1月11日(木)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて、2月16日(金)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局主催『All
in One Solution Inc. Presents DEEP 28 IMPACT 2.16 6周年後楽園大会』の記者会見が行われ、対戦カードが発表された。
最初に発表されたのはDEEPライト級タイトルマッチ。チャンピオンの帯谷信弘(木口道場レスリング教室)が、横田一則(GRABAKA)の挑戦を受けての初防衛戦となる。帯谷は五味隆典の弟分、横田は郷野聡寛&三崎和雄の弟分。
佐伯繁代表は「ライト級はこの1年間でストーリーが一番ある」と説明する。「昨年の前半は帯谷がタイトルを獲るための試合をやってきました。彼は武士道に2回出ましたが、チャンピオンとしての試合が出来ていない。DEEPと同じ内容が見せられなかったのが残念。PRIDEでは負けてもいいので帯谷らしさを出して欲しい。本人は耳が痛いだろうが、厳しい状況に置かれているので間違いなく今回は燃えているだろう」と檄を飛ばす。
この発言を受けて、帯谷は「社長から言われてしまいましたが、PRIDEの2戦は結果以上にいろいろ考える部分がある試合でした。そういう経験をDEEPのチャンピオンカーニバルのような、一番盛り上がる今回の舞台で出せるように調整してます。期待してください、社長!」と意気込む。
挑戦する横田は「タイトルに初めて挑戦しますが、自分はまだまだなんですが試合やる度によくなってると思うから、次の試合は練習でやっていることをやれば必ずチャンピオンになれると思っています。三崎選手に継いでタイトルが欲しいので、ひたすら練習して頑張ります」と、三崎和雄のPRIDEウェルター級GP優勝に続いての勲章をGRABAKAにもたらすことを宣言した。
●記者との一問一答
帯谷信弘
――タイトルマッチに向けての気持ちは?
「12月5日の大会を自分も観に行ってて、五味さんの試合も年末にありましたからスイッチは入れなかったですけど。その前からいつかは横田とタイトル関係なしにやるんじゃないかと思っていた。気持ちは普通のワンマッチと同じですね」
――12月の横田選手の試合を観てどう思いました?
「打撃がうまくなったかな、と。練習してきたんだなと思いましたけど。でも、あれでは俺は倒れないですね」
――力の差を見せつける?
「五味さんと年末も一緒に練習してきましたし、3分じゃないですか。3分です」
――挑戦者決定戦を見てて物足りなかった?
「Barbaro44選手とは一度やってますからね(2004年12月のDEEPフューチャーキングトーナメント76kg級準決勝=帯谷が1R1分11秒でKO勝ち)。終わった時にどっちが勝ったかわからなかったですね。あの試合はいい試合だったと思うけど、またドローなんじゃないかなと思いましたけど。パッとしねぇなっていうのはありましたね」
――対戦相手としては横田選手の方がよかった?
「新鮮な意味もありますし、チームとしてみるとGRABAKAは勢いがあるし、横田選手にも勢いがある。そういうのを感じて全て吸収して今年につなげるいい試合にしたいです」
――横田選手の首投げ対策は?
「柔道じゃないんで、投げられてもなんてことないですからね。投げて失神しちゃったら困りますけど、失神しないように気をつけます(笑)。首投げが総合であそこまで決まるっていうのは、やっぱり武器だと思うんですけど、怖くはないですね」
――久々のホームリングですね。
「(佐伯)社長にもちょっとキツイこと言われたんで、自分なりにもいろいろ考えることがあったPRIDEの2試合だったんですけど、ファンの方には強くなったことを見せる凱旋試合ですよね。本当は勝って凱旋するのが良かったんですけど。小さくまとまらないように、まだまだこれからですよ。まだ格闘技は6年しかやってないですからね。五味さんは11年ですね。自分はまだその半分ですから。応援してもらえるように頑張ります」
――防衛したらこの次はPRIDEのライト級GPもありますが?
「2月に試合をやって、GPが5月でタイミング的にもいいし、声がかかればぜひ出たいんですけど……。去年思ったのはDEEPがいい感じで盛り上がってるのを感じる。お客さんも熱くなるぐらいに盛り上がりましたから。PRIDEで盛り上げるっていうのも凄いですけど、DEEPに出てDEEPで盛り上げるっていうのも面白いと思う。GPに出ての優勝も大きな目標になりますが、自分が格闘技を離れて本当に一からやってきた大会ですから、これからの流れを作れるようなチャンピオンになりたいですね」
横田一則
――帯谷選手の印象は?
