1月22日(木)東京・原宿にあるFEGの会議室にて、『DREAM』の笹原圭一イベントプロデューサー(以下EP)が囲み会見を行った。急なリリースによる緊急会見だったため、何か大きな発表があるのかと思わせたが、笹原EPは「重大発表をしようと思ったんですが、それがなくなりました」と、集まった記者たちを先制パンチでズッコケさせた。
発表になったのは2009年の『DREAM』活動予定について。まず年間スケジュールが発表され、3月8日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『DREAM.7』を皮切りに、4月5日(日)名古屋・日本ガイシホールで『DREAM.8』、その後は日時・会場未定で5月、7月、9月、10月と昨年と同じ6大会を開催し、大晦日の『Dynamite!!』で締め括りとなる。
5〜9月は首都圏近郊の会場(さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ、有明コロシアムなど)を予定し、10月は東京以外の地方または海外での開催を予定。
地上波のテレビ中継は昨年に引き続きTBSで行われる。5月と9月がゴールデンタイムで中継、それ以外が深夜枠となる。スカパー!でのPPVも昨年と同じ形態での放映となるそうだが、まだ決定ではないとのこと。
3月は16人のトーナメントによるフェザー級GPの開幕戦を行うが、現在最終調整の段階で、フェザー級GPの1回戦を3月と4月の2回に別けて4月に開幕戦を予定している8人トーナメントのウェルター級GP1回戦を3月に組み入れる案も出ているという。
フェザー級のリミットは「62〜64kgの間で現在調整中」とのことでまだ決定していない(ウェルター級は76kg以下)が、この階級となれば間違いなく山本“KID”徳郁が主役となるだろう。一部では怪我が治りきらずGPを欠場するとの噂も流れたが、笹原EPは「出ないという噂は否定させていただきます」と断言。
「怪我の回復次第ですが、3月に間に合うのかそれとも4月なのかはまだ分かりませんが、間違いなく実績のある期待している選手なので、今年はKID選手に引っ張ってもらいたい。フェザー級GPはもちろん彼が主役になります。一番いいのは開幕戦から出てもらうことですが、シード出場もありえます。実績的には申し分ないし、2回戦から出たとしても特別扱いされたという印象はないと思います」と、どんな形になるにしてもKIDはフェザー級GPに出場するとしている。
ならば16人の発表が遅れていること、トーナメント日程が出ないのはKIDの怪我の回復次第かとの問いには「KID選手の問題ではありません。ラインナップは出揃っているんですが、最終調整の段階ということです」と否定した。
トーナメントは日本人と外国人が「フェザーは半分半分、ウェルターは外国人の方が多くなる」(笹原EP)とのことで、来週には全出場選手とワンマッチのカードも記者会見で発表する予定だという。また、ウェルター級GPに関しては「ライト級から上げてくる選手、ミドル級から落としてくる選手もいると思います」としている。
「ワンマッチでは大晦日でいい試合をした青木真也、川尻達也、ゲガール・ムサシらを積極的に使っていきたい。イロモノや黒魔術ではない、勝負論のある強力なワンマッチを組んでいきたいですね」と笹原EP。「フェザー級、ウェルター級、ワンマッチ共に大晦日の流れを汲んだカードを組んでいければと思っています」と、カード編成に自信をのぞかせた。
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