も寝技も投げ技も、前の対戦の時よりは段違いに変わってます。その一つ一つをどうやって組み合わせるか?上手く使いこなせるか?それが鍵になると思います。
――最近のシムについてはどんな印象を持ってますか?
佐々木 体がデカくなりましたよね。あとは蹴りが右だけじゃなく、左も蹴れるようになって。元々あったものが、より強くなったというイメージです。でも別に臆することはないですよ。今思えばシムと戦った後も、散々そういう相手とやってますし、そういう相手に勝つためにやってますから。僕は勝つと思ってます。
SEGA
SAMMY Presents
「PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR」
パンクラス
2005年3月6日(日)神奈川・横浜文化体育館
開場16:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼第9試合 全日本キックボクシング連盟公式戦 キックルール3分5R
全日本ヘビー級王者
郷野聡寛(パンクラスGRABAKA)
VS
同級4位
桜木裕司(掣圏会館)
▼第8試合 GRABAKA VS BRAZILIAN 3vs3 大将戦 ミドル級 5分3R
2位
三崎和雄(パンクラスGRABAKA)
VS
フラービオ・モウラ(グレイシー・バッハ・コンバット・チーム)
▼第7試合 GRABAKA
VS BRAZILIAN 3vs3 中堅戦 ライトヘビー級戦 5分3R
8位
佐々木 有生(パンクラスGRABAKA)
VS
9位
グスタボ・シム(グレイシー・バッハ・コンバット・チーム)
▼第6試合 GRABAKA VS BRAZILIAN 3vs3 先鋒戦 ライトヘビー級戦 5分3R
3位
ニルソン・デ・カストロ(シュート・ボクセ・アカデミー)
VS
10位
山宮 恵一郎(パンクラスGRABAKA)
▼第5試合 第2代ウェルター級王者決定4人トーナメント第2試合 5分3R
1位
長谷川秀彦(SKアブソリュート)
VS
7位
北岡 悟(パンクラスism)
▼第4試合 ヘビー級 5分3R
1位
セハク(和術慧舟會RJW)
VS
野地竜太(パンクラスMEGATON)
▼第3試合 ウェルター級戦 5分2R
9位
和田拓也(SKアブソリュート)
VS
長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)
▼第2試合 スーパーヘビー級戦 5分2R
折橋 謙(チームPOD)
VS
山岸正裕/初参戦(YMC長野)
▼第1試合 パンクラスアテナ特別ルール 49kg未満契約 3分5R
渡邊久江(AJジム)
VS
大室奈緒子(和術慧舟會東京本部)
<入場料金>
VIP(最前列のみ)16,000円 SS席13,000円
RS-A席8,000円 RS-B席6,500円
2F-A席10,000円 2F-B席6,000円 3F席5,000円
※ 当日券はすべて500円増し。
※※VIP席はパンクラス電話受付(03-5792-0815)での販売のみ
<チケット発売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/(パソコンもケータイも同じアドレス)
楽天チケット=http://ticket.rakuten.co.jp/pancrase/
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード594-040)
ローソンチケット=0570-00-0403(Lコード33229)
CNプレイガイド=03-5802-9999
後楽園ホール=03-5800-9999
書泉ブックマート=03-3294-0011
大山アメリカン=03-3962-6443
レッスル池袋=03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン=03-3221-6237
水道橋・マニア館=03-5276-0304
アイドール新宿=03-3371-5211
ファイター=03-3354-1903
フィットネスショップ水道橋=03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館闘道館=03-3512-2080
イサミ尚武堂=03-5214-6487
ゴールドジム=03-3645-9434
パンクラス=03-5792-0815
※ぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイドは全国各地の窓口でお買い求め頂けます。
<お問い合わせ>
パンクラス 03-5792-0815
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