6月22日(金)東京・水道橋にあるコロッセオにて、7月22日(日)東京・新宿FACEで開催される天空キックボクシング協会主催「キックボクシング『天空』〜四季〜」の主要対戦カードが発表された。
会見に出席した藤ジム・加藤重夫会長は「天空は次で8大会めとなりますが、他団体と違ってスタートは女子の試合を、途中から男子がメインの大会となりました。回を重ねて、いい面や形も出てきました」と挨拶。
大会タイトルとなった四季については「プロの選手は一年を通じてきちっと練習して、いい試合をする。一年間、コンスタントにコンスタントに力を発揮しなければならない」と、その意味を説明した。
先日のJ-NETWORK後楽園大会では天空の二枚看板である藤鬥嘩裟と大刀国秀(共に藤ジム)が揃って出場。両選手共に勝利を収めており、改めて天空のレベルの高さを見せた。この結果について加藤会長は以下のように語る。
「大刀は新日本キック時代に王者になれるレベルです。最近復活してきて、前回の試合でKO勝ちしてパンチ力のある選手です。
鬥嘩裟は初めての後楽園ホールの試合ということで、一部のファンから『中学生に何をやらせるんだ。まだ子供だろう』という声も正直ありました。でも鬥嘩裟は鬥嘩裟なりにやっています。むしろうちのジムで練習量において鬥嘩裟ほど練習している選手はいません。
今日も9時から練習してきましたし、プロデビューしてから鬥嘩裟は一度も練習を休んだことがない。しかも私がやっているのはキックの練習ではなく、大山先生に教わった練習です。
この練習は本当に辛いものです。最近、私は鬥嘩裟の練習が終わると、朝まで意識をなくすように寝ていますから(苦笑)。
どんなに強い選手でも、ボコボコにされたらもういいやとなってしまうんですが、たまに逆に悔しがってもっと向かっていく選手がいる。それが鬥嘩裟です。
鬥嘩裟は今までの選手とは意味が違う。魔裟斗と比べても全く違う。うちのジムのデビューからの連勝記録は7連勝なんですが、鬥嘩裟はそれを超えてしまうでしょう」
J-NET後楽園大会では、昨年のMACH55フライ級最強決定トーナメントにも出場した山野寛之(チームドラゴン)に完封勝利し、自らの評価を確かなものとした鬥嘩裟の今回の相手は、クレイジー・ヒル(バンゲリングベイ)。
試合への意気込みを聞かれた鬥嘩裟は「負けません」と力強い一言。対戦相手のクレイジー・ヒルについて聞かれても、「僕は対戦相手のことは気にしてません。相手を気にして自分のペースを乱されるのはよくないからです」と表情一つ変えずに淡々と語った。
今回の試合はフライ級の鬥嘩裟にとっては異例とも言うべき55kg契約。練習終わりで50kgを切ることもあるという鬥嘩裟だが「体重差は大丈夫」と全く意に介していない様子。
初の他団体出場となったJ-NET後楽園大会を振り返っても「勝ててうれしかったです。試合中に危ない場面もなかったです。
相手の印象も特にないです。(山野戦が自信につながった?)そういう慢心を持っちゃいけないので、(自信は)持っていません」と、最後まで平常心を保ち続けた。
しかしJ-NETWORKのタイトル戦線について質問が及ぶと「J-NETWORKのランカーの選手たちはみんな強いと聞いています。そういう選手たちを全て倒したいと思います」と、堂々とランカー狩りを宣言した鬥嘩裟。
加藤会長によればJ-NETWORK9月大会でランキング戦がすでに内定しており、今後の鬥嘩裟の闘いぶりに更に注目が集まる。
また対戦相手が未定となっているものの、今大会への出場が決まっている大刀は「テクニックとパワーを使って試合に勝つ。どこの団体でも構わないのでチャンピオンになって、もう一度、菊地選手と対戦したい」と、菊地へのリベンジの夢を語っている。
天空キックボクシング協会
「キックボクシング『天空』〜四季〜」
2007年7月22日(日)東京・新宿FACE
開場11:30 開始12:00
<決定対戦カード>
▼55kg契約
藤 鬥嘩裟(藤ジム/天空日本フライ級5位・J-NETWORKフライ級7位)
VS
クレイジー・ヒル(バンゲリングベイ)
▼55kg契約
丸山武志(藤ジム)
VS
関口陽三(拳砕会宮越道場)
▼フェザー級
原田政仁(谷山ジム)
VS
後藤勝也(BLUE DOG GYM)
▼ウェルター級
有村康蔵(藤ジム)
VS
板倉弘典(谷山ジム)
▼ジュニアキックボクシング対抗戦 3分1R
岡 彩我(藤ジム)
VS
陣内一磨(トーエル)
▼ジュニアキックボクシング対抗戦 2分2R
小林亮太(藤ジム)
VS
陣内まどか(トーエル)
<出場決定選手>
大刀国秀(藤ジム/天空日本フェザー級1位・J-NETWORKフェザー級4位)
藤井英人(BLUE DOG GYM)
須釜和成(拳砕会宮越道場)
小林幸太(藤ジム/天空ジュニアキックボクシング)
<チケット料金>
SRS席8,000円(最前列) RS席6,000円 A席(自由席)5,000円
※全席種、1ドリンク&パンフレット付
<チケット発売場所>
e+(イープラス) http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
天空キックボクシング協会=048−478−9865
<お問い合わせ>
天空キックボクシング協会=048−478−9865、090-4204-2783
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