5月10日(日) 東京・後楽園ホールで開催されるニュージャパンキックボクシング連盟『ROAD TO REAL
KING VI』のメインイベントにて、全日本キックボクシング連盟スーパーウェルター級チャンピオンの山内裕太郎(AJ)を迎え撃つ、NJKFウェルター級チャンピオン健太(ESG)のインタビューが主催者を通じて届いた。
健太「イメージでは70回ぐらい倒してる。NJKFを救います!」
──まずは、3月の紅闘志也戦から振り返っていただければ。予告通りKO復活とはいきませんでした。
「試合直後は凡戦やっちゃったんで結構へこたれてたんですけど、今となっては、あの時来てくださったお客さんには悪いんですけど、いろいろ試せてよかったかなと思ってます」
──とりあえず、白星もついたし。
「うーん……結構、客席がシーンとしちゃってたんで気にしてたんですけど、会長も慰めてくれたし(苦笑)。相手のせいにしたらアレなんですけど、あんまり勝とうという気が伝わってこなくて、防ぐことだけ考えてる感じだったんで、倒しきるのは難しかったですね」
──「いろいろ試せた」という中には、首相撲もあったわけですか。
「相手が首相撲をやってくると聞いてたんですけど、自分の方ができるなと思って。ガンガン行けばよかったんですけど、僕がイタリアでフランス人にやられた嫌がらせを逆にやったりして楽しんでたら、会場がシーンとしちゃったんで、反省してます。次の山内選手は噛み合うと思うんで、ああはならないと思います」
──その山内裕太郎選手ですが、全日本キックのスーパーウェルター級王者。全日本中量級のエースと言われています。
「うれしかったですね。チャンピオンになって、なかなかそういう実績と名前のある選手とは組まれなかったんで。しかもいい結果残してなかった中で組んでいただいて。山内選手には、『ありがとう』という感じですね」
──どういう印象を持ってますか?
「大きい選手ですけどコンパクトに攻撃して、センスのある闘い方をするんで、うまいなあという感じですね」
──印象に残っている試合は?
「山本優弥選手とやった試合とかですかね。結構前ですけど」
──対戦するかもしれない相手としては?
「常にそう見てましたね。やっぱりこの業界にいる以上、他の選手の試合は常に、自分がやるとしたらという目で見てるんで」
──実際に闘うとなって、一番警戒する点は?
「ヒザ・ヒジですかね。デカイし、僕も結構、疲れると足止めて下がってきちゃうんで、飛びヒザを警戒しないと。あとヒジですね」
──逆に、何を使ってどう攻めるかというと。
「何通りもありますよね。今回、初対決ですけど、イメージではもう70回ぐらい倒してますから」
──70通りの倒し方で?
「いや、同じ技で50回ぐらい倒してますけど。いろいろイメージして。当日はデジャ・ブみたいになるんじゃないですか。『あ、これか』って感じで」
──モチベーションも上がってるんじゃないですか。
「もちろん、メチャクチャ高いですね。今までは、『ああ、今日も練習しなきゃ……。よし!』みたいな感じだったんですけど、今は練習が楽しくなっちゃって、ハイな状態で。1日24時間ぐらい練習してます」
──何時間生きてるんですか(笑)。
「いやもう、寝るのも練習ですよ。早く寝て成長ホルモン出そう! って。疲れて休むのも練習。常に試合のことを考えてて、食事もゆっくり多く噛んで栄養を取り入れようとか。風呂入ってストレッチして、寝る前にイメージトレーニングして……いろいろしてると、24時間」
──なるほど。
「今回は、『練習やるぞ!』っていう意気込みもないですね。楽しいんで。減量がないからかもしれないですけど(笑)」
──前回に続いて70kg近辺での試合ですね。
「前回も、紅選手はライトから上げてきた選手なんで体格差も気にならなかったし、今回も普通にやれます」
──先ほども出ましたが、NJKF王者が全日本に連敗中という状況です。ファンからしてみれば、とにかく勝ってくれ!という状況だと思いますが。
「そこについてはプレッシャーは全然なくて。というのは、結構みんな、『健太負けるだろうな』と思ってると思うんですよ。だから僕は圧勝して、マイク取って『見たか!』と……絶対言えないですけど(笑)。でもそれぐらいの気持ちで。だからプレッシャーにはならないし、むしろ組んでくれた連盟にはホントに『ありがとうございます』って感じなんで。しっかりチャンスを掴みたいです」
──団体対抗戦という部分については?
