8月10日(日)東京・ディファ有明で開催されるM-1MC主催『M-1 FAIRTEX SINGHA BEER
ムエタイチャレンジ』のメインイベントで、M-1バンタム級チャンピオンのワンロップ・ウィラサクレック(タイ/WSR)と全日本スーパーフェザー級1位・山本元気(DTS)が再び激突することが発表された。
今回の対戦は6・22全日本キック後楽園ホール大会にて、M-1のワンロップが全日本フェザー級チャンピオンの山本真弘を、カノンスックが全日本スーパーフェザー級チャンピオンの石川直生を揃ってTKOに葬ったのを見た山本が、全日本キックボクシング連盟および小林聡GMにワンロップとの対戦を直訴。全日本キックの宮田充興行部長がこの申し出を認め、M-1に対戦を申し込んで山本のM-1初参戦が決定したもの。山本はかねてからM-1への参戦を希望していたという。
二人は2006年6月11日に初対決。異常な緊張感がホールを支配し、倒すか、斬られるかーー共に一発で試合を終わらせる武器を持った両雄だけに、何が起こるか分からないという特別な緊張感がピーンと張り詰める中、期待に違わぬ死闘を展開。結果は判定1-0(ジャッジ1名が1ポイント差で山本を支持)でドローとなったが、元気は右目尻をカット、左頬が大きく腫れあがり、ワンロップはセコンドの肩を借りなければ階段を降りられないという、壮絶な痛み分けとなった。
多くの記者やファンが「鳥肌がたった」と試合を振り返り、同年の格闘技界ベストバウトのひとつに選ばれたほどの試合内容だった。試合直後から再戦が望まれていた試合である。
前回は山本のホームリングである全日本キックでの対戦だったが、今回は敵地に乗り込む形で行われる。全日本キックとM-1はこれまで何度も対戦しているが、特に6月は6・8M-1で全日本キックが5敗、6・22小林GMプロデュース興行でも全日本キックが2敗と連敗を喫しており、団体のメンツも賭けた一戦となるだろう。
全日本キック黄金の軽量級を形成するバンタム級チャンピオンの藤原あらし、フェザー級チャンピオンの山本真弘、スーパーフェザー級チャンピオンの石川直生、フェザー級1位の前田尚紀がこの短期間の内に、全員がM-1勢にKO・TKO敗を喫していることからも、山本が“最後の砦”となる。
山本との再戦を了承したワンロップは「以前ドローだったので、今回は全身全霊を賭けて仕留めに行きます。それを手土産にK-1に声を掛けさせてもらいます」とコメントしている。
M-1 MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ」
2008年8月10日(日)東京・ディファ有明
<決定対戦カード>
▼メインイベント 日タイ国際戦 M-1ムエタイルール
ワンロップ・ウィラサクレック(タイ/WSR/M-1バンタム級王者)
VS
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位)
<お問い合わせ>
M-1MC 03−6802−1011
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