11月12〜19日までの7日間、タイのプーケットで開催されたオリンピック委員会主催のアジアのスポーツ・ビッグイベント『1st
Asian Indoor Games(ファーストアジアンインドアゲーム)』に『muay』(アマチュアムエタイ)が大会種目として採用されて競技が行われた。
以下、WMF-J(世界ムエタイ連盟ジャパン事務局)の谷氏よりのレポート。
競技は「muay」(3分3Rの試合)と「ワイクー」の2種類です。日本選手団は今回「MUAY」のトーナメントのみの参加で「ワイクー」部門への参加がありませんでした。
選手の皆さんの中で、「ワイクー」でメダルをとりたいという方がいらっしゃいましたら、参戦希望のメールをお送りください。参加希望の方はinfo@wmf-j.comまで。参加の詳細はWMF-Jホームページを参照ください。
http://www.wmf-j.com/
2006年1月15日および3月19日の大森ゴールドジム7Fで行われます、日本国内大会への参加の受付を致しますので、参加希望者からのご連絡お待ちしております。
「あなたも金メダルを首にかけてみませんか?」
さてトーナメント試合結果です。「muay」への今回の日本選手参加は4階級です。
高橋 勝治 Katsuji
TAKAHASHI 55〜57kg
小原 祥寛 Yoshihiro OHARA 58〜61kg
阿部 道人 Mchihito ABE 67〜71kg
松崎 勇気 Yuuki MATSUZAKI 71〜75kg
高橋選手はパンチキックともによかったのですが、相手選手の首相撲に捕まり、ヒザでポイントをとられ負けてしまいました。小原選手はヘッドギアがずれ、それを直しているときに顔面へのヒザをもらいダウン。完全な勝ち試合を一瞬の隙で落としてしまいました。
阿部選手は初戦マカオの選手と戦い、軽快な動きを見せパンチを上下に打ち分け効かせ、右のローも何度もヒットさせ、立てないくら
いに効かせてKO寸前まで待ち込み勝利! 準決勝では金メダルを取ったカザフスタンにやられましたが、今回3回目の挑戦にてみごとな銅メダル獲得でした。
75kgに出た松崎選手は対戦相手のイラン選手のトリッキーさに翻弄され、自分の動きができないまま負けてしまいました。
今後は国内での選抜メンバーで、アマムエタイルールでの練習をして大会に臨まなければならないと感じさせる課題の残る大会でした。今回、結果的に急なオファーで、あわてて駆けつけた状態で十分な準備期間がなかったことも事実ですが、初めてのオリンピック委員会主催のムエタイイベントでしたので、なんとか金を取って「君が代」を会場内に響かせたかったです。とても残念です。
大会開催中は各国の交流も盛んで、選手たちは試合でもそれ以外の時間でも国際的感覚を身につけるチャンスがあり、選手自身の人生の経験を積むのにも大きく貢献している大会だと感じました。
現在、日本のプロメジャー団体の多くからの参戦表明が届いており、またフルコン系空手の連続優勝者からも参戦の打診が来ております。これにより、今後のアマムエ日本選手団にとって、メダル獲得に大きな期待がかかります。
次回のオリンピック委員会主催イベントは2007年マカオにて行われる『2nd
Asian Indoor Games』ですが、WMF内では2006年度にも多くの試合が各国で予定されておりますので、参加希望者はWMF-J事務局までご連絡ください。
今回の第一回アジアンインドアゲームのメダル国の発表です。
「muay」トーナメント
48-51kg 金 タイ
銀 ラオス
銅 ウズベキスタン インド
51-54kg 金 タイ
銀 ラオス
銅 カザフスタン ヨルダン
55-57kg 金 タイ
銀 イラン
銅 インド ラオス
58-61kg 金 ウズベキスタン
銀 カザフスタン
銅 ヨルダン タイ
63-66kg 金 タイ
銀 イラク
銅 フィリピン クエート
67-71kg 金 カザフスタン
銀 クエート
銅 インド 日本
71-75kg 金 カザフスタン
銀 イラン
銅 ウズベキスタン フィリピン
76-79kg 金 ヨルダン
銀 イラク
銅 インド
79-86kg 金 イラン
銀 ヨルダン
銅 イラク
「ワイクー」3分〜4分のワイクー審査
48-51kg 金 タイ
銀 ラオス
銅 ウズベキスタン
51-54kg 金 タイ
銀 ラオス
銅 インド
55-57kg 金 タイ
銀 ラオス
銅 インド
58-61kg 金 タイ
銀 インド
銅 マカオ
63-66kg 金 タイ
銀 マカオ
銅 イラク
67-71kg 金 インド
銀 ウズベキスタン
銅 クエート
71-75kg 金 ウズベキスタン
銀 インド
銅 イラク
79-86kg 金 フィリピン
銀 ヨルダン
銅 イラク
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