9月15日(金)東京・大井町のリアルディール大井町にて、裕樹(リアルディール)が公開練習を行った。裕樹は9月24日(日)東京・ディファ有明で開催されるR.I.S.E.プロモーション主催『FULLCAST
PRESENTS MIGHTY EIGHTY TOURNAMENT'06』ワンマッチで村浜武洋(OFF)と対戦する。
昨年7月の尾崎圭司(チームドラゴン)戦で左腕を骨折、その影響で長期戦線離脱していた裕樹。現在では負傷も完治し、今年8月にオープンしたリアルディール大井町の店長としてジムの運営やインストラクターを勤める傍ら、10月の復帰をメドに練習スケジュールを組んでいる状態だったという。そのため村浜戦のオファーを受けた時点では、まだ軽く体を動かす程度だった。
「最初はオファーを受けるかどうか迷いましたね。博多から東京に出てきたばっかりで、ジムの仕事が大変だったし、頭を選手モードに切り替えるのが難しいかなと思いました。でも対戦相手が村浜選手ということで、ここで村浜選手に勝てば尾崎選手と同じ場所に立てるかなと思って(オファーを)受けました」(裕樹)
オファーを受けてから約10日間で、試合用のコンディションを作り上げなければならないが、ケガで休んでいた間も「パンチを打ったり、蹴りを受けることはできなかったけど、サンドバックを蹴りこんだり、急な傾斜の山道を走りこんでいた」と下半身を強化。「試合が決まってからは、必死に朝晩練習してるんです。短い距離のダッシュ、ミットとサンドバックを多くやっています。スパーリングの数は少ないですけど、あとは試合用の感覚が戻ってくれば大丈夫。やると決めた以上は不安はない」と語る。
対戦相手の印象について「小さいおっさんかな」と笑う裕樹。「K-1で魔裟斗選手やKID選手と闘っているんで強い選手だとは思いますけど、俺の方が強いでしょう。
一般的には自分よりも上に見られている選手なんで、本当においしい相手。尾崎選手、欠場してくれてありがとうって感じです」と、久しぶりに“博多の悪童”キャラを爆発させる。
過去、対戦相手に対して「俺はローキックとパンチしか出さね〜から、しっかりガードしろよぉ! 教えてやってんだから、これで倒れたらバカだぞ」と挑発したこともある裕樹だが、今回も「ローキックで倒します。村浜選手は殴りに来てくれると思うんで、そこをローで倒す。
まあパンチで打ち合ってもいいんですけど、確実に倒しに行きたいんで、やっぱりローかな。俺のローで村浜選手の足の腱を切りますよ」と、必殺のローキックによるKO宣言も飛び出している。
しかし「アイツは大人になりましたよ。もう悪童じゃないかも」と言うのは、リアルディールの畔田代表だ。福岡に拠点を置くリアルディールの東京進出の第1号ジムを任されるなど、裕樹に対しては「選手としてだけでなく、リアルディールの経営という面でも期待しているんです。アイツはリアルディールにおいて、大事なポジションにいると思うし、コメントの一つ一つにも重みが出てきた」という。
確かに村浜に対しては挑戦的なコメントを残したものの、欠場期間を振り返る裕樹は「ケガしている間には色んなことを経験しました。もしかしたら普通に生きていたら経験しなくてもいいことだったかもしれないけれど、俺にとっては必要な時間だった」と神妙な表情となり、「自分と同じリングで闘っていた選手たちが、K-1に出ているのを見ると悔しかったですよ。白須選手やTATSUJI選手は強い選手なんでMAXに出てもおかしくないんですけど、自分の方が絶対に越せると思っていたし、とにかく我慢するしかなかった」と、当時の複雑な心境を吐露した。
そんな苦しい時期を乗り越えて「一番変わったのは精神面。俺は福岡のリアルディールも、大井町のリアルディールも背負って闘っている。技術面では変化がないかもしれないけれど、そういう部分で俺はパワーアップした」と裕樹。
この日の公開練習ではキックミットを1Rやったのみだったが、切れ味鋭いローキックは健在、むしろ威力、スピード共に増した感じさえ伝わってきた。魂のこもったローキックを武器に、裕樹がR.I.S.E.のリングへ戻ってくる。
R.I.S.E.プロモーション
「FULLCAST PRESENTS MIGHTY EIGHTY TOURNAMENT'06」
2006年9月24日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:00
※オープニングファイト15:15〜
<決定対戦カード>
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント決勝戦
準決勝戦第1試合の勝者
VS
準決勝戦第2試合の勝者
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント準決勝戦 第2試合
小澤VS池井の勝者
VS
須藤VS地主の勝者
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント準決勝戦 第1試合
酒井VS藤田の勝者
VS
三浦VS伊賀の勝者
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント一回戦 第4試合
須藤信充(チームSUDO/元NKBミドル&ウェルター級、元K-U&全日本ライト級王者)
VS
地主正孝(シルバーアックス)
▼THE KING OF MIGHTY
EIGHTY TOURNAMENTトーナメント一回戦 第3試合
小澤和樹(ブリザードジム/J-NETWORKミドル級3位)
VS
池井佑丞(クロスポイント吉祥寺/KAMINARIMONアマチュア80kg級トーナメント優勝)
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント一回戦 第2試合
三浦広光(SAMURAI SWORD)
VS
伊賀弘治(龍生塾/シュートボクシング日本ライトヘビー級3位)
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント一回戦 第1試合
マグナム酒井(士魂村上塾/G-BAZOOKA'05準優勝、2005士道館空手全日本大会無差別級優勝、元MA日本キックボクシング連盟ミドル級王者)
VS
藤田智也(ドージョーチャクリキ・ジャパン)
▼THE KING OF MIGHTY EIGHTY TOURNAMENTトーナメント リザーブマッチ
馬場伸孝(山木ジム/元J-NETWORKヘビー級王者)
VS
現在調整中
▼スペシャルワンマッチ 68kg以下契約 3分3R
村浜武洋(OFF)
VS
裕樹(リアルディール)
▼スペシャルワンマッチ 63kg以下契約 3分3R
水谷秀樹(スクランブル渋谷)
VS
壮 泰(士道館橋本道場)
<チケット料金>
SRS席15.000円 RS席10,000円 指定席A6,000円 指定席B4,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット発売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp/battle ※パソコン&携帯より購入可
R.I.S.E.オフィシャルホームページ=http://www.rise-promotion.com
R.I.S.E.プロモーション=03−3374−8621
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード:808−063)
ディファ有明=03−5500−3731
東京イサミ=03−3352−4083
フィットネスショップ水道橋=03−3265−4646
TARGET=03−5976−2705
スクランブル渋谷=03−5467−2870
後楽園ホール=03−5800−9999
<会場へのアクセス>
りんかい線「国際展示場」駅より徒歩5分、ゆりかもめ「有明テニスの森」駅より徒歩1分
<お問い合わせ>
R.I.S.E.プロモーション=03−3374−8621
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