8月6日(月)東京・GCMコミュニケーションにて、8月11日(土)名古屋・愛知県体育館で開催される志村道場/同心会館主催『HEAT4〜MEGA BATTLE HEAT from
NAGOYA』の記者会見が行われた。会見にはメインイベントに出場予定のミノワマン(フリー)が出席、金網での試合についての想いを語った。
当初、アメリカの無差別男マイク・シールと対戦が決まっていたミノワマンだが、シールが練習中の負傷により欠場。対戦相手が“韓国のレスリングエリート”チェ・スンヒョンに変更となったが、ミノワマンは冒頭の挨拶で「対戦相手が変わったけれど、自分の中ではオクタゴンや金網で戦うことにテーマがある」と語る。
過去にUFC-Jとケイジレイジを経験しているミノワマンにとっては今回が3度目のオクタゴン。ミノワマンは「ケイジレイジで試合をした時に、獣のような、野獣のような、野生のような、人間の闘争本能の鳥肌が立ったんです。それを日本の名古屋でお見せして、(11日は)獣になりきりたいと思います。だから今回はミノワマン第3話〜獣の巻〜です」と、らしい言葉で今回の試合に向けての意気込みを口にした。
その後、記者との質疑応答を受けたミノワマンは、先月23日に行われた美濃輪育久10周年記念興行以降の練習状況について「激しい試合でダメージもあったので、試合後1週間近くは無理のない私生活を送っていました。練習を再開したのはその後です。
こういった試合間隔が短いのは、何度も経験していますし、短い準備期間でもすぐに最高のコンディションに持っていけるように、常に試合ができるような選手になりたいと思っています。短い時間でも完成した状態で試合に出られる状況にしようと思っています」。
「金網は自分に合った戦い方が出来る」とミノワマン。壁の近くで練習するなど金網用の練習は積み、「守るものが少なくて、やるべきことが分かっている。リングだとドントムーブがあったりして、リセットしてスタート位置を戻されることがある。
今回もブレイクがあるルールだけど、リングよりもブレイクは少ないだろうし、自分的にはやりやすい」と金網での対応には自信がある様子。
ヒジありルールについても「ムエタイの練習でちょくちょくやっていましたし、隙があればどんどん(ヒジを)出していきたい。相手のヒジをくらう危険もあってスリルがありますけど、そこに気をつけてチャンスがあればヒジを入れていきたい」とコメント。
「相手どうこうじゃなく自分をどうするか。結局は自分を貫く練習をする」と話し、04年のハイアン・グレイシー戦で見せた相手の頭をコーナーに押し付けてパンチを打つ必殺技“ミレニアムコーナー”の投入も予告している。
そして注目の「獣になる」発言。ミノワマンは以下のようにその真意を語った。
「ケイジレイジに出た時に感じたことなんですが、リングの場合はプロレスラーになった感じなんです。でも金網に入ると体から毛が生えてくるような気がする。僕は(獣になることを)素直に放出して、それを受け止めて試合に出したいと思います。金網の方が本能に近い試合が出来る? そうですね。出来ると思います」
先日の10周年記念大会を振り返り、ミノワマンは「もっと感覚が掴めないかなと思ったけれど、上手くスイッチが入りました。あの試合でスイッチの入れ方が何となく分かったんですよね、自分のワールドに入るというか、ミノワマンになるスイッチが。コンディションさえ整えれば、あとはスイッチを入れれば大丈夫です」と進化の手応えを感じている。
会見の最後を「海外だろうが国内だろうが、どんな場所であっても、色んな舞台で戦いたい。毎年夏は名古屋で試合をしていて今年で4年目になります。今回はHEATさんでの試合になりますけど、そういったことに関係なく仲間も来てくれます。過去3年間は3連勝なので、今年も勝って4連勝にしていい夏を落としたい。いい夏を越えたいと思います」と締めくくったミノワマン。
金網で獣に変身するミノワマンが名古屋の夏を熱くするか!?
志村道場/同心会館主催
「HEAT4〜MEGA BATTLE HEAT from NAGOYA」
2007年8月11日(土)名古屋・愛知県体育館
開場16:00 開始17:00
<決定対戦カード>
▼無差別級 HEAT総合ルール(ヒジあり)
ミノワマン(フリー)
VS
チェ・スンヒョン(韓国)
▼無差別級 HEATキックルール ヒジあり 3分3R
野地竜太(TEAM GARO)
VS
ロイド・ヴァンダム(オランダ/ファイトクラブ・ヴァンダム)
▼95kg以下級 HEATキックルール ヒジなし 3分3R
富平辰文(SQUARE)
VS
ビッグ・モー(オランダ/ファイトクラブ・ヴァンダム)
▼70kg以下級 HEATキックルール ヒジなし 3分3R
笛吹丈太郎(大和ジム)
VS
セデリック・コープラ(オランダ/ファイトクラブヴァンダム)
▼63kg以下 HEAT総合ルール(ヒジなし)
梅村寛(NEX)
VS
ソ・スイン(CMA KOREA 争心館)
▼90kg以下 HEATキックルール(ヒジなし)
松本勇三(勇三道場)
VS
地主正孝(正道会館)
▼76kg以下 HEAT総合ルール(ヒジなし)
久米鷹介(ALIVE)
VS
brother“YASSHI”(プロレスリング・エルドラド)
▼70kg以下級 HEATキックルール ヒジなし 3分3R
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアン・タイ)
VS
リトル・モー(オランダ/ファイトクラブ・ヴァンダム)
▼無差別 HEAT総合ルール(ヒジなし)
田澤和久(フリー)
VS
恩田剛徳(フリー)
▼67kg以下 HEAT総合ルール(ヒジなし)
戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)
VS
グスタポ・コエーリョ(グレイシーバッハBH ヴァーリトゥードチーム)
▼無差別 HEATキックルール(ヒジなし)
アレックス・ロバーツ(空柔拳会館)
VS
ミスター神風(神風塾)
<チケット料金>
テーブル席35,000円(ドリンク付:アルコール類含、一席からの販売となる)
SRS席30,000円 RS席20,000円 SS席12,000円 S席8,000円 A席5,000円
<チケット販売>
チケットぴあ(Pコード:809−214)
ローソンチケット(Lコード:42594)
(有)シムラ・公武堂
<問い合わせ>
(有)シムラ=052−263-7887
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