▲『Girls S-cup2009』」の一回戦で対戦するレーナ(左)と吉田正子
8月23日(日)東京・品川ステラボールにて開催されるシュートボクシング(以下、SB)協会「SHOOTBOXING
GIRLS TOURNAMENT『Girls S-cup2009』」の一回戦で対戦するレーナ(シュートボクシング
及川道場)と吉田正子(アゲ♂アゲ☆)の試合直前インタビューが、SBを通して発表された。内容は以下の通り。
■レーナ
シュートボクシング女子部門の中心選手として注目を浴びるレーナにとって、8・23『Girls S-cup』はこれまでで最大の闘いとなる。学校の夏休みを利用してシーザージムで出稽古を行なうなど、ハードなトレーニング積んで迎える大一番。彼女を支えるのは、誰よりも練習をしてきたという自負、そしてシュートボクサーとしての誇りだ。
――シーザージムでは、どのくらいの期間、練習したんですか?
「7月の21日から10日間くらいです。シーザー会長に“優勝したかったら、それなりのことをしなきゃいけない”って言っていただいたのもあって」
――実際に練習してみていかがですか。シーザージムはシュートボクシングの本部ジムでもあるわけですが。
「いやぁ、厳しいですねぇ。練習も厳しいんですけど、慣れない環境なので。それに、レーナがしっかりしてないと、“及川道場はどんな練習してんねん”って言われてしまうし。だから必死で練習についていきましたね」
――自分のための練習であると同時に、及川道場を背負って東京に来たという感じで。
「だから気が抜けなかったし、そのぶんメンタル的に強くなれたと思います。私、小6から及川道場に通ってて、10日も道場に行かなかったことってないんですよ。風邪で何日か休んだくらいで」
――毎日のように道場の仲間と顔を合わせていたと。
「だから今回、初めて10日もみんなと会えなかったのが寂しくて。だけど練習ではヘコんでられないんで。そういう面でも鍛えられたと思います」
――前回、『ジュエルス』での試合では意識的に投げを使っていましたが、かなり練習されたんですか?
「今年から柔道の練習をするようになったんですよ。やっぱり、去年MIKU選手に投げられて負けたのが大きかったです。負けることで、勝つために何をすればいいのか自然と見えてきた感じで。教えてもらってるのは現役時代に秋山(成勲)選手のライバルだった方なんですよ」
――じゃあ、かなり本格的ですね。
「最初は受け身から始めて。基本的なことからやってますね」
――前回の試合では、投げという課題をクリアできた感じですか。
「クリアできたんですけど、投げを狙いすぎちゃったのは新しい課題ですね(笑)。“投げたんねん!”って思いすぎちゃって。でも、しっかり投げれたことで自信がついたので、次からはうまくバランスが取れると思います」
――出稽古の期間には、かなりたくさんの取材を受けたみたいですね。
「はい。もう覚えてないくらい(笑)。でも取材してもらえるのは嬉しいですね。注目されるのはいいことだと思うんで、載れるだけ載りたいなって」
――その辺はシュートボクシングの女子を引っ張る自覚でもあるんでしょうね。
「ただ、やっぱり大事なのは試合なので」
――実際、『Girls S-cup』はかなり重要な闘いになりますよね。
「人生の分岐点だなと思います」
――まず、この大会をやると聞いた時の心境はいかがでしたか?
「“よっしゃ!”って思いました。やっぱりベルトっていうのがすっごい大きいですね。いくらエースって言われれても、これまでは形になるものがなかったので」
――ベルトを意識するようになったのって、いつぐらいからなんですか?
「もう、デビューする前からですね」
――最初からチャンピオンになるつもりでデビューしたと。
「そうです。先生(及川知浩)がベルトを持ってるので“私もほしい”みたいな」
――今、ベルトを巻くだけの自信ってついてきました?
「それはもう、ずっと持ってます」
――トーナメントの組み合わせも決まりましたが、出場メンバーの印象はいかがですか?