「この前の試合を観て根性とスタミナがある選手だなと感じましたね」
――勝算は?
「バチバチの試合をしたら勝てないと思うので、ちゃんと練習どおりやれば間違いなく勝てるという自信はありますね。試合が終わった後にちょこっと出来ている部分がある。今度の試合でも練習どおり出来ればな、と」
――帯谷選手は3分で決着つけると言ってますが?
「無理でしょう。僕はKOで勝とうと思ってない、判定で勝とうと思ってます。打撃戦になるんじゃないかと思っています」
――判定で勝つ?
「KOか一本勝ち狙いだと隙が出て来るので、判定勝ちを狙う中でKO出来ればなと。帯谷選手はまずKOで勝てない。まず、俺にパンチが当たらないでしょう」
――その自信はどこから?
「ビデオを見る限り。僕が練習してる人はキックボクシングとボクシングのチャンピオンクラスの人ですし、パンチは当たらないと思う。あれならスピードは俺の方が絶対に上。100%スピードは誰にも負けない自信がある。この前のBarbaro44戦でジャブをクリーンヒットで決めましたし。またスピードで勝とうと思います」
――会見で接近しての印象は?
「前のメレンデス戦とブスカベ戦でダメージを負っていると思うので、ブスカペ戦では明らかに精彩を欠いてましたよね。大丈夫かなと逆に心配です。あとデカイですね」
――ベルトに関しては?
「こだわってないですけど、欲しいですよね」
――投げは狙う?
「多分、組み合うことがないと思う。この前の試合で、郷野さんに首投げはやめろといわれました。首投げは失敗すると背中をとられて後ろから殴られるぞって。確かに前回の試合でそういうシーンがあったんで。動きの中で投げは決めます。首投げにはこだわらないですね、相手はちっちゃいんで、首投げとは違う技でテイクダウンしようかなって思います。でも寝技の展開にはなんないんじゃないですかね」
――打撃には自信がある?
「かなりやってますからね。前回Barbaro選手と打ち合えてよかったですね。彼はこれまでにやった相手の中で一番パンチ力があったんで、ストレートとか。正直、大丈夫かなと。帯谷選手も強いと思うんですけど、打撃だけならBarbaro選手の方が強いと思う。あの勢いをどうするか…。あとはスピードで。スピードのあるヤツが一番強いことを証明します」
DEEP事務局
「All in One Solution Inc. Presents DEEP 28 IMPACT 2.16 6周年後楽園大会」
2007年2月16日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
※※フューチャーファイトは18:00〜
<決定対戦カード>
▼DEEPミドル級タイトルマッチ 5分3R 82kg以下
長南 亮(チームM.A.D/DEEPミドル級王者)
VS
桜井隆多(R-BLOOD/挑戦者)
▼DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R 76kg以下
中尾受太郎(フリー/DEEPウェルター級王者)
VS
長谷川秀彦(SKアブソリュート/挑戦者)
▼DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R 70kg以下
帯谷信弘(総合格闘技木口道場チームラスカル/DEEPライト級王者)
VS
横田一則(GRABAKA/挑戦者)
▼フェザー級 5分2R
山崎 剛(GRABAKA)
VS
志田 幹(パンクラスP’sLAB東京)
▼女子ライト級 5分2R
渡辺久江(フリー/DEEP女子ライト級王者)
VS
最終調整中
▼フューチャーファイト
宮下トモヤ(フリー)
VS
高橋基希(高田道場)
▼フューチャーファイト
羅相福(GRABAKAジム)
VS
島崎太郎(U-FILE.CAMP)
<出場予定選手>
滑川康人(TeamM.A.D)
石川英司(GRABAKA)
雷暗暴(雷道場)
キム・ドンヒョン(CMA KOREA 争心館)
中台戦(PRB)
薩摩竜仁(BLUE DOG GYM)
<チケット料金>
VIP席20,000円 SRS席12,000円 指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
DEEP事務局=052−339-0303 http://www.deep2001.com
DEEP道場=03−5348−6977
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ=03−5237−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット=05−5537−9999
後楽園ホール=03−5800−9999
書泉ブックマート=03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=03−5275−2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=052−339-0303
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