極真空手発祥の地として知られる清澄山に新たな記念碑が完成し、2月17日に除幕式が執り行われた。
大山倍達総裁が山ごもり修行したことで知られる清澄山。ここには1995年9月に第6回世界大会日本代表選手によって設置された木製の記念碑が立てられていたが、13年という月日の流れによって痛みが激しく、それを見て心を痛めたという郷田勇三最高顧問が中心となって新たな記念碑設立の運びとなった。
除幕式には松井章圭館長を始め、全国から多くの支部長や関係者ら総勢80名が出席。盛大に行われた。除幕の際には感嘆の声がもれたほど立派な記念碑を前に、挨拶に立った松井館長は「改めて大山総裁の偉大さを感じさせられる思い」と語った。
この記念碑は清澄山の展望台に設置されており、もちろん一般公開されている。極真空手がどんな場所から発祥したのか、また大山総裁がどんな環境で修行していたのか。ぜひその目でたしかめてもらいたい。
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千光山 清澄寺
(せんこうざん・せいちょうじ)
歴史:清澄山山頂にあり、1200年以上の歴史を持つ古刹。天台宗の寺として開創されたが、真言宗を経て、昭和24年に日蓮宗へ帰属した。日蓮宗の開祖・日蓮が1232年(天福元年)に12歳で出家し、1253年(建長5年)に32歳で帰山し、改宗宣言をした聖地。境内には国指定天然記念物の「清澄の大杉(千年杉)」をはじめ、県指定有形文化財として「清澄寺中門」「石憧」「梵鐘」「旭森経塚遺物」などが点在している。
※極真空手発祥の地記念碑は、清澄寺へ続く参道にある「ドライブイン重兵衛」の脇の坂道を登った高台にあり、「重兵衛」には大山総裁の胸像と、芳名帳が置いてある。
千葉県鴨川市清澄322-1
開門時間 5:00〜17:00 (宝物館9:00〜16:00 )
休み:参拝自由、宝物館は不定休
問い合わせ先:千光山 清澄寺TEL.0470-94-0525
<アクセス>
▽車で:東京から、東京湾アクアライン−館山自動車道君津IC−房総スカイライン−鴨川有料道路−国道128
号−県道市原・天津小湊線−清澄寺
▽電車で
JR外房線安房天津駅下車 タクシーまたはバスで約15分
写真&記事提供=ワールド空手
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