「特に意識はしてないです。イム・スジョンには一回負けてますけど、次やったら勝てる自信があるんで。“当たれたらいいなぁ”くらいの感じで、そんなに意識してないですね」
――トーナメントには総合格闘技の選手もたくさんいますよね。
「確かに、総合の選手は組んだら強いと思うんですけど、こっちには打撃があるし、投げも克服したし。怖いものはないですね。V(一)さんは立ち技の試合を見たことがないし、石岡(沙織)さんはシュートボクシングの試合をしてますけど、手数が少なかった。誰が相手でも、優勝できる自信はあります」
――優勝を目指す上で、最も重視している部分はどこでしょう。
「やっぱり気持ちですね。シーザージムで緒形(健一)さんに“1日3試合すれば、痛いところも必ず出てくる。一回勝って、もういいかと思ってしまうことがあるから。そういう時は、自分が絶対に一番になるって思い続けた人間が勝てるんだ”って教えていただいたんですよ。やっぱり、S-cupで優勝した方と一緒に練習すると、凄く勉強になりますね」
――その気持ちの面が、この夏はかなり鍛えられたわけですよね。
「そうですね。だから、凄く自信があるんですよ。それに、去年S-cupの大きい会場で試合したり、韓国に行ったり『ジュエルス』に出たり、いろんな経験もしてきてるんで。これまで10戦してきたんですけど、その経験を全部出せば、優勝できると思ってます」
■吉田正子
シュートボクシング女子部門のエース格として優勝が期待されるレーナだが、吉田は総合格闘技で30戦以上のキャリアを持つ強豪。シュートボクシングは初参戦となる吉田だが、いたってマイペースで試合に臨む。
――『Girls S-cup』参戦が決まった時の心境はいかがでしたか。
「いや〜(苦笑)」
――いきなり苦笑という感じで(笑)。
「なんかワクワク半分、怖いの半分って感じですねぇ。でも、こういうのも楽しいかな、と」
――シュートボクシングのルールはいかがですか。打撃だけでなく投げやサブミッションもあるわけですが。
「これが全部苦手なんですよねぇ(笑)。だって、痛いのヤじゃないですか。殴るのはいいけど、殴られるのは嫌ですねぇ」
――そんな吉田選手が、一回戦で優勝候補のレーナ選手と対戦することになりました。
「ねぇ。“アレッ?”て感じですよ。格闘技って怖いわ(笑)。レーナ選手とは一番やりたくなかったんですけど」
――それはどうして?
「前に試合見たら、凄く怖くて(笑)。“なんかおっかないなぁ。ヤな雰囲気だなぁ”って」
――若いだけにアグレッシブですからね。
「元気ですよねぇ。イキがいいっていうか。だから怖いんですよ」
――ただ、優勝候補との対戦はチャンスでもありますね。
「確かにそうですねぇ。でも、私は格闘技に関しては、何か狙ってるってわけでもないんですよね」
――“勝ったらおいしい”みたいな感覚ではないと。
「そうなんですよ。そんな“やってやる!”みたいな感じはなくて。勝ちたいとは思いますけどね。自分で楽しめればいいかなって」
――初参戦のSBで、どんな試合をしたいと思いますか?
「打撃だけじゃなく、投げも関節技も使いながら闘っていきたいです。打撃だけだったら、キックの試合もやってますからね。せっかくなので、シュートボクシングっぽい試合をしてみたいです」
――あまりガツガツしていない感じですが、吉田選手にとっての目標は?
