2月3日(日)東京・後楽園ホールにて開催される、シュートボクシング(以下SB)の2008年第一弾イベント『火魂(たまし)〜其の壱〜』でスーパーバンタム級のタイトルを賭けて激突するファントム進也(龍生塾)と崎村暁人(グラップリングシュートボクサーズ)のコメントが、シュートボクシング協会より届いた。
ファントム進也
「相手の持ち味を出さずに勝ちたい」
――ついにタイトルマッチが決まりましたね。
「はい。一生に一度あるかないかのチャンスだと思います。絶対に勝ちたいですね」
――タイトルのことは、いつ頃から意識してましたか?
「去年の7月、えなり選手に勝ってからですね」
――えなり選手には一度負けてますが、そういう相手に勝ったことで、という。あの試合から現在まで、4連勝してますよね。
「その頃から吉鷹(弘)さんのところで練習させてもらうようになったんですよ。それで成長できたかなと思います。特に精神面が」
――吉鷹さんの指導で、最も変化した面ってどういう部分ですか?
「練習は夜中にやってるんで、しんどい部分もあるんですよ。でも、しんどいからこそ気持ちの部分で変われたかなと思うんですよね。それに吉鷹さんはキツイことも言うんですけど、褒める時はもの凄く褒めてくれるんです。その辺でも自信になるっていうか」
――タイトルマッチの相手は崎村選手です。昨年9月にも対戦していますが、どんな印象がありますか。
「やりにくい選手だなと思います。あの時は自分の距離とかスタイルを力で潰されたような感じでしたから。普通の選手とは違うタイプですね」
――前回は相手の減点での判定勝利でしたが、今回はどんな闘いになりそうですか。
「今回は逆に、こっちから距離を潰すような試合をしたいです。前回みたいにダラダラした内容にはしたくないんで。相手の持ち味を出させずに勝ちたいですね」
――12月の大阪大会では、シュートポイントを2度獲得して、最後はフロントチョークで勝ちましたよね。闘いの幅が広がっているという印象を受けました。
「そんなに練習してるわけじゃないんですけど(笑)。いろんなことができるようになってきたとは思います。内容はよくはなかったんですけど、シュートボクサーらしく勝てたと周りには言われたんで、そこは自分に甘く(笑)」
――去年7月から4試合と、ハイペースで試合をしてきましたよね。その辺も自信の表れなんじゃないですか。気持ちが乗ってるというか。
「それはありますね。自分でも強くなってきてるのが分かるんで、今しっかり試合をしておきたいって。連勝することで、本当に自信がついたんですよ。プロになってから連勝したことがなかったけど、今は波に乗れてるなって」
――そして今回、タイトルマッチまでたどり着いた、と。
「連勝してきたんで、その勢いでベルトを取りたいですね。今年は年男ですし(笑)連戦のきつさもあるとは思うんですけど、少し休むのはベルトを巻いてからでいいと思ってます。ベルトを巻いたら巻いたで、今度はタイ人とか外国の強い選手とやっていきたいと思ってるんで」
崎村暁人
「応援してくれる人のために
名古屋にベルトを持って帰る」
――昨年の躍進を経て、いよいよタイトルマッチが決まりましたね。
「凄く楽しみですね。早く試合がしたいです。ちょっと複雑なところもあるんですけど」
――複雑、というと?
「12月の試合でナグランチューン選手に負けてるんで。階級が上の選手とはいえ、負けは負けですからね」
――連勝で勢いに乗ってタイトルマッチに臨みたかったというか。
「負けを清算してからタイトルマッチをやりたかったっていう気持ちはあるんですけど。ただ、内容的には納得できるものもあったんで。タイトルマッチが決まったからにはそっちに集中してますし、早くやりたいですね」
――タイトルマッチ進出者決定戦ともいうべき、えなりのりゆき戦にも勝ってますし、条件としては整ってますよね。
「その辺はジムの代表とも話をしましたし、自信は多少なりともありますね」
――相手のファントム進也選手とは、昨年9月にも対戦してますよね。その時は減点1が響いて判定負けになってしまいましたが、内容的には互角でしたよね。
「負けた試合をどうこう言うつもりはないんですけど、手応えはありました。内容としては悪くなかったんじゃないかと。技術では差がありますけど、ポテンシャルでは自分の方が優ってたんじゃないかなって」
――前回のファントム戦、そしてえなり戦で得た自信は、かなり大きいんじゃないですか?
