1月10日(土)東京・池袋のオテル・ドゥ・キタオカにて、2月1日(日)東京・ディファ有明で開催されるパンクラス『PANCRASE
2008 CHANGING TOUR』の追加対戦カードが発表された。
昨年12月に大石幸史に勝ち、第2代ライト級王者となった井上克也(和術慧舟會RJW)の初防衛戦が決まった。対戦相手は同級5位の花澤大介13(総合格闘技道場コブラ会)。井上とは過去にD.O.G.で対戦し、この時は井上が判定2−0で勝利している。
会見に出席したパンクラスの坂本靖常務は、約2ヶ月という短いスパンで井上の防衛戦が決まった経緯について「チャンピオンはチャンピオンになることがゴールではなく、防衛を重ねていくことでベルトの価値や周囲の評価が上がるものです。チャンピオンには顔見せではない試合で、それだけの使命を持ってやって欲しいという気持ちがあります。
またランキングの活性化も含めて、今年、チャンピオンの試合は全てタイトルマッチで行う方向で考えています。そこで今回、新年の初回興行でライト級のタイトルマッチを組むことになりました」と説明。
「井上選手は昨年末のディファ有明大会でチャンピオンになり、花澤選手もその大会で戦極育成選手のマキシモ・ブランコに勝利しました。
井上選手はパンクラスで11勝2敗2分という好成績を残しており、戦極ライト級GP優勝、そして五味隆典選手に一本勝ちしている北岡選手に2勝1分と勝ち越しています。(※北岡の怪我による不戦敗を除く)
私はもっと評価されてもいい選手だと思っています。花澤選手もパンクラス戦績は6勝5敗4分ですが、ここ最近の6戦では4勝2分と無敗で、遅咲きタイプの選手です」と、ここまでの2人のパンクラスでの戦いを振り返る。
その後、初防衛戦を迎える井上が「花澤選手とは過去に1度戦っていて、その時は何とか勝ったという試合でした。結構強いという印象があるので、とりあえず負けないように頑張ります」と意気込みを語り、大阪在住の花澤からはビデオレターにて、以下のメッセージが届けられた。
「今回、このような機会を与えて頂いたパンクラス並びに関係者の皆様に、本当に感謝しています。ありがとうございます。正直、僕ではちょっと役不足かなという感じはするんですが、せっかく与えて頂いたチャンスなので、何とかものにしたいと思います。
対戦相手の井上選手の印象ですが、よく大会等で一緒になった時に話をさせてもらうのですが、本当に好青年で感じのいい人だなとは思っています。ただ、試合内容に関しては、前半戦は相手の様子を見てというか、相手が疲れているのを待ってという感じで、あまり潔い戦い方ではないなと思っています。
自分も以前D.O.G.でそれをやられて井上選手の作戦は分かっていますので、僕は挑戦者らしい潔い戦い方をして、その上で死んでも大阪にベルトを持って帰りたいと思います」
質疑応答の中で花澤の印象を「マキシモ戦もそうでしたけど、粘り強いなと思います。僕が戦った時、花澤選手は出だしの1、2Rが強くて、3Rに動きがガクンと落ちたところで逆転勝ちみたいな試合でした。
だからあの時よりも向こうがスタミナアップしていたら、苦戦するかもしれないし、油断は出来ない相手だと思います」と語った井上。
花澤からは「前半戦は相手の様子を見てというか、相手が疲れているのを待ってという感じで、あまり潔い戦い方ではないなと思っています」という批判もあったが、井上はそのコメントを「それはハズレじゃないと思います(苦笑)。自分は最初、相手の動きを見ようと思っていて、その中で相手が技を失敗したり、疲れてきたところを狙うタイプなんです。
だからそれが作戦といえば作戦ですし、最近になってようやく自分がスロースターターだということに気付いたんですよ。だから1R目は相手を見てもしょうがないかなと思ってます。そう言われてイライラはしない? 大丈夫ですよ、僕が勝つんで」とバッサリ切り捨てる。
井上と言えば坂本常務の言葉にあったように、今や戦極ライト級王者となった北岡相手に無敗の成績を残している。この1年間の北岡の活躍は井上にとっても「五味選手の試合を見て、強いなという気持ちが一番最初に来ました。
僕が去年試合をした時も組み技は強くなっていたし、自分のスタイルを貫いていると思います。ただ北岡選手が試合で勝つのを見るとやる気が出る。自分が戦ったことがある選手が、五味選手のような強い選手に勝つのは変な感じですけど、自信にもなりました」と刺激になった。
また井上は「世間的に見たら今は北岡選手が格上だと思いますけど、僕がパンクラスのチャンピオンで、北岡選手はパンクラスの所属選手ですから、僕がずっとベルトを防衛し続けていたら、向こうの方から来るんじゃないかなと思います。
(戦極とパンクラスのベルトを賭けて戦いたい?)そうしてもらえるのがベストですね、僕も両方のベルトが欲しいんで」と北岡との4度目の対戦、そして戦極&パンクラスの2冠の目標を語った。
ベルトを取った直後と同じように「初めての防衛戦でうれしいです。やっぱりタイトルを防衛してこそ強いチャンピオンだし、出来るだけ長くベルトを防衛したい」と話した井上。2月の花澤戦は長期政権の第一歩となるか?