「うーん……ステキな人になりたいですね。“ステキ!”って言われたいです(笑)」
――強いだけではなく、というか。
「中途半端に格闘技ばっかりっていう人はステキじゃないですよね。極めたらステキですけど。人間として視野が狭い感じがして。私は、もっと幅広くステキになりたいんですよ」
――そういう意味では、吉田選手はコスチュームも自作なんですよね。
「はい、全部自作です。せっかくなので、今回も新しいのを作ろうと思ってます」
――記者会見では、RENA選手に勝っている部分を聞かれて「オシャレ感」と答えていましたよね。
「そこは私が勝ってるかなぁ、と(笑)。やっぱりプロなので、そういう部分でもしっかり違いを見せたいですね」
シュートボクシング協会
「SHOOTBOXING GIRLS TOURNAMENT『Girls S-cup2009』」
一般公開記者会見
2009年8月22日(土)東京・銀座「パセラリゾーツ銀座店」
開始13:00
<出席者>
シュートボクシング協会 会長 シーザー武志
レーナ、石岡沙織、イム・スジョン、V一、岡田円、吉田正子、富田美里、高橋藍、藤井惠、渡辺久江、HIROKO、杉山しずか、坂本ひとみ ほか
<会場>
「パセラリゾーツ銀座店」
東京都中央区銀座6-13-16 銀座ウォールビル1F
TEL:0120−759−418
※アクセス:東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線 銀座駅A3出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線 東銀座駅A1出口から徒歩1分
シュートボクシング協会
SHOOTBOXING GIRLS TOURNAMENT
「Girls S-cup2009」
2009年8月23日(日)東京・品川ステラボール
開場15:00 本戦開始16:00
※スターティングファイト15:30〜
<決定対戦カード>
▼Girls S-cup2009 1回戦 2分3R延長1R
レーナ(シュートボクシング 及川道場)
VS
吉田正子(アゲ♂アゲ☆)
▼Girls S-cup2009 1回戦 2分3R延長1R
石岡沙織(空手道禅道会小金井支部)
VS
高橋 藍(シーザー)
▼Girls S-cup2009 1回戦 2分3R延長1R
富田美里(シーザー)
VS
岡田 円(総合格闘技闇愚羅)
▼Girls S-cup2009 1回戦 2分3R延長1R
V一(=ヴィー・はじめ、MAX柔術アカデミー&Yogaスタジオ)
VS
イム・スジョン(韓国/BARUNSON GAMES)
▼Girls S-cup2009 準決勝 2分3R延長1R
レーナ×吉田の勝者
VS
石岡×高橋の勝者
▼Girls S-cup2009 準決勝 2分3R延長1R
富田×岡田の勝者
VS
V一×スジョンの勝者
▼Girls S-cup2009 決勝 2分3R延長2R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼エキシビジョンマッチ EXミックストルール 2分2R
藤井 惠(AACC)
VS
渡辺久江(フリー)
▼JEWELSルール
杉山しずか(空手道禅道会横浜支部)
VS
坂本ひとみ(AACC)
▼SBルール
HIROKO(B CREW)
VS
超弁慶(ガムランナック)
<チケット料金>
アリーナシート5,000円 スタンドプレミアムシート5,000円
※当日券は各500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(24時間受付)
イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03-3989-0056
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
板橋大山アメリカン=TEL:03-3962-6443
フィットネスショップ=TEL:03-3511-2711
チャンピオン=TEL:03-3221-6237
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03-3843-1212
シュートボクシング
「武志道-bushido-其の四」
2009年9月4日(金)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※スターティングファイト17:15
<決定対戦カード>
宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
VS
ボーウィ−・ソー.ウドムソン(タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション/WPKL世界ウェルター級&元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級&元WMC世界スーパーバンタム級王者)
梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
VS
テイラー・トーナー(アメリカ/ROF USライト級王者)
▼SB日本スーパーフェザー級タイトルマッチ
及川知浩(及川道場/同級王者)
VS
鈴木博昭(ストライキングジムAres/同級4位)
▼SB日本スーパーバンタム級王座統一戦
ファントム進也(龍生塾/同級王者)
VS
えなりのりゆき(シーザー/同級暫定王者)
<チケット料金>
RS席8,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席3,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999
ローソンチケット=TEL:0570−084−003(24時間受付)
イープラス=http://eplus.jp/battle
レッスル池袋=TEL:03−3989−0056
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
板橋大山アメリカン=TEL:03−3962−6443
フィットネスショップ=TEL:03−3511−2711
チャンピオン=TEL:03−3221−6237
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=TEL:03−3843−1212
●シュートボクシング2009年興行スケジュール
9月4日(金)東京・後楽園ホール『武志道-bushido-其の四』
11月18日(水)東京・後楽園ホール『武志道-bushido-其の伍』
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