7月6日(月)都内ホテルにて記者会見が行われ、7月24日(金)に開催されるK-1ルールの60kg級トーナメント『Krushライト級グランプリ2009開幕戦Round.1』と8月14日(金)に開催される『Krushライト級グランプリ2009開幕戦Round.2』(会場は共に後楽園ホール)の概要が発表された。
第2部ではトーナメント『Round.2』に出場する選手が出席。 6月21日(日)東京・後楽園ホール大会で出場が発表された山本元気、石川直生、前田尚紀、桜井洋平、ファイヤー原田に加えて、今大会より60kg級に階級を下げる『K-1 WORLD MAX 2007日本トーナメント』第3位の尾崎圭司の出場が決まった。残り2名については「ビックリするような選手が名乗りを挙げている」(宮田充Krush実行委員長)とのことで、トーナメント組み合わせと共に後日発表となる。
会見に出席した選手たちは以下のようにコメントしている。
石川
「本当は、このトーナメントを最初は断ろうと思っていたんですが、このトーナメントは誰が優勝するかによってこの階級の盛り上がりが大きく変わってくると思うので、強い人ばっかりで大変なんですが覚悟を持っています。俺がこのトーナメントで優勝してこの階級を盛り上げたいと思います。引っ張っていきたいと思います」
山本
「出るからには必ず優勝するつもりなので、何が何でも優勝します」
前田
「自分は組まれた試合はいつも全力でやるようにしていますので、頑張りたいと思います」
尾崎
「70kgでは自分の足技が出せないことが多かったので、ずっと階級を落としたいなと思っていたところがありました。そこで思い切って60kgに挑戦したいと思いまして、再起をかけて60kgに挑戦したいと思います。どんどんいま体重を落としているんですけれど、足技が出てきたと思います。試合では今まで以上の足技を見せられると思うので期待して下さい」
ファイヤー
「J-NETWORKのファイヤー原田です。前回ああいう形でゴリ押し気味みたいな感じで出場させていただいて……まあ、ゴリ押しさせていただいたんですが、あの話を聞いたら選手として、自分が足りないのは分かっているんですけれども、一歩先を自分自身超えたくて、そのチャンスだと思ったのでああいう形でさせていただいて、小林GMとお客さんに後押ししていただいた結果で出させていただいたと思っているので頑張ります」
●記者との質疑応答
ーーまだ組み合わせは決まっていませんが、闘ってみたい選手がいましたらお願いします。
石川
「決着つけたい選手、闘ってみたい選手、もう1回殴り合いたい選手……全部自分の中でストーリーがある相手なので全員とやりたいです」
山本
「特にいないです。今回はいかに合理的に決勝へ進むかなので、そういう選手はいないです」
前田
「自分はベルトもない普通の選手なので、誰とやっても全力を出そうと思います」
尾崎
「初めての60kg級なので盛り上がる試合をしたいです。前回のKrushで凄い盛り上げたファイヤー選手(隣にいたファイヤーが「いやいや……」と恐縮)ぜひ盛り上がる試合を、会場もお客さんも選手も盛り上がる試合をしたいなということで、ファイヤー選手とやりたいと思います。どうでしょう?」
ファイヤー
「(尾崎からマイクを手渡され)いやいやいや……あ、恐縮です。ビックリしました。この中で自分が一番格が落ちているのは自分で分かっているので、自分から選べる資格なんて全くないのは分かっているんですけれども、誰でも精一杯やらせていただこうと思っています。いま尾崎選手に言われて凄い嬉しくてビックリしたんですけれども、個人的な希望としては小林聡GMに今回出させていただいたので、その小林さんの遺伝子を一番継いでいる前田選手ともし闘えたら、自分の限界を超えられるかなと思います。でも、尾崎選手に声を掛けられて凄く嬉しいし、誰とでも精一杯やりたいと思います」
ーー石川選手、先ほどトーナメントを断ろうという発言がありましたが、それはなぜですか?
