3月16日(金)東京・GCMコミュニケーションにて、明日ディファ有明で開催されるGCMコミュニケーション主催『CAGE
FORCE 02』の前日計量が行われた。フィンランドから来たヤルッコ・ラトーマキ、ヤンネ・トゥリリンタが一度目の計量を失敗したものの、それぞれ2度目の計量では難なくリミットをパス。その他の選手たちはすべて一発で計量をクリアしており、あとは明日の試合を残すのみとなった。各選手のコメント、そして計量結果は以下の通り。
門馬秀貴(左)
「コンディションはいつもと同じです。普段と変わらずトレーニングを積んできました。半年ぶりの試合なんですが、打撃のダメージを抜くために、打撃の練習を遅くスタートさせた分、寝技やレスリングの質と量が増えています。ヒジ対策は特別にやってません。試合中に出せればいいかなという感じです。
対戦相手の情報はほとんどありません。ただし総合格闘技なんで何でも出来る方が勝つ。だから相手を意識した練習はしてません。トーナメントですが、まずは1回戦。3試合で考えると、自分の100%が3分割になりかねませんから。気がついたらベルトが手元にあればいいと思っています。
連敗後の試合で、周りの色んな意見や雑誌などの情報も目に入ってきました。それをすべて受け入れた上で、普段と同じ気持ちで試合に臨みます。これだけ素晴らしい選手がいる中で、メインをまかされたことは本当に素晴らしいことだと思っています。試合を組んでくれた久保社長に感謝していますし、負けても応援してくれるファンは仲間、友達、すべてに感謝しています」
ヤンネ・トゥリリンタ(右)
「ケージではこれまで3回戦った。ロープ際や金網際での攻防で少し違いはあるけれど、自分はどちらでも使いこなせる自信がある。僕はトータルファイターになりたいと思っているけど、実際にそうなれるかどうかは分からないけどね。
モンマは非常に強くてレベルも高い。そして多くの経験がある。僕はチャレンジャーとして立ち向かうことになるだろう。でもそれはモンマにとってプレッシャーになるんじゃないかな。僕がこの試合で何が出来るか? それは僕がいいファイターだと証明すること。そしてフィンランドには他にも優秀な選手がたくさんいるから、フィンランドが強い選手の集団だということを証明したい」
菊地昭(左)
「試合間隔は問題ないです。ケージの大会なんで金網をフルに使って、ヒジも有効に使いたいですね。ヒジがあれば一本も狙いやすいと思いますし、もっと自分の寝技のテクニックが出せると思います。実際に金網では練習していませんが、ジムの壁を使って練習しているかぎり、ケージは自分に合っていると思います。
ヒジはジムにいるタイ人に教えてもらったんですが、日本語を話そうとしないので、身振り手振りでとりあえず習いました(笑)。対戦相手の情報はほとんど入ってません。今、見る限り、同じ階級かと思うくらい体がデカかったですね。黒人選手と試合をするのは初めてなので、身体能力が低いことを願います(笑)」
ジャレッド・ローリンズ(右)
「柔術では青帯時代にパンナム3位になって、今は紫帯を巻いている。俺がバランスの取れたファイターかって? 試合の結果というのは俺にとって起きてしまったことで、試合はなるようになるってことさ。ちなみに俺が反則負けした試合は、3点ポジションのヒザ蹴りが禁止されたルールで、ヒザ蹴りで相手をKOしたからなんだ。実はそれも対戦相手が『俺は3点ポジションだった!』って猛抗議して、俺が反則負けにされたんだけど、あとでビデオを見返してみたらそんなことはない。あれはミスジャッジさ。俺が暴れて反則負けになったわけじゃないからな(笑)
俺は本当はリングで戦う方が好きなんだ。俺にとってオフェンスをするにはリングが向いていると思う。ただしアメリカではケージの大会が多いから、ケージで戦わなくちゃいけない。今回の試合はケージだけど、俺が今こうしてここにいるってことはどういう意味か分かるだろう? 俺にとってケージだろうがリングだろうが関係ないってことさ。キクチはたくさんの経験を持っていて、素晴らしい選手だ。試合の戦略は……ここで言えるわけねえだろ(笑)! とにかく試合で勝ち続けて、ケージフォースのベルトを巻きたいね」
朴光哲(左)
「コンディションはバッチリですね。これだけ短い間隔で試合するのはプロでは初ですけど。2月の冨樫戦のあとは5日くらい休んですぐに練習を再開しました。あの試合で自分が持ち味が出なかった理由ですか? ぶっちゃけて言うと、ケージフォースに力を入れていて、修斗の試合は目に入ってなかったからです(笑)。まあ逆に言うとそれだけこの試合に賭けているんで、これでこけたら引退しますよ(笑)。というのも、これからはリングとケージの2極化が進んでいくと思うんです。そこで俺はケージを中心に戦っていきたい。
このトーナメントで経験を積んで、優勝する頃には海外のケージで戦っている選手に負けないレベルになっているといいっすね。ヒジ打ちはジムにいるタイ人に教えてもらったんですけど、全然日本語を覚えようとしないんですよ。教える気がないみたいで(笑)。でもまあ打ち方くらいは少しやりました。対戦相手は思ったよりも大きかったですけど、試合は相手あってのもので、相手の動きを見ながらやれば、結果はついてくると思います」
ヤルッコ・ラトーマキ(右)
「(ボクシングの経験があるそうですが、一本勝ちも多いですよね)僕は大きなグローブをつけて殴り合うのも好きだけど、オープンフィンガーグローブで戦うMMAだったら、グラウンドで試合が終わることが多い。たまたまそうなっただけだと思う。ケージでの試合は6戦か7戦はやっている。あくまで僕の意見だけど、金網の特徴は、テイクダウンのチャンスが増えること、場外でドントムーブにならないことだと思う。
