8月11日(金)東京・P'sLAB東京にて、8月27日(日)神奈川・横浜文化体育館で開催されるパンクラス主催『PANCRASE
2006 BLOW TOUR』のフェザー級タイトルマッチの調印式が行われた。調印式にはパンクラス尾崎允美社長、吉村正久コミッショナー、タイトルをかけて対戦する前田吉朗(パンクラス稲垣組)と、DJ.taiki(KIBA)が出席した。
「横浜文体で4大タイトルマッチということで、今大会はタイトルマッチ祭りになりました。その中でこのフェザー級という階級、うちでは64kg未満に設定しているのですが、この階級は日本の総合格闘技において最も層が厚い階級だと思います」と尾崎社長。その中で初代王者決定戦として前田×DJ.taikiが行われることについて「2人とも常にKOを狙うファイターで、3月の大阪大会の再戦になります。フェザー級の初代王者を決める上で素晴らしいカードになったと思います」と期待を寄せた。
3月の大阪大会で前田に勝利、トーナメント準決勝では志田幹(パンクラスP'sLAB東京)を下し、王者決定戦の切符を掴んだDJ.taikiは、この日も普段着だと言い張るワイシャツにネクタイ、スーツパンツにスニーカー、頭には金髪のカツラにOFGという格好で登場。「前田選手はレスリングも寝技も強くて、正直、(リザーバーの)砂辺選手とやりたい。殺されないようにしたい」と、掴みどころのないコメントを残す。
一方、王座決定戦でありリベンジマッチとなる前田は「タイトルマッチと言っても一つの試合でしかない。相手を倒すだけなんで、そこまでをしっかり見てください」と静かに意気込みを語った。
その後の質疑応答でも、両者はそれぞれのキャラが立つコメントを連発。DJ.taikiが「DJロック4を極めて勝つ」と話せば、前田は「偶然にも僕もDJロックという技を考えてました。どっちのDJロックが炸裂するかにも注目してください」と切り返す。そんな個性的な二人、パンクラス初代フェザー級王者の栄冠を掴むのはどちらだ!?
――改めて対戦相手の印象について教えてください。
taiki「3月には僕が勝ちましたけど、前田選手の方が強いと思います。勝ったのはマグレだと思うんで、もう一回奇跡を起こせればいいなと思います」
前田「前回の試合は記憶がないんで分かりません。したたかな選手やなという印象です」
――相手の準決勝での試合をどのようにご覧になりましたか?
taiki「3月の試合では打撃でKOされているのに、準決勝ではグラウンドに行かずに、打撃をやっていて。もし僕がファンだったら、僕との試合でグラウンドをやったらがっかりすると思います」
前田「自分も志田とは2回戦っていて、その志田を倒しているんで強いなって感じですね」
――決勝戦に向けて意識して練習しているところはありますか?
taiki「準決勝では開始直後にテイクダウンをとられているんで、テイクダウンには気をつけています」
前田「夏で暑いんでバテないように、たくさん食べています」
――ベルトに対してはどんな想いを持っていますか?
taiki「これからしばらくは格闘技で生活をしていきたいんで、そのために必要なものだと思います」
前田「まだベルトを巻いていないんで、巻いた時に色んな感情が出てくるんじゃないですか」
――前田選手にとっては初のリベンジマッチとなりますが
前田「必ず倒してやります」
――これから格闘技で生活していく上での野望はなんですか?
taiki「体重の問題がありますけど、もっともっと強くなれれば、HERO'SやUFCにも出てみたいと思います」
――尾崎社長はこの二人の試合に何を期待しますか?
尾崎「二人の話を聞いていて、最高に面白いんですけど(笑)。元々パンクラスは無差別から始まって、うちの近藤も含めて、日本の総合格闘技界は90kg級のクラスが盛り上がってきました。しかし日本人が一番力を発揮できて、最も層が厚い階級はフェザー級であり、世界でも活躍できる階級として期待しています。
前田に関しては今までの対戦相手が強い選手ばかりで、そこで結果を出してきました。そしてその前田に勝っているのがDJ.taiki。このカードはうちだけじゃなくて、他の団体から見ても注目されるカードだと思いますし、まだ二人とも20代前半の若者ですから、その二人がこのクラスで活躍してくれるという期待もあります。このカードには期待してもらっていいと思います」
――今の尾崎社長の言葉を受けて、どう思われますか?
taiki「他団体でもこの階級で試合が行われているんですけど、世界の65kg級では自分達が強いと思うので、他団体の選手を倒したいと思いますし、他団体の選手には負けねえぞって思ってます」
前田「期待してもらってはいますけど、先のことよりも今回のことしか考えてないっすね。まずは今回の試合ですべてを見せ付けられる試合をしたいと思います」
――勝つイメージはありますか?
taiki「理想はDJロック4で勝つことです。3月にDJロック1を、6月にDJロック2と3を完成させて、対戦相手は出させてくれなかったんですが(苦笑)、今回はDJロック4で極めたいと思います」
前田「偶然にも僕もDJロックという技を考えてました(笑)。どっちのDJロックが炸裂するかにも注目してください。スパーリングではまだやってないんですけど、頭の中での組み立てはもう出来てます」
パンクラス
「SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2006 BLOW TOUR」
2006年8月27日(日)神奈川・横浜文化体育館
開場16:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ライトヘビー級キング・オブ・パンクラス
タイトルマッチ 5分3R
近藤有己(パンクラスism/ライトヘビー級王者)
VS
松井大二郎(フリー/同級5位)
▼セミファイナル 初代フェザー級王者決定トーナメント決勝戦 5分3R
前田吉朗(パンクラス稲垣組)
VS
DJ.taiki(K.I.B.A.)
▼第6試合 第2代ウェルター級王者決定戦 5分3R
井上克也(和術慧舟會RJW/暫定王者)
VS
石毛大蔵(SKアブソリュート)
▼第5試合 第2代ヘビー王者決定トーナメント決勝戦 5分3R
ポアイ菅沼(TWIST)
VS
アルボーシャス・タイガー(ラトビア士道館)
▼第4試合 ミドル級 5分3R
佐藤光留(パンクラスism)
VS
竹内 出(SKアブソリュート)
▼第3試合 ウェルター級戦 5分3R
北岡 悟(パンクラスism/同級2位)
VS
ポール・デイリー(イギリス/チーム・ラフハウス)
▼第2試合 ウェルター級 5分3R
アライ ケンジ(パンクラス)
VS
ロバート・エマーソン(ノーリミッツ/チーム・オーヤマ)
▼第1試合 スーパーヘビー級戦 5分2R
小椋誠志(パンクラス チーム玉海力)
VS
戦闘竜(ファイティング・ドラゴン)
<チケット料金>
VIP(最前列のみ)16,000円 SS席13,000円 RS-A席8,000円 RS-B席6,500円
2F−A席9,000円 2F−B席6,000円 3F席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラスオフィシャルサイト=http://www.pancrase.co.jp/
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード:594−040)
ローソンチケット=0570−00−0403(Lコード:32250)
後楽園ホール=03−5800−9999
書泉ブックマート=03−3294−0011
レッスル池袋=03−3989−0056
ビデオショップチャンピオン=03−3221−6237
ファイター=03−3354−1903
フィットネスショップ水道橋=03−3265−4646
チケット&トラベルT−1=03−5275−2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館=03−3512−2080
プロレスショップ・アンビション=03−5213−8681
バトルロイヤル=03−3556−3223
パンクラス=03−5792−0815
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。
<お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815
http://www.pancrase.co.jp/
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