「そうですね、人間の本能的に集団意識があるみたいなんで、属してる集団に愛着心が湧くもので。やっぱり自分たちの闘ってるリングで他の連盟に負けてると、自分たちの普段やってる闘いより、全日本とかの方がいいんだとかいう風にファンは思っちゃうと思うんで。もちろん選手も、自分たちは素晴らしいパフォーマンス見せてると思いたいはずなんですよね。それに自分が貢献できるんであれば、うれしいです」
──今年の目標は2階級制覇ということでしたが。
「そうですね。70kg近辺でもしっかり闘えるようにしたいですね。山内選手もすでにK-1に出てるんで、勝ってアピールして、体も大きくしていきたいですね。……まあ、今年の目標は『長島☆自演乙☆雄一郎選手を倒して2冠』だったんですけど、その前に大きな山場が来た感じですね」
──では最後に、試合に向けての意気込みをお願いします。
「まさかの健太が、ニュージャパンを救います!」
ニュージャパンキックボクシング連盟
「ROAD TO REAL KING VI」
2009年5月10日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
<全対戦カード>
▼メインイベント2(第12試合) 70kg契約 3分5R
健太(ESG/NJKFウェルター級王者)
VS
山内裕太郎(AJ/全日本スーパーウェルター級王者)
▼メインイベント1(第11試合) 56kg契約 3分5R
国崇(拳之会/NJKFフェザー級王者)
VS
高橋拓也(習志野/MA日本バンタム級1位・元王者)
▼セミファイナル(第10試合) 70kg契約 3分5R
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級1位)
VS
武田一也(JMC横浜/MA日本スーパーウェルター級5位)
▼第9試合 ライト級 3分5R
一輝(OGUNI/NJKF同級2位)
VS
鈴木真治(藤原/全日本同級2位)
▼第8試合 フライ級 3分5R
三好 純(y-park/同級2位)
VS
大槻直輝(OGUNIジム/同級5位)
▼第7試合 ウェルター級 3分3R延長1R
上田龍之介(キング/NJKF同級7位)
VS
村田康行(Studio-K/MA日本同級10位)
▼第6試合 ウェルター級 3分3R延長1R
須釜和成(拳粋会/同級8位)
VS
高橋誠治(町田金子/同級11位)
▼第5試合 バンタム級 3分3R延長1R
増田利之(E.S.G/同級9位)
VS
畠山和浩(笹羅/同級10位)
▼第4試合 ヘビー級 3分3R
篤志(ブリザード/同級8位)
VS
柿崎孝司(WRSフェアテックス)
▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
鈴木翔也(OGUNI)
VS
逢見亮太(立川KBA)
▼第2試合 ライト級 3分3R
宮越慶二郎(拳粋会)
VS
宮田隼児(AJ)
▼第1試合 スーパーウェルター級 3分3R
長田竜介(OGUNI)
VS
クレイGタロー(G-1)
<チケット料金>
SRS席12,000円 RS席10,000円 特別指定席7,000円
A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円 当日立見3,000円
※座席券は当日1,000円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9977
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410
出場選手所属ジム
<お問い合わせ>
NJKF事務局=TEL:03-6240-8410
●NJKF2009年度スケジュール
(B)はブリザードジム、(S)はセンチャイムエタイジム主催
5月10日(日) 東京・後楽園ホール 6月21日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 7月5日(日) 東京・新宿FACE(S)
7月26日(日) 東京・後楽園ホール 8月30日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 9月23日(水・祝) 東京・後楽園ホール
10月4日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 10月25日(日) 東京・新宿FACE(S) 11月28日(土) 東京・後楽園ホール
12月6日(日) ゴールドジムサウス東京ANNEX(B) 12月23日(日) 東京・新宿FACE(S) |