ボクの試合は数試合見たけれど、戦い方が洗練されていて、レベル的にはAクラスの選手だと思う。過去に敗れているカノマタとは是非再戦したい。あの試合は僕がミスを犯してしまって、そこを突かれて極められてしまったんだ。もう一度、カノマタと戦ってリベンジしたいね」
光岡映二(左)
「コンディションはバッチリです。今年初の試合ですけど、プランは全然立ててません。勝てばいいかなって感じです。試合前に情報が全然なくてサイトで写真を見たくらいだったんです。アマレスをやっていたってくらいしか知りません。まあでもこれまでも対戦相手の情報がないってことは何度もあったんで、気にしてません。今、見た感じだと、イケ面で背が高いかな(笑)。
今回はリラックスしてますし、力まずにやればいい結果が出るでしょう。勢いよく行き過ぎないように気をつけますよ。トーナメントの他の試合は全部気になりますね。その中でも自分が頭一つ抜け出したいと思います」
ブライアン・コップ(右)
「ミツオカはタフな選手で、俺と同じくらいキャリアがある。グラウンドもスタンドも出来るしね。レスリングに関しては自分の方が上だと思う。オリンピックレベルのレスリングには自信を持っているんだ。ただしミツオカもレスリングが強いし、MMAではスタンドのスキルも必要だよ。今までの試合はすべてケージでのファイトだ。ヒジ打ちは俺の得意技の一つで、今回のトーナメントにおいて俺の大きな武器になるだろうね。
もちろんトーナメントで優勝することが目標だけど、明日の試合に向けてまず計量をパスし、体調を整えて、試合に集中することが一番大事なことだ。そして誰と戦ってもいい試合をすることを一番に考えている。先のことはその後さ。俺は誰が相手でも自分がグレイトなところを見せる自信がある。スタンド、グラウンド、サブミッションのすべてでいい試合をするように心がけるよ」
GCMコミュニケーション主催
「CAGE FORCE 02」
2007年3月17日(土)東京・ディファ有明
開場16:00 開始17:00
<全対戦カード>
▼第8試合 CAGE FORCEウェルター級トーナメント準々決勝戦 5分3R
門馬秀貴(日本/和術慧舟會A-3)76.5kg
VS
ヤンネ・トゥリリンタ(フィンランド/ヘラクレス・リーヒマキ/フィンランド ザ・ケージ代表)77.0kg
▼第7試合 CAGE FORCEウェルター級トーナメント準々決勝戦 5分3R
菊地 昭(日本/KILLER BEE)76.7kg
VS
ジャレッド・ローリンズ(米国/チーム・オーヤマ&ノーリミッツ/米国 パンジア・ファイト代表)77.1kg
▼第6試合 CAGE FORCEライト級トーナメント1回戦 5分3R
朴 光哲(KILLER BEE/元修斗環太平洋ウェルター級チャンピオン)70.2kg
VS
ヤルッコ・ラートマキ(フィンランド/シュートファイティング・ラペンランタ/フィンランド ザ・ケージ代表)70.3kg
▼第5試合 CAGE FORCEライト級トーナメント1回戦 5分3R
光岡映二(日本/和術慧舟會RJW) 70.2kg
VS
ブライアン・コップ(米国/チーム・ペイン&サファーリング/米国 パンジア・ファイト代表)70.2kg
▼第4試合 CAGE FORCEライト級トーナメント1回戦 5分3R
アルトゥール・ウマハノフ(ロシア/SKアブソリュート・ロシア)69.1kg
VS
カイナン・カク(米国/BJ・ペンMMA/米国 ROTR代表)70.1kg
▼第3試合 CAGE FORCEライト級トーナメント1回戦 5分3R
鹿又智成(日本/パラエストラ八王子)70.3kg
VS
ダイソナー・ジェイコブ・シディック(豪州/プーマ・ジム/豪州 ウォリアーズ・レルム推薦)69.8kg
▼第2試合 CAGE FORCEライト級トーナメント1回戦 5分3R
高橋 渉(日本/フリー)69.9kg
VS
キム・インソク(韓国/チームCMA KOREA KPW/韓国KPWミドル級チャンピオン)69.1kg
▼第1試合 CAGE FORCEウェルター級トーナメント1回戦 5分3R
井上克也(日本/和術慧舟會RJW)77.0kg
VS
吉田善行(日本/東京イエローマンズ)77.1kg
<チケット料金>
SRS席16,000円(大会記念パンフレット付) RS席10,000円
S席7,000円 A席5,000円
※当日券は各席500円増し。当日券は会場当日券売り場にて15:00より販売。
<チケット発売場所>
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード594-740)
ファミリーマート(http://www.familiy.co.jp/famiport/)
<お問い合わせ>
GCMコミュニケーション=03-3538-5801
●2007年度GCM主催大会開催日程
3月17日(土)東京・ディファ有明 CAGE FORCE02
5月27日(日)東京・ディファ有明 CAGE FORCE EX -eastern bound-
6月9日(土)東京・ディファ有明 CAGE FORCE03
9月8日(土)東京・ディファ有明 CAGE FORCE04
12月1日(土)東京・ディファ有明 CAGE FORCE05
※上記以外に、トーナメントを円滑に行うために、11月に都内で追加興行を検討中。なお、EX大会(=地方大会)、DEMOLITIONに関しては決定次第、随時発表となる。
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