日タイ修好120周年にあたる本年度は、日本やタイにて様々な関連イベントが開催されている。2007年9月1日(土・現地時間)にバンコク国立競技場内のチャンタナインヨン体育館にて『ムエタイ日-タイ交流戦〜 伝承 〜INHERIT』の開催がイングラム・スポーツ社より発表された。
この興行は、外務省管轄の日タイ修好120周年記念事業・推進協議会(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/jpth120/index.html)から正式に認可事業として認定された。そのため、今大会では“全試合が日本VSタイ”という全面対抗戦になり、メインイベントではイングラムジム所属でラジャダムナンスタジアムのランカー、ダーウサミン・イングラムジム(=写真)と日本王者とのWPMF世界王座決定戦を予定しており、主催者側では挑戦してくる日本王者クラスの強豪日本人選手へ出場を呼びかけた。
W.P.M.F.(World
Professional MuayThai Federation/タイ名:サパー ムエ アーチープ ローク)
は、母体がタイ国プロムエタイ協会(総裁 ソムチャート・チャルンワチャラウィット)で、タイ国政府スポーツ委員会が認定したムエタイ世界組織である。今後、世界へのムエタイ普及へ向け、公的に活動していく統括組織となる。
WPMF王座は、かつて佐藤嘉洋がルンピニースタジアムで挑戦し、加藤督朗、清水貴彦、木浪利幸などがタイで挑戦し、王座を獲得した。(ルンピニー現役王者ガオラーンにTKO勝ちして王座を獲得した加藤は獲得後、ルンピニースタジアム・ウェルター級1位にランク入り)
協会総裁のソムチャート氏は、『強い日本人選手からの挑戦を望みます。タイ側の選手が負けてしまって、王座を日本へ持ち帰ってしまうくらいの強豪選手が挑戦してきて欲しいですね。タイまでWPMF王座を獲りに来るつもりで挑戦してきてください。日本王者のままで満足せず、海外でムエタイのタイトルを取るという高い目標を持った選手に挑んできてもらいたい。』とコメント。
契約体重はスーパーフライ級の115P(52.5kg)。3分5R、インターバル2分のムエタイルール。挑戦資格は、日本王座を現在保持、または過去2年以内に保持したことのある日本国籍を持つ選手。その他の詳細問い合わせや挑戦を希望する選手マネージャーからの連絡を受け付けるとのこと。
問い合わせ先:muaythai@ingrampromotion.com
また、同大会ではアマチュアムエタイの日ータイ対抗戦をNPO法人Kリーグインターナショナルネットワークスの協力を得て7試合を提供。日本の少年戦士らが本場でムエタイに挑む。他にも古式ムエタイのデモンストレーションや"戦う歌姫"ナムワーンノーイ・アールサヤームのエキシビジョンマッチなどが決定している。
■ダーウサミン・イングラムジム プロフィール
本名:エカリン・トンクワン
所属:イングラムジム
現・ラジャダムナンスタジアム バンタム級7位(6月度発表ランキング)
ルンピニースタジアム月間最高試合賞受賞。
1985年タイ南部トラン県出身 21歳
身長:168cm 体重:55kg
通算戦績:102戦75勝(6KO)27敗0分
日タイ修好120周年記念認可事業
「ムエタイ 日-タイ交流戦 〜 伝 承 〜INHERIT」
2007年9月1日(土)タイ・バンコク国立競技場内 チャンタナインヨン体育館
開場15:00 試合開始16:00
<対戦予定カード>
▼メインイベント WPMF世界スーパフライ級王座決定戦 3分5R
ダーウサミン・イングラムジム(タイ/イングラム/ラジャダムナンスタジアム・バンタム級7位)
VS
日本王者
▼女子ムエタイEXマッチ 2分2R
ナムワーンノーイ・アールサヤーム(タイ/R-siam)
VS
日本女子選手
▼古式ムエタイ デモンストレーション
▼アマチュアムエタイ 日-タイ交流戦 7試合
主催:INGRAM SPORTS(THAILAND)CO.,LTD.
協賛:TJ BRIDGE CO.,LTD. R-SIAM CO.,LTD. BOB win CO.,LTD.
協力:NPO法人 Kリーグインターナショナルネットワークス
認定:タイ国プロムエタイ協会/WPMF (World Professional MuayThai Federation)
日タイ修好120周年記念事業推進協議会
<会場へのアクセス>
マーブンクローンMBK隣/BTSナショナルスタジアム駅下車
<入場料金>
入場無料
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