1月18日(日・現地時間)中国・北京の北京オリンピック体育センター体育館において格闘技のビッグイベント『英雄伝説 新春武術チャリティナイト』が開催される。
昨年5月に発生した四川大地震の影響で、未だ被災に苦しむ人々を世界の武術・格闘技の力を集結させることで励ます。それがこのチャリティイベントの開催目的だ。中国政府も全面的にバックアップする大会だけに、大会当日会場には政府要人やジェット・リーなど著名人も多数来場する予定。大会の模様は中国テレビ放送網で中国全土に放送されるという。
日本人選手としてはMA日本キックボクシング連盟所属で元WMAFスーパーフェザー級王者のアトム山田(武勇会)が、JPMC推薦のもと真っ先に名乗りをあげた。スーパーファイトとしてWBCムエタイ世界フェザー級王者ジョムトーン・チューワッタナとWBCムエタイルールによるノンタイトル5回戦を行なう。
今大会には様々な格闘技団体や組織が協力しているが、WBCムエタイも全面協力した格好だ。またケビン・ロス(アメリカ)と康恩(中国)の間で争われるWBCムエタイ・インターナショナル・ウェルター級王座決定戦や、WBCムエタイ世界ミドル級王者ラムソンクラーム・チューワッタナが出場するノンタイトル戦も組まれている。
日本からはFEGからもヘビー級の選手を1名派遣することが決定。対戦相手はすでにスティーブン・バン・バンクス(アメリカ)に決定している。会場で行なわれるチャリティーオークションでは、K−1ファイターのサイン入りグローブやTシャツなども提供される予定だという。
(FUSE通信)
また、同大会に出場するアトム山田のコメントがJPMCを通して届いたので以下に掲載。
――1月18日、中国・北京でジョムトーンとの一戦が決まりました。
「タイ人の中でもジョムトーンはスーパースター。日本人選手は結構みんな対戦したがっている選手だと思うので、僕にとっては大きなチャンスだと思います。お話をいただいた時、ためらいがなかったといったら嘘になります。それでも会長の移行もあったので、割とすぐにOKを出しました」
――ジョムトーンの試合を見たことは?
「ネットであります。サウスポーで自分の型にはめたら、とことん強いタイプですね。それに今回はWBCムエタイルール。首相撲の展開が長くなると予想されるけど、なるべく付き合わないようにしてパンチを合わせていくしかない」
――ジョムトーンはWBCムエタイの現役世界王者です。
「そこは意識しますね。現役王者を相手に自分がどこまで力を出せるのか。どこまで行けるのか。楽しみではあります」
――どんな試合をしたい?
「とにかく盛り上がる試合をしたい。個人的に首相撲はあんまり好きじゃない。日本人を相手にどこまで本気になるかわからないけど、ムキにさせたいですね」
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