11月7日(金)東京・新宿区北新宿にあるDEEPオフィシャルジムIMPACTにて、新格闘技イベント「GRACHAN(グラチャン)」の開催発表記者会見が行われた。会見には大会を企画したI&Cエージェントの岩崎弘幸氏、主催のCMA諸岡秀克代表をはじめ、出場選手を含む関係者が出席した。
12月14日(日)東京・ディファ有明で開催されることが決まった新格闘技イベント「GRACHAN(グラチャン)」。これは金網を使用した格闘技イベントで、格闘技と音楽のコラボレーションをテーマとする“FUTUREイベント”。
会場内にはDJが待機し、試合中に音楽を流すだけではなく、試合展開・内容によって流す音楽もその時々で変化。また試合中の分かりやすさを説明するため場内にライブで実況・解説を放送するなど、非常に趣向を凝らしたイベントとなる。
しかしこのイベントで最も特徴的なのはプロ選手を対象にした試合を組む一方、前田日明プロデュースで脚光を浴びているジ・アウトサイダーと同じように格闘技経験がない不良たちの試合を組むところ。会見に出席した岩崎氏はこのことについて以下のように説明する。
「もともと私は格闘技関係の仕事をしていたのですが、その中で昔やんちゃしていたという人たちともたくさん知り合いました。
それでアウトサイダーを見て、俺の方が強いという不良たちがたくさんいて、それだったら試合をやらせてあげたいなと思って、この大会を企画しました。グラチャンというタイトルには色んな意味があるのですが、かつて大晦日に不良たちが富士山を目指すイベントのことをグラチャンと呼んでいたんですね。それに由来している部分もあります」
出場選手の中には「全く格闘技経験がなく、喧嘩しかしたことがないという人も出ます。今回は周りの紹介や自分の後輩など、そういったところから選手を紹介してもらいました」という岩崎氏。ルールに関してもヘッドギアやレガースをつけた一般的なアマチュアルールではなく、完全にプロと同じルールを採用。
岩崎氏からは「アウトサイダーではなく私たちの大会を選んでくれた選手もいますし、私たちの大会が盛り上がっていけば、対抗戦ではないですけど、アウトサイダーに戦いを挑んでいきたいと思います」とアウトサイダーを意識する発言も飛び出している。なおプロの試合をマッチメークし、大会をサポートする諸岡代表は「格闘技を甘く見るなよと。多分、潰されるでしょう」と厳しい言葉を送る一方、安全面ではしっかり選手を守ることを明言している。
もちろん今大会では不良の試合だけでなく、プロの試合もマッチメークされている。特に注目は先日キックボクサーとしてデビューを果たした“天才空手家”横山剛(横山道場)の実弟である伸吾のキックデビュー戦。今回はフェザー級のワンデイトーナメントに出場する横山伸吾は「この前デビューした兄貴よりも良い試合をして、ベルトを取って大きい舞台に出たいと思います。クレイジーな試合をします」と衝撃デビューに意気込んでいる。大会詳細・対戦カードは以下の通り。
CMA主催/I&Cエージェント企画
「GRACHAN(グラチャン)」
2008年12月14日(日)東京・ディファ有明
開場13:30 開始14:00
<決定対戦カード>
▼第9試合 キックルール フェザー級(66kg)トーナメント 決勝
横山×ドンフムの勝者
VS
神谷×ミニッチの勝者
▼第8試合 総合ルール CMA KPWチャンピオン決定戦
ナ・ムジン(CMA KOREA)
VS
星龍(日出ノ国)
▼第7試合 総合ルール 73kg契約
高橋直希(マッハ道場)
VS
淡路 基(DEEP GYM IMPACT)
▼第6試合 総合ルール 65kg契約
大野雄一郎(マッハ道場)
VS
ジョン・チャンソン(CMA KOREA)
▼第5試合 総合ルール 92kg契約
加藤 実(フリー)
VS
長堂嘉夢(CMA戦ジム)
▼第4試合 総合ルール 80kg契約
天野塾3号(世田谷天野塾)
VS
安藤 純(超人クラブ)
▼第3試合 総合ルール 75kg契約
天野塾2号(世田谷天野塾)
VS
小林 裕(U-FILE CAMP登戸)
▼第2試合 キックルール フェザー級(66kg)トーナメント 1回戦
神谷 勲(ファイティングマスター)
VS
リチャード・ミニッチ(ハードコンバット)
▼第1試合 キックルール フェザー級(66kg)トーナメント 1回戦
横山伸吾(横山道場)
VS
ソ・ドンフム(CMA KOREA)
<チケット料金>
S席 10,000円/A席 6,000円/自由 4,000円
<チケット発売日>
11月8日(土)〜
<チケット発売場所>
DEEP事務局 052−339-0303
チケットぴあ 0570−02−9999(Pコード:594−750)
<お問い合わせ>
DEEP事務局 052−339-0303
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