3月31日(土)東京・大久保にあるDEEPオフィシャルジムにて、記者会見が行われ、4月13日(金)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局主催『All
In One Solution INC. Presents DEEP 29 IMPACT』の追加対戦カードが発表された。
2月のパンクラス後楽園大会でPRIDEライト級GP参戦をぶちあけた北岡悟(パンクラスism)が今大会に参戦、ライト級GP出場者決定戦として、ファブリシオ“ピットブル”モンテイロ(ブラジル)と対戦することが決定した。この一戦についてDEEP佐伯代表はこう説明する。
「北岡選手がPRIDEライト級GPにアピールしてくれました。実績的には申し分ない北岡選手、タイトルマッチでは実力を出し切れていない部分もありますが、それがなければ現在のパンクラスでエースです。
対戦相手のピットブルは阿部兄、中尾、國奥に勝っている選手。これだけ名前がある日本人に勝っている選手はいません。この試合に勝った方がGPに出場することになります。
この試合を制した人間はGPでもいいところまでいくと思うし、重要な試合でお互い気合が入っているだろうし、すごい試合になると思います」
そして佐伯代表に呼び込まれた北岡は「勝てばGPに出られるという入り口に立ちました。それを自分の力でこじ開けて、その先にある世界に行きたいと思います。パンクラスとPRIDEの関係者に感謝の気持ちを持って、それを試合で伝えたいです。
DEEPはよく見ているのですが、後楽園ホールでやっている大会では一番盛り上がっている大会だと思います。あのリングで戦えたら気持ちいいだろうなという楽しみもあります」と挨拶した。
ピットブルが國奥に勝ったことを引き合いに出し、佐伯代表がパンクラスの現在進行形の強さを見せて欲しいと言うと「差が分かると思います」と応える北岡。気迫溢れるファイトで勝利を掴んだ「グスタボPC(ブラジル)戦以上のものを見せられる」と力強く語った。
ピットビルは掛け値なしの強豪選手だが、その後の質疑応答で北岡は「このくらいの選手に勝てないようじゃ、(PRIDEライト級GPでは)勝てない」とコメント。GP出場の切符を掴むと共に、北岡ここにありをアピールすることが出来るか? 以下、記者との質疑応答。
なお出場を予定していた村田龍一(吉田道場)は練習中の負傷により欠場となっている。
――査定試合扱いになったことについて不満はありませんか?
北岡「それはないです。むしろ光栄です。僕の意思通りにことが進んでいますから。それにいきなりGPに出られるほど甘くないし、それじゃ勝てない。ホップ・ステップ・ジャンプの、いいステップを用意してくれてありがたいです」
佐伯代表「日本人が何人になるか分からない激戦、そしてPRIDE実績を残した選手がいる中で、これはいいチャンスだと思います」
――対戦相手についての印象は?
北岡「自分から前に出て組んで倒して上から攻めてくる。アグレッシブと言えばアグレシッブかなと思います。まあまあ強いんじゃないですかね。上にはもっと上がいると思うし、PRIDEでバリバリやっている選手の方が強いでしょう。それに試合を全部生で見ているので、大体は分かります」
――改めてライト級GP参戦を希望する理由について教えてください。
北岡「少し(ライト級GPに出たいという)気持ちがあったものが、どんどん強くなってきました。パンクラスの先輩が勝てなかったり、練習仲間が活躍していますから。
興味のある選手ですか? 青木真也。練習では散々やられているんで、プロのリングで仕返ししてやりたい(笑)。トーナメントに出られるのであれば、決勝でぶつかりたいですね。今は先のことを言ってもしょうがないです」
――ピットブルに比べて自分のどこが勝っていると思いますか?
北岡「総合格闘技のキャリア、総合力、発想、技数…いっぱい勝っていると思いますよ。このくらいの選手に勝てないようじゃ、(PRIDEライト級GPでは)勝てない。一本勝ちは狙いますけど、周りの期待を裏切らないような試合をすることを考えてます。それが出来れば内容も結果も出るでしょう」
佐伯代表「(北岡選手には)気持ちを見せて欲しいですね。うちもそうなんですが、パンクラスの選手たちも中々勝っていない。北岡選手も実力を上げていけば、PRIDE出場には近づくことが出来ると思いますが、あの舞台でレギュラーとして戦い続けるのは大変なんです。それを分かった上で、ピットブルに勝たないと話しにならんという言葉になったんでしょう」
――PRIDEの六本木ヒルズでの会見に出席されていましたが、PRIDEとUFCの関係については?
北岡「選手は今まで通り、今まで以上に練習して、いい試合をするのは変わらないなと。リングを作ってくれる人の気持ちや熱を感じることができたので、それに応えていかないといけないと思いました」
佐伯代表「北岡選手はまだPRIDEに出ていない選手として、あの会見に呼ばれたわけですが、その意味は分かっているでしょう」
――ルールがパンクラスとは異なり、契約体重も73kgですが不安はありますか?
北岡「ドントムーブがないのは今知りました(笑)。ブレイクは早い方がいいですし、リングも少し狭いんですよね? それよりも場の雰囲気が違うんじゃないかなと思います。ただしやることは変わらないわけですし、いきなりPRIDEじゃなくて、PRIDEに近いルールの試合がワンクッション入っていいと思います。
DEEPはイケイケの選手が多くて、その中で僕がセミファイナルで試合をするんですけど、質やレベルでは上回っていると思うんです。そこでも自分は色が違うと思うので、自分の色を見せられたらなと思います。体重に関しては雑巾を一回絞った後に、もう一絞りすればいいと思うので、特には意識してません」
DEEP事務局主催
「All In One Solution INC. Presents DEEP 29 IMPACT」
2007年4月13日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<追加対戦カード>
北岡悟(パンクラスism)
VS
ファブリシオ“ピットブル”モンテイロ(グレイシーバッハ・コンバットチーム)
<変更対戦カード>
キム・デウォン(CMA KOREA)
VS
現在調整中
<決定対戦カード>
桜井隆多(R-BLOOD)
VS
ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジリアン・トップチーム)
滑川康仁(TeamM.A.D)
VS
桜木裕司(掣圏会館)
Barbaro44(クラブバーバリアン)
VS
雷暗暴(雷道場)
渡辺久江(フリー)
VS
吉田正子(フリー)
フジヤマ(フリー)
VS
川口雄介(BLUE DOG GYM)
クリスチアーノ上西(AXIS柔術アカデミー・NOGUCHI
MMA TEAM)
VS
戦闘竜(ファイティングドラゴン)
小見川道大(吉田道場)
VS
松下直輝(MB3z)
岩瀬茂俊(T-BLOOD)
VS
中台戦(PRB)
上小園琢大(木口道場レスリング教室)
VS
菊野克紀(A-スクエア)
<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS席10,000円 指定A席8,000円 指定B席6,000円 指定C席5,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
DEEP事務局=052−339-0303 http://www.deep2001.com
DEEP道場=03−5348−6977
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ=03−5237−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット=05−5537−9999
後楽園ホール=03−5800−9999
書泉ブックマート=03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=03−5275−2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=052−339-0303
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