パンクラス
「PANCRASE 2009 CHANGING TOUR」
2009年2月1日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始17:00
※14:45より、第15回NEO BLOOD TOURNAMENT予選開始
<追加対戦カード>
▼ライト級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
井上 克也(和術慧舟會RJW/第2代同級王者)
VS
花澤大介13(総合格闘技道場コブラ会/同級5位)
<決定対戦カード>
▼フェザー級戦 5分2R
アライケンジ(パンクラスism/同級3位)
VS
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)
▼ウェルター級戦 5分2R
本田朝樹(パンクラスP’s LAB横浜)
VS
窪田幸生(TEAM坂口道場)
▼ミドル級戦 5分2R
大堀竜二(TRIAL)
VS
佐藤豪則(Laughter7)
▼フェザー級戦5分2R
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部/同級1位)
VS
ジャミール“ザ・サージェント”マスー(フリースタイル・アカデミー)
▼フライ級5分2R
江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/同級2位)
VS
二之宮徳昭(X-ONE GYM湘南/チームZST)
▼ウェルター級5分2R
鈴木槙吾(ALLIANCE)
VS
ストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会&フリースタイルアカデミー)
▼ライト級戦5分2R
伊藤崇文(パンクラスism)
VS
AB(和術慧舟會駿河道場)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所>
パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com/
パンクラス=TEL:03-5986-2260
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード 594-040)
ローソンチケット=TEL:0570-00-0403(Lコード 37560)
イープラス(パソコンもケータイも同じアドレス)=http://eplus.jp/sys/web/sports/battle/index.html
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011
レッスル池袋=TEL:03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03-3221-6237
フィットネスショップ水道橋=TEL:03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03-3512-2080
バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223
<お問い合せ>
パンクラス=TEL:03-5986-2260 http://www.pancrase.co.jp/
パンクラス
「第7回プロ・アマキャッチレスリングトーナメント」
2009年1月18日(日)神奈川・P’sLAB横浜
<出場決定プロ選手>
▼100kg未満級
大類宗次朗(SKアブソリュート)
▼80kg未満級
鳥生将大(パンクラスism)
▼70kg未満級
須貝幸市(パンクラスism練習生)
▼60kg未満級
清水清隆(SKアブソリュート)
<観戦入場料>
1,000円
<参加費>
4,000円(P’sLAB、パンクラス認可ジムは3,000円)
<参加資格>
18歳以上の心身ともに健康な男性
<試合形式>
トーナメント
<階級>
60kg未満級/70kg未満級/80kg未満級/100kg未満級/100kg超級
<申込締切>
2009年1月13日(火)消印有効
<申込書 取り寄せ方法>
住所、氏名、電話番号を明記し、90円切手を同封の上、下記宛先まで郵送。またはパンクラスHPよりプリントアウト、直接P’s
LAB横浜・大阪で申込書を受け取ることも可能。
<郵送先>
171-0021 東京都豊島区西池袋5−26−13 パラスト池袋 702
パンクラス「第7回キャッチレスリングトーナメント」係
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03−5986−2260
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