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【修斗】負傷によるベルト返上の川尻達也「王者の義務を果たせず申し訳ない」

2007/01/23



 1月23日(火)東京・サステインにて記者会見が行われ、第8代修斗世界ウェルター級王者・川尻達也(T-BLOOD)のタイトル返上が発表された。

 川尻は昨年大晦日に参戦したPRIDE男祭りのギルバート・メレンデス(アメリカ)戦で、左手の親指を負傷。試合直後はつき指程度の軽い怪我だと思っていたものが、数日間経っても痛みが引かず、接骨院で治療を受けた際に、捻挫による全治2週間の負傷であると診断を受けた。

 診断後、負傷箇所をかばいながら練習を続けていたものの、痛みは収まらず、18日、痛み止めの注射を打つために行った病院で、骨折していることが判明。

 それでもタイトルの防衛期限が迫っているため、2月大会には参戦する方向で練習を続けていた川尻だったが、翌19日のスパーリング中に負傷箇所が悪化。

 左母指中手骨基部骨折(全治2カ月)と診断され今大会を欠場、防衛期限を越えるため、タイトル返上に踏み切った。

 冒頭の挨拶で「こういった形でベルトを返上することになり、ファン、選手、関係者のみなさんに申し訳ないと思います。チャンピオンの義務である防衛戦を出来ないままに、ベルトを返上することをお詫びしたいと思います」と謝罪した川尻。「骨折と分かっても、試合には出るつもりでした。ただスパーリング中に負傷箇所が悪化した時にはやばいと思いました。その日はかなり落ち込みましたね…」と、現在の心境を告白する。

 負傷欠場という不本意な形でタイトルを返上するということについて川尻は、「僕が王者として世界一になりたいという理想を持ってやって来ましたけど、それで迷惑をかけてきた部分もあったと思う。今回もパシフィコ大会にも若い選手が出ていて、ウェルター級は活気が出ているので、それを停滞させたくない。他の選手にとって僕の王座返上はチャンスだと思うし、僕を見返すつもりでいい試合をして欲しい」と神妙な面持ちで語った。

 自身のタイトル挑戦には「自分の不手際で返上したベルト。すぐに(タイトルについて)言うのは、他の選手に失礼だし、そういうことは言いません」と川尻。

 2週間後に再検査を受けることは決まっているものの、回復のメドはまだ立っておらず、「今しか出来ないことがあるので、それをやっていきたい」と話している。

 会見終了後、囲み取材に応じたサステイン坂本代表は「川尻は大晦日の試合直後に『2月には防衛戦をやります』と言ってくれて、王者としての義務を果たそうとしていたと思います。

 結果として選手やファンを裏切ることにはなりましたが、その結果はそれ以上でもそれ以下でもない。ベルト返上後の川尻がどうするかを見てもらえればいいと思うし、そこで判断してください」とコメント。

 結果的にではあるが、大晦日に試合をした2人の王者がタイトルを返上した(※石田光洋も環太平洋のタイトルを返上)ことについては「試合をやる以上、選手が怪我をするというのは想定していますし、常に最悪の場合は考えていました。試合をしていればこういうことは必ずあるわけで、ファンの方々に対しては申し訳ないと思います」と話した。


サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦 supported by Crymson
“BACK TO OUR ROOTS”」

2007年2月17日(土)神奈川・パシフィコ横浜
開場15:00 開始16:00

<追加対戦カード>

▼フェザー級3回戦
水垣偉弥(同級世界8位/シューティングジム八景)
VS
山本 篤(KILLER BEE)

<決定対戦カード>

▼世界ミドル級チャンピオンシップ 5分3R
青木真也(日本/パラエストラ東京/王者)
VS
菊地 昭(日本/KILLER BEE/挑戦者・同級2位)


▼環太平洋ウェルター級チャンピオン決定戦 3回戦
中倉隆志(同級1位・世界同級4位/シューティングジム大阪)
VS
廣田瑞人(世界同級8位/GUTSMAN・修斗道場)

▼環太平洋ライト級チャンピオン決定戦 3回戦
不死身夜天慶(同級1位/STG横浜)
VS
田村彰敏(同級5位/総合格闘技津田沼道場)

▼ウェルター級 3回戦
天突頑丈(世界同級6位/PUREBRED大宮)
VS
遠藤雄介(環太平洋同級6位/GOKITA GYM)

▼ライト級 3回戦
リオン武(シューティングジム横浜)
VS
阿部裕幸(AACC)

▼ウェルター級 3回戦
冨樫健一郎(環太平洋同級8位/パラエストラ広島)
VS
朴光哲(KILLER BEE)

<チケット料金>
SRS席 20,000円/RS席 15,000円/S席 10,000円
パノラマ席 10,000円/A席 7,000円
※当日券は500円増し。

<チケット発売場所>
電子チケットぴあ=0570-02-9977 [Pコード: 594-730]
ローソンチケット=0570-08-4003 [Lコード: 35923]
CNプレイガイド=03-5802-9999
書泉ブックマート=03-3294-0011
ファイットネスショップ水道橋店=03-3265-4646
後楽園ホール=03-5800-9999
東京イサミ=03-3352-4083
チケット&トラベルT−1=03-5275-2778
e-ticket=http://www.e-ticket.net/
イープラス=03-5749-9911 http://eee.eplus.co.jp
エキサイトチケット=http://ticket.exite.co.jp/ (PC&携帯)
KEEL CAFE=03-5725-7338

<お問い合わせ>
サステイン=03-5725-7338

<2007年プロフェッショナル修斗公式戦スケジュール>

1月26日(金) 東京・東京キネマ倶楽部 G-STYLE
2月17日(土) 神奈川・パシフィコ横浜   (株)サステイン
3月 4日(日) 東京・北沢タウンホール   (有)ガッツマンプロモーション
3月16日(金) 東京・後楽園ホール     (株)サステイン
3月25日(日) 愛知・ZEPP名古屋     (有)アライブ  
3月30日(金) 東京・東京キネマ倶楽部 G-STYLE
4月21日(土) 大阪・アゼリア大正ホール (株)サステイン
5月13日(日) 広島・広島産業会館 GRAPPLINGMAN実行委員会
5月18日(金) 東京・後楽園ホール    (株)サステイン

【関連リンク】
≫X-SHOOTO 公式サイト
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