1月8日の22:00頃『【K-1】秋山VS桜庭問題に関して、谷川P「ミーティングの後、公式見解を発表したい」』というタイトルで一度アップした記事を削除した件についてご説明申し上げます。
まず、一部で噂されているような「主催者側から圧力を受けて削除した」という事実は一切ございません。この記事を削除するまでの間に、主催者である皆EGからは一度も連絡などは受けていません。
では、なぜ自主的に削除したのか。その理由をご説明します。
1月8日(月・祝)に都内ホテルでTBS/FEG主催『K-1
WORLD MAX2007〜日本代表決定トーナメント〜』の記者会見が行われました。会見開始前、司会者より「本日は『K-1
WORLD MAX2007〜日本代表決定トーナメント〜』の記者会見ですので、この大会に関するご質問以外はご遠慮下さい」との注意事項が告げられています。
会見終了後、谷川貞治イベントプロデューサー(以下EP)の囲み取材が行われました。ここで谷川EPは記者から12・31『Dynamaite!!』で起こったいくつかの問題についての質問を受けて(注※秋山VS桜庭に限定したものではなく、ホンマンVSボビーのストップのタイミングなども含めた質問)、まず秋山VS桜庭問題のことから答えています。
谷川EPは桜庭サイドから正式な文書で異議申し立てがあったことを明らかにし、「試合直後の時点では、審判団から何の問題もなかった」と前置きした上で、「私と審判団を交えてビデオ等で再確認します。問題があれば徹底的に検証しなければならないと思いますし、ミーティング後に公式見解を発表します」と説明しました。
その後はホンマンVSボビーや他のルールについて谷川EPと記者との間で会話が続き、囲み取材が終了。最後にFEG広報担当者から「今日はMAXの会見なので、MAXの記事をお願いします。その問題に関しては調査後、公式見解を出しますのでそれから書いてください。なので今日は控えてください」との再度の“お願い”がありました。囲み取材は参考程度に留めておいて欲しいという要望です。FEG自体が前日の1月7日まで年始休みだったため、事態に大きな進展もないので後日調査後に公式見解を発表する、との理由でした。
※FEGからの“お願い”を“圧力”と解釈するのには無理があります。本日の会見のメインテーマであるMAXの記事を優先的に書いてもらいたい、別イベントの問題(主催者は同じだが)でMAXの記事スペースを削られたくないと思うのは主催者サイドとしては当然のことであり、また、秋山VS桜庭問題とは何の関係もないMAXの選手たちの記事がそれによって縮小・注目を浴びなくなることを危惧するのは当然だと思われます。
GBRではMAXの記事をアップ後、この囲み取材での谷川EPの発言を記事として一度はアップしましたが、他媒体が「それならウチも掲載しよう」となりMAXの扱いが縮小されることを危惧し、編集部内ミーティング後に削除することを決定しました。今回もMAXは非常に見どころの多い大会となっており、他媒体であっても秋山VS桜庭問題でMAXの記事が削られてしまう、またはファンの興味がそちらに集中してしまうことはGBRとしては本意ではありません。会見に出席したMAXの選手たちには何の罪もありません。
また昨日、「私と審判団を交えてビデオ等で再確認します。問題があれば徹底的に検証しなければならないと思いますし、ミーティング後に公式見解を発表します」という谷川EPの発言と、現在調査中である旨を再度掲載したいとの要望をFEG広報担当者に伝えたところ、全く問題ないとの回答を得て今回の事情説明となりました。
桜庭VS秋山問題はMAXの会見とは別問題ですが、もちろん重要な問題であることに変わりはありません。このままうやむやにして終わらせてしまうものではありませんし、FEGもその気はないことが確認できたので、まずは公式見解の発表を待ちたいと思います。
今回の件であらぬ誤解や混乱を招いてしまったことをここにお詫びします。
2007年1月10日
GBR編集長 熊久保英幸
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