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【MA日本キック&NJKF】WBCムエタイルールによる統一日本ランキング戦開幕!

2009/01/11



 1月11日(日)東京・後楽園飯店にて、マーシャルアーツ(MA)日本キックボクシング連盟とニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)の合同記者会見が行われた。

 MAの宮川拳吾理事長は冒頭の挨拶で「MAとNJKFは両団体を合わせると80近い加盟ジムがあり、今年よりWBCムエタイルールによる統一ランキング戦を開催することを発表させていただく、今日は記念すべき一日になります」と、両団体が統一日本ランキング戦を行っていくことを発表した。

 宮川理事長は「NJKFの方々と何回かお会いして、人格も気持ちも合い通じるものがあると感じ、いい関係を築けるのではないかと心から願っております」と語り、続けてNJKFの斉藤京二理事長は「昨年からJPMC(ジャパン・プロフェッショナル・ムエタイ・コミッティ)さん、MAさんと何度か打ち合わせの場を設けて検討してきました。1月25日のNJKF後楽園ホール大会を皮切りに、NJKFとMAに限らずフリーのジム、参加していただける団体の選手がいれば統一ランキング戦をどんどん行っていきたいと思います。上位の選手はWBCインターナショナルまたは世界ランキング戦に出場でき、さらなる飛躍が望めます。選手のモチベーションも高くなると思うので、統一戦からさらに飛躍して世界タイトルマッチができるようにしたいと思います」と、WBCムエタイ世界タイトルを頂点とした構想を発表。

 会見に同席した山根千抄JPMC理事長は「MAおよびNJKFの今回のランキング戦にWBCムエタイルールを採用していただき、より多くの選手がベルトを目指すことを嬉しく思います。今年から日本ランキングの推薦コミッティを発足させ、WBCムエタイルールの大会に日本人の推薦を積極的に行っていきたいと思います。なるべく近い将来、日本でもタイトルマッチが行われるように働きかけます。また、1月18日に中国の北京オリンピックスポーツ体育館で開催される大会に、MAのアトム山田選手がWBCムエタイルールの試合に参戦します」と挨拶した。

 両団体の統一日本ランキングは、まず今月中にもJPMCで暫定ランキングを作成し、そのランキングを元にランカー同士のランキング戦を行っていき、年末に上位による統一日本チャンピオンの決定戦を行う計画であるという。ただし、両団体のランキングやチャンピオンは従来通りそのまま個別に存在する。つまり、あくまでも『WBCムエタイルールによる日本ランキング』ということになりそうだ。

 山根理事長は「全ての日本ランキング戦が世界ランキングに反映されるものではない」としながらも、「推薦委員会を発足したので、ランキング戦を2つの団体でやっていって上位がある程度決定した段階では反映されます。こちらでWBCムエタイ本部の方に、日本にはこういう素晴らしい選手がいてこういう試合をしたというのを上げていきます」と、今回のランキング戦はそのための第一歩だと説明。

「世界のランキングが制定される年2回の総会があり、私も出席したのですが、基本的にはムエタイはタイ人が強く日本人の選手が多い軽い階級はタイ人が強いので、取り決めとして世界ランキングは1〜10位がタイ人、10位以下はなるべく外国人で構成する取り決めがなされました。また、WBCムエタイのインターナショナルタイトルが出来、こちらはタイ人以外の選手と外国に在住のタイ人が参戦できます。こちらに日本の上位ランカーを推薦します」と、世界タイトルより先にまずはインターナショナルタイトルへの道が開けそうだ。

 MAとNJKFの2団体でやっていくことになったのは、「組織発足時からいろんな団体に活動を説明し、今回も相談がありますとお伝えしましたが、返事をいただけておりません」(山根理事長)というのが理由の一つ。宮川理事長は「MAはどことでも交流していきますが、こちらの選手を出しても向こうからは出してくれない団体もある。NJKFさんとは同じ土俵に立とうということで同意を得た」と、まずは関係が築けているこの2団体でスタートしようということだと説明した。

 1月25日(日)東京・後楽園ホールで開催されるNJKF新年第1弾興行『ROAD TO REAL KING』では、宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級2位)VS一貴(マスターズピット/MA日本ウェルター級2位)、一輝(OGUNI/NJKFライト級3位)VS渡辺大介(ダイケン/MA日本ライト級2位)の2試合がWBCムエタイルールによる統一日本ランキング戦として行われる。MAでは4月のディファ有明大会から開始する予定だ。


ニュージャパンキックボクシング連盟
「ROAD TO REAL KING」

2009年1月25日(日)東京・後楽園ホール
開場16:30 開始17:00

<全対戦カード>

▼メインイベント(第11試合) 59kg契約 3分5R
米田貴志(OGUNI/真王杯55kg王者・WMCインターコンチネンタルスーパーバンタム級王者)
VS
前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位)  
         
▼第10試合 NJKFフライ級王座認定試合 3分5R
中西祐介(健心塾/NJKFフライ級1位)
VS
関 正隆(昌平校/元NKBフライ級王者)
        
▼第9試合 統一ランキング戦 WBCムエタイルール ウェルター級 3分5R
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級2位)
VS
一貴(マスターズピット/MA日本ウェルター級2位)

▼第8試合 統一ランキング戦 WBCムエタイルール ライト級 3分5R  
一輝(OGUNI/NJKFライト級3位)
VS
渡辺大介(ダイケン/MA日本ライト級2位) 
      
▼第7試合 56.5kg契約 3分5R                
心センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKFフェザー級4位)
松田 徹(pit/NJKFスーパーバンタム級9位)

▼第6試合 NJKFアマチュア70kg級王座決定戦
関東代表
VS
小西拓槙(M-BLOW/ネクストレベル70kg優勝)                  

▼第5試合 NJKFアマチュア70kg級王座決定戦
関東代表         
VS
赤木谷典史(無名塾関西本部/ネクストレベル60kg優勝)

▼第4試合 ウェルター級 3分3R
上田龍之介(キングジム/NJKFウェルター級7位)
VS
YUTA(谷山/MA日本ウェルター級10位)    
      
▼第3試合 女子フライ級 2分3R           
大浜芳美(OGUNI/J-GIRLSフライ級2位)
VS
MIKA(ワイルドシーサー群馬)

▼第2試合 ヘビー級 3分3R
長谷川康也(アクティブJ/J-NETWORKヘビー級9位)
VS
篤志(ブリザードジム)

▼第1試合 68kg契約 3分3R
篠原久仁宏(拳之会)
VS
高橋誠治(町田金子ジム)

<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席10,000円 特別指定席7,000円
A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円 当日立見3,000円
※当日券は1,000円増し

<チケット販売所>
チケットぴあ =TEL:03-5237-9999、0570-02-9977(全国共通)
後楽園ホール =TEL:03-5800-9999
NJKF事務局 =TEL:03-6240-8410

<お問い合わせ>
NJKF事務局 =TEL:03-6240-8410

【関連リンク】
≫MA日本キックボクシング連盟公式サイト
≫NJKF公式サイト
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