6月9日(木)15:40分頃、成田空港にヒクソン・グレイシーがキム夫人を伴って到着した。今回の来日の主な目的は、11・12日にセミナーを行うためだ。
久々の日本にヒクソンはご機嫌な表情。「前から日本にまた来たいと思っていたよ。体調はとてもいい。グッドだ。試合に関しての事をよく聞かれるが、いつでもいい。5〜6ヵ月のトレーニング期間をもらえれば相手は誰でもいい」と、45歳を迎えた今でも、いつでも出撃準備がある事を明らかにした。
「セミナーのために来たが、15日まで日本に滞在する。内容は言えないが、進んでいるプランがあるんだ。そのためにスケジュールはタイトなんだよ」との事で、K-1やPRIDEとの極秘会談の可能性も匂わせた。
「最近の総合格闘技かい? もちろん観ているさ。ミルコ、ヒョードル、ノゲイラ…みんな知っているよ。彼らと闘う事? 全然、問題はない。確かに以前に比べて選手のレベルは上がっているが、まだ私との差はある。彼らと闘う準備もあるよ。いつでもトップに戻れる自信がある」と自信満々だ。
ヒクソン復帰戦のXデーは、現在の日本格闘技界の状況を考えると大晦日が有力だろう。
「大晦日? 大丈夫、出てもいいよ。K-1、PRIDE…私はいつでもオープンだから、イベントに拘りはない。いいオファーがあればそのイベントに出るまでさ」と“参戦OK”の姿勢である事を表明。昨年、K-1の谷川プロデューサーが口にした“ヒクソン祭り”については「具体的な話は何も聞いていない」としたが、「私はいつでもオープンだ。どのイベントとも話をする」としている。
2000年5月26日の船木誠勝戦以来、5年以上ものブランクが空いてしまったが、「最初の2年は長男ホクソンの喪に服していたんだ…。試合をする気にはなれなかった。あとの期間はオファーのタイミングだね」と説明。そして、「今ならいい。いつでも試合をやる。相手は誰でもいい」と強調した。
また、7・6『HERO'S』に出場する弟ホイラー・グレイシーについては、「試合をするのは知っているよ。時間に都合をつけてサポートしたい」と語っている。もしや、ホイラーのセコンドとしてHERO'Sの会場に姿を現し、大晦日に電撃参戦を発表…という流れも夢ではないかもしれない。
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