石川
「さっきも言ったとおり、もう1回やって決着をつけたい相手だったり、勝負論をもってちゃんと闘いたい選手がいっぱいいるので。僕は1試合1試合をテーマを持ってとか勝負論をしっかり見出して闘いたいので、トーナメントだとどうしても1試合目はいいけれど2試合目以降が、お客さんだったり自分だったりが“こういう形でなかったら……”という風に見るのが僕はちょっと不本意な形で実現しちゃうのはもったいないような気がするんですよね。7月のカードにしろ8月のカードにしろ。そういうのがちょっと。この16人の中の一番を決めるトーナメントは、K-1というのはそういう形でやっているからいいんですけれど、ちょっとそれはどうなんだろうと思ったんですよ。だけど絶対的な勝負論の最終的な結論としては、強いヤツは骨が折れていようが勝つし、勝ったヤツが強い。強いヤツが勝つというのを証明しないと、自分の野望も実現できないという答えに到りました。それで決意しました」
ーー山本元気選手、先ほど大月選手から「このトーナメントで山本元気とは当たりたくない」という発言がありました。山本選手はどう思いますか?
山本
「想像がつかないですね。まあ……(当たったら)反則ばかりしようかな(笑)。今はちょっと想像がつかないですね」
ーー前田選手、先ほど梶原選手から「決勝戦でもう一度殴り合いたい」とのコメントがありましたが、それについてどう思いますか?
前田
「お互い勝ち上がったら、またいい試合が出来ると思います」
ーー尾崎選手、今回70kgから10kg近い体重を落とすことになりますが、60kgでやろうと思ったのはいつくらいからですか?
尾崎
「K-1で60kgが出来始めた頃に、70kgではちょっと重いなと思っている時があって。パワーで技があまり出せないところも多かったので、ずっと階級を落としたいなと思っていたんですけれど、仮に下の階級が出来たらいいな、というのはありました。僕はK-1に出たいと思ってキックを始めた男なので、K-1で下の階級が出来たらいいなと思っていたので、今回出来たということで人生を賭けて落としてみようと思いました」
ーーチームドラゴンには他にも60kgの選手が多いですが、そこに戸惑いはありましたか?
尾崎
「そうですね、いっぱいいますね。今回チャンスをもらったので、他にもチャンスが転がっていてそれを掴む選手もいると思うんですけれど、今回は僕にチャンスが回ってきたので。多分、チャンスはあまり回ってこないと思うので、いっぱい60kg選手がいる中でチームドラゴンから2人だけだったのでそのチャンスを活かしたいなと。他の選手には今回僕にチャンスが回ってきたから申し訳ないんですけれど、その代わり、彼らが何も言えないくらいいい結果を出して逆に引っ張ってあげたいと思います」
ーー尾崎選手、通常体重はどれくらいから落とし始めているんですか?
尾崎
「70kgに挑戦するにあたって脂肪を付けて、70以上に上げて70に絞って試合をするということをずっと繰り返したんですけれど、今は脂肪だけを落とすトレーニングをずっとやっていて、水分は落とさず脂肪だけで67kgなので、このまま落としていけば水分だけで5kgくらい落ちるので順調だと思います。なので通常は67kgです」
ーー勝ち上がった場合は同門の梶原選手と当たる機会も生まれてきますが、それは覚悟して出てきたんですか?
尾崎
「もう、決勝でやるつもりです。それしか考えてないです。決勝で当たれたら最高だな、と。その時はお互い、思い切りぶつかれればいいなと思います」
ーー石川選手、元気選手、前田選手にお聞きしたいと思いますが、全日本キックの騒動にはどんな気持ちを持っていますか?
