4月27日(金)東京・後楽園ホールにて行われた、パンクラス主催『PANCRASE 2007 RISING TOUR』終了後、bodogFIGHTのエリック・二コル氏がパンクラス尾崎代表と共に囲み取材に応じた。
二コル氏は大会の休憩明けにリング上で挨拶。「こんばんは。カルビン・エアーの代理として来ました。すばらしい大会にお招きいただきありがとうございます。お知らせがあります。bodogはパンクラスの2大会のスポンサーに付くことになりました。
これからもパンクラスとbodogは末永い付き合いをしていくことになります。bodogはパンクラスと選手を派遣し合い、今後、交流戦を行い、素晴らしい試合をファンの皆さんにお見せすることができるでしょう」と、パンクラスとの交流の活性化についてコメント。囲み取材では更に詳しく今後の展望について語っている。以下、記者との質疑応答。
――まず今日の大会の感想を聞かせてください。
「とてもいいイベントだったと思う。印象に残った選手は前田吉朗だ。これぞ圧勝という試合内容で、判定だったけれど、いいパフォーマンスを見せてくれたと思う」
――日本の一部マスコミが、今日の大会で重大発表があると報道しました。そのことについて教えてください。
「そうなのかい? 私の携帯はちゃんと通じるけど、カルビン・エアーからは何も聞いてないよ(笑)。その代わりに今日は色んな質問に答えよう」
――ネット上で10億円をかけたイベントを行うという噂があるのですが。
「もし本当にそんなイベントをやるんだったら、すぐにオフィスに戻って俺の給料を上げてくれと頼むよ(笑)。私たちはこれからも色んなプランを考えているけれど、そんなプランンニングはありえない話だ」
――今後の大会に日程は決まっていますか?
「来週、bodogのオフィシャルHPで全米にPPV放送される大会の発表があると思う。皆さん、チェックしてみてください(笑)。その大会にパンクラスの選手が出る可能性? 公式的なことは何も言えないけれど、その可能性は高いだろうね」
――ミルコ・クロコップのエージェントがbodogとコンタクトを取っているという話は本当ですか?
「現時点でそんな話はないよ。ミルコはUFCと独占契約をしているわけだからね。正式にコンタクトを取るのであれば、バンクーバーのオフィスにちゃんとした話があるはずだし、今のところそんな話は聞いたことがないよ」
――今後、パンクラスの2大会をスポンサードするということですが、具体的にはどういった変化があるのでしょうか?
尾崎社長「パンクラスとbodogのリレーションシップの中で、より二つの団体が提携していくということです。この関係を進めていくことがプラスになると思いますし、bodogさんもパンクラスを通じてプロモーションが出来る。お互いの提携がより強くなると思います。今回、bodogの名前が入ったグローブを使ったり、bodogのロゴが入ったコーナーポストやロープを使ったのは、その一環です」
――パンクラスとbodogで合同大会を開催する可能性はありますか?
「基本的にbodogが2大会をスポンサードするけれど、それはbodogとパンクラスのリレーションシップの強さによるもの。今後、何かが起こる可能性はあると思う」
――K-1がbodogとアライアンスを組んだという話については?
「bodogFIGHTはbodogエンターテイメントグループが親会社となっている。その会社がやることは、クライアントに一級のエンターテイメントを提供することだ。そこで私たちは色々な人たちと話をしてきた。その中でK-1とは何も契約していない」
――bodogFIGHTとして日本で大会を開催する可能性はありますか?
「私たち単独で大会を開催する可能性は低いだろうね。MMA発展のために私たちは参入したけれど、それはパートナー抜きには難しい。ただ一つ言えることは、パンクラスとは色んな話し合いがあるということ。将来的には何らかの形で大会をやろうと思っているよ」
――K-1がホジャー・グレイシー獲得に動いているという話がありますが。
「公式なことは言えないけれど、ホジャーは昨年12月2日の大会について1試合契約をした。そしてホジャー以外のグレイシーの選手とも交渉をしている。K-1がホジャーと交渉しているという話は、K-1に聞いてくれ(笑)」
――パンクラスのエースである近藤選手にどんな印象を持っていますか?
「bodogのスタッフはみんな近藤の素晴らしさを知っている。公式なアナウンスではないが、彼がbodog北米大会に出場する可能性は高い」
――bodogFIGHTは北米で大会を開催できないという噂については?
「それは完全な噂だよ。近日中にアメリカもしくはカナダで大会を開くことを発表する」
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