ジャパンプロフェッショナルムエタイコミッション(JPMC)より、先月末、JPMC理事長・山根千抄氏がタイ国観光・スポーツ省大臣ウィースラック・ゴースラット氏と会見を行ったとの報告があった。その際、バンコクポスト紙(英字新聞)が会談の模様を取材、記事を掲載したということが合わせてリリースされた。
その記事には「ラジャダムナムスタジアムへの扉が新たに開けられた。木曜日に観光・スポーツ省の大臣ウィーラサク・ゴースラット氏が、ムエタイの聖地の脇にある自身の事務所で会議を主催し、日本で初の伝統的なムエタイの計画を正式なものとした。ウィーラサク・ゴースラット氏はWBCムエタイの会長であるゼネラル・ゴーウィット・パックディブン氏と日本からの山根千抄と共に、ジャパン・プロフェッシオナル・ムエタイ・コミッション(JPMC)をスポーツオーソリティー・オブ・タイランドとの関係を確立した」とある。
また、ウィーラサク・ゴースラット氏の「JPMCの設立は世界的に非常に意味のあることである」とのコメントも。
JPMC代表の山根千抄氏は記事中で、「このようなタイとの特別な関係を築けたことは素晴らしいことである。これにより、日本におけるムエタイを新たなレベルに導くでしょう。我々は今後プロモーター、ジャッジや他の役割におけるライセンスを発行し、認定試合をなるべく早く開催する予定である」とコメントしている。
タイ国プロムエタイ協会からは、総裁のソムチャート・ジャルンワチャラウィット氏が、3月初めに日本にてプレスリリースされた「JPMC/ジャパン・プロフェショナル・ムエタイ・コミッション(理事長:山根千抄氏)」に対して遺憾の意を表明すると共に、3月31日(月)(現地時間)タイ国観光スポーツ省管轄でタイ国内の全スポーツを管理するタイ国スポーツ局(タイ語名:カーンキラー・ヘーンプラテートタイ)にこの問題の対策を求める公式文書を提出した、とのリリースもされており、この問題は混乱を極めているようだ。
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