2005年5月29日、アメリカ・カリフォルニアで行われている『ADCC(アブダビ・コンバット)2005』は、全階級1回戦から準決勝までが終了した。
65kg以下では、優勝候補の一角レオ・ヴィエイラが決勝まで勝ち上がる一方で、Rainy Yaharaがマーシオ・フェイトーザとヴァグネイ・ファビアーノを撃破し、決勝まで駒を進めるという波乱が起こった。
76kg以下では、2003年ブラジル予選の決勝戦と同じ組み合わせが決勝で実現、マルセロ・ガルシアとパブロ・ポポヴィッチが対戦する。なお男子選手の中で唯一2回戦に勝ち上がった青木は、ガルシアにチョークで一本負けを喫している。
87kg以下では、サウロ・ヒベイロを破ったダミアン・マイアが決勝進出。逆ブロックでも同じく柔術世界王者のホナウド・ジャカレが決勝まで勝ち上がった。
98kg以下では、前回大会ベスト4のホジャー・グレイシーが決勝まで勝ち上がるも、前回王者のユノラフ・エイネモは逆ブロックの準決勝で敗退。決勝はアレッシャンドリ・カカレコ対ホジャーの組み合わせとなった。
99kg以上ではアブダビの常連ジェフ・モンソンが、チーム・クロコップ入りした柔術世界王者ファブリシオ・ヴェウドゥムを破って決勝へ進出、ブラジル予選覇者のガブリエル・ナパォンと対戦する。
女子60kg以下では、一回戦でキ―ラ・グレイシーVSエリカ・モントーヤという黄金カードがいきなり実現。この一戦を制したキーラが2回戦で藤井恵を腕十字で下し、決勝へと駒を進めた。逆ブロックからは柔術家のレカ・ヴィエイラと対戦する。
女子60kg以上では、引退試合で対戦したばかりの近藤有希とマーロス・クーネンが一回戦で激突。クーネンが膝十字で近藤を下したものの、準決勝で敗退。決勝はそのクーネンを下したステイシー・カートライトと、2回戦で藪下を下したATTのジュリアナ・ボルジェスの顔合わせとなった。
「ADCC(アブダビコンバット)2005」
2005年5月29日 アメリカ・カリフォルニア
<各階級の決勝・3位決定戦のカード>
▼65kg以下級 決勝
レオ・ヴィエイラ
VS
Rainy Yahara
▼65kg以下級 3位決定戦
マーシオ・フェイトーザ
VS
Rob DiCenso
▼76kg以下級 決勝
マルセロ・ガルシア
VS
パブロ・ポポヴィッチ
▼76kg以下級 3位決定戦
レオ・サントス
VS
ジェイク・シールズ
▼87kg以下級 決勝
ダミアン・マイア
VS
ホナウド・ジャカレ
▼87kg以下級 3位決定戦
サウロ・ヒベイロ
VS
デニス・ホールマン
▼98kg以下級 決勝
ホジャー・グレイシー
VS
アレッシャンドリ・カカレコ
▼98kg以下級 3位決定戦
ユノラフ・エイネモ
VS
アレッシャンドリ・ヒベイロ
▼99kg以上級 決勝
ジェフ・モンセン
VS
ガブリエル・ナパォン
▼99kg以上級 3位決定戦
マーシオ・ぺジパーノ
VS
ファブリシオ・ヴェウドゥム
▼女子60kg以下級 決勝
キーラ・グレイシー
VS
レカ・ヴィエイラ
▼女子60kg以下級 3位決定戦
藤井恵
VS
ギャジー・パーマン
▼女子60kg以上級 決勝
ステイシー・カートライト
VS
ジュリアナ・ボルジェス
▼女子60kg以上級 準決勝
藪下めぐみ
VS
マーロス・クーネン
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