前田
「自分は選手ですので、試合を全力でやる。それだけです」
山本
「ニュースを聞いて、個人的に凄くお世話になった人なのでショックでした。あとファンの人たちの信用を失ったと思いますので、信用を取り戻さないといけないし、信用を取り戻すような試合をしたいです。いい試合をして、また次の興行も見に来てくれるような試合をしたいです」
石川
「キックボクシングを世の中に出したいと言っている僕にとっては、キックボクシングのイメージダウンになることなので正直、辛かったですが、でも、こういう逆境になったからこそ、こういうことになったからこそ生まれることも必ずあると思う。全日本キックはそういう逆境に強い団体であり、そういう選手が揃っていると思うので、こういうことになったからこそ生まれる現象を俺らが作るしかない。あと正直、どれくらい大きなことなのかは選手は分かってないので、僕は選手をあげて出来るようなことがあればやりたいんですが、どれくらい事態が大きなことなのかは把握できていないので、みんなと同じように7月、8月、応援してくれるお客さんを裏切らないようにやりたいと思います」
また、70kg級のスーパーファイト出場選手として中島弘貴(バンゲリングベイ)の出場も発表された。中島は2006年にアマチュアシュートボクシング関東大会中量級で優勝し、同年9月23日にプロデビュー。現在まで8戦8勝(7KO)と無敗であり、非常に高いKO率を誇っている。
中島
「次の試合は必ず面白い試合をして、KOで勝ちたいと思っています」
Krush実行委員会
「Krushライト級グランプリ2009〜開幕戦Round.1〜」
2009年7月24日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:00
※オープニングファイト開始17:15
<全対戦カード>
▼第8試合 Krushライト級グランプリ2009準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
山本真弘VS青津潤平の勝者
VS
大月晴明VS岩切博史の勝者
▼第7試合 Krushライト級グランプリ2009準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
梶原龍児VSソルデティグレ・ヨースケの勝者
VS
“狂拳”竹内裕二VS大高一郎の勝者
▼第6試合 スーパーファイト 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者、戦極ライト級GP2008準優勝)
VS
廣野 祐(NPO JEFA/J-NETWORKミドル&スーパーウェルター級王者)
▼第5試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
大月晴明(AJKF/WPKC世界ムエタイライト級王者)
VS
岩切博史(月心会/全日本フェザー級2位)
▼第4試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
山本真弘(藤原/全日本フェザー級王者)
VS
青津潤平(NPO JEFA/J-NETWORKライト級1位)
▼第3試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
“狂拳”竹内裕二(菅原道場/WMAF世界&MA日本スーパーフェザー級王者/MA日本キックボクシング連盟)
VS
大高一郎(STRUGGLE/全日本スーパーフェザー級3位)
▼第2試合 Krushライト級グランプリ2009 一回戦 K-1ルール 3分3R延長1R
梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者)
VS
ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン/全日本フェザー級7位)
▼第1試合 Krushライト級グランプリ2009リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R
森井洋介(藤原/全日本フェザー級8位)
VS
威幸(ウィラサクレック・フェアテックス/全日本ライト級8位)
▼オープニングファイト第3試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
小室武稔(チームドラゴン)
VS
調整中
▼オープニングファイト第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
丹藤義則(AJ)
VS
伊藤将彦(STRUGGLE)
▼オープニングファイト第1試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
森川修平(WSK健生館)
VS
一馬(小比類巻道場)
<チケット料金>
SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=http://t.pia.jp/sports/sports.html
イープラス=http://eplus.jp/
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
Krush実行委員会=TEL:03-5351-8390
<お問い合わせ>
Krush実行委員会=TEL:03-5351-8390
Krush実行委員会 「Krushライト級グランプリ2009〜開幕戦Round.2〜」
2009年8月14日(金)東京・後楽園ホール 開場17:00 本戦開始18:00 <出場予定選手>
山本元気(DTS/全日本スーパーフェザー級1位) 石川直生(青春塾/全日本スーパーフェザー級王者) 前田尚紀(藤原/全日本フェザー級1位)
桜井洋平(Bombo Freely/WFCAムエタイ世界ライト級王者/ニュージャパンキックボクシング連盟)
尾崎圭司(チームドラゴン/2007K-1 WORLD MAX日本トーナメント第3位) ファイヤー原田(ファイヤー高田馬場/J-NETWORKライト級4位/J-NETWORK)
中島弘貴(バンゲリングベイ/2006全日本アマチュアシュートボクシング関東大会中量級優勝)
<イベント内容> トーナメント1回戦4試合、準々決勝2試合、リザーブファイト1試合、70kgスーパーファイト <チケット料金>
SRS席15,000円 RS席10,000円 S席7,000円 A席5,000円 ※当日券は各席500円増し。 <チケット販売所>7月11日(土)〜発売
チケットぴあ=http://t.pia.jp/sports/sports.html
イープラス=http://eplus.jp/
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
Krush実行委員会=TEL:03-5351-8390 <お問い合わせ>
Krush実行委員会=TEL:03-5351-8390
Krush実行委員会 「Krushライト級グランプリ2009〜決勝戦Final
Round〜」 2009年10月30日(金)東京・後楽園ホール 開場17:00 本戦開始18:00 <イベント内容>
トーナメント準決勝2試合、決勝戦1試合、リザーブファイト1試合、70kgスーパーファイト
<賞金予定>
優勝3,000,000円 準優勝1,000,000円 第三位(2選手)500,000円
KO賞=1回戦50,000円 準々決勝100,000円 準決勝100,000円 決勝戦200,000円 <お問い合わせ>
Krush実行委員会=TEL:03-5351-8390
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