「それはありますね。“自分でもやれるんだ”っていう感覚を持てるようになりました。ファントム選手とかえなり選手は、1年前はファンとして見てるような存在でしたから。そういう選手とやっても、自分は勝負になるんだなって」
――前回の善戦から4カ月ほどたちましたが、今回のファントム戦ではどんな試合をしたいですか。
「自分は常に前に出るスタイルなんで、それは崩さないようにしたいです。3分5R、前に出て手数を出し続ける。そこだけは誰にも負けたくないんで。それに、この4カ月の成長もあると思うんで。前回とは違うぞっていう気持ちもあります」
――今回、崎村選手が勝てば、所属するグラップリングシュートボクサーズにとっても初のタイトルになりますね。代表である坪井淳浩さんもタイトル戦で敗れたことがあるだけに、思い入れは強いんじゃないですか。
「そうですね。ジムのみんな、総合や柔術をやっている仲間も、凄く応援してくれてるんですよ。そういう人たちのためにも、名古屋にベルトを持って帰りたいです」
シュートボクシング協会
「火魂〜其の壱〜」
2008年2月3日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30
スターティングファイト開始17:15
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合) SB日本スーパーウェルター級王座決定戦 70kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R(無制限延長R)
菊地浩一(寝屋川/SB日本ウェルター級1位)
VS
金井健治(ライトニング/SBウェルター級3位)
▼セミファイナル(第10試合) 70kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
大野 崇(Unite-K/ISKA世界ミドル級王者)
VS
アルトゥール・ヤシュクル(リトアニアBUSHIDO)
▼第9試合 SB日本スーパーバンタム級王座決定戦 55kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R(無制限延長R)
ファントム進也(龍生塾/同級1位)
VS
崎村暁人(グラップリングシュートボクサーズ/同級2位)
▼第8試合 60kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
石川剛司(シーザー/SB日本スーパーフェザー級1位)
VS
ジュン・ビュング(韓国/韓国ムエタイ協会フェザー級王者)
▼第7試合 ヘビー級契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
アレックス・ロバーツ(空柔拳会館/KING OF G-BAZOOKA TOURNAMENT06王者)
VS
西脇恵一(チームドラゴン)
▼第6試合 60kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
歌川暁文(U.W.Fスネークピットジャパン/SB日本スーパーフェザー級3位)
VS
ACT裕輔(龍生塾)
▼第5試合 95kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
岩下雅大(龍生塾/SB日本ヘビー級5位)
VS
Mr.神風(神風塾)
▼第4試合 57kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
山本秀峰(マッハ道場)
VS
川上大樹(グラップリングシュートボクサーズ)
▼第3試合 85kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
梅野孝明(寝屋川)
VS
長堂嘉夢(CMA戦)
▼第2試合 51kg契約 スターティングクラスルール 2分3延長1R
レーナ(及川道場)
VS
関友紀子(フリー)
▼第1試合 55kg契約 スターティングクラスルール 2分3延長1R
鈴木友則(湘南)
VS
尹戸雅教(立志会館)
<チケット料金>
RS席8,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000 B席3,000円 立ち見2,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所> チケットぴあ=TEL:0570-02-9999
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(24時間受付)0570-084-003(オペレーター予約) イープラス=http://eee.eplus.co.jp
レッスル渋谷=TEL:03-3464-0078 CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
板橋大山アメリカン=TEL:03-3962-6443 フィットネスショップ=TEL:03-3265-4646 チャンピオン=TEL:03-3221-6237
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212 <お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
●シュートボクシング2008年度スケジュール
2月3日(日)東京・後楽園ホール「火魂〜其の壱〜」
4月4日(金)東京・後楽園ホール「火魂〜其の弐〜」
5月下旬 東京・後楽園ホール「火魂〜其の参〜」
7月21日(月・祝)東京・後楽園ホール「火魂〜其の四〜」
9月12日(金)東京・後楽園ホール「火魂〜其の伍〜」
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