11月12日(木)都内ホテルにて、12月31日(木・大晦日)さいたまスーパーアリーナで開催の『Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜』の記者会見が行われ、魔裟斗(シルバーウルフ)の引退試合の相手がアンディ・サワー(オランダ)に決まったことが発表された。 会見には主催者である松田幸雄TBSテレビ事業局担当局長、谷川貞治FEG代表、笹原圭一DREAMイベントプロデューサー(EP)が出席。大晦日Dynamite!!についてそれぞれコメントした。 「今年もいよいよ1年間の総決算となりますDynamite!!が近づいてきました。私たちもTBS格闘技プロジェクトということで1年間、K-1MAX、DREAM、そして最後のDynamite!!という形になります。年末恒例の格闘技は2001年の異種格闘技で始まりDynamite!!という名前になり、国民的行事として定着してきました。 そうした中で2002年にその軸となるK-1MAX中量級のエースとして、MAXのスターとしてイベントを支えてきた魔裟斗選手がいよいよ引退となります。今年の始めから引退の意向を表明し、引退の場をDynamite!!に選んだことが魔裟斗選手の口から出ておりましたけど、その日が近づいてきました。そして今日その対戦カード発表となりました。 TBSの格闘技プロジェクトは魔裟斗選手を大きな軸として共にあったと言っても過言ではないと思います。思い起こせば2004年大阪ドームでのDynamite!!、魔裟斗選手VS山本“KID”徳郁はたくさんの人の記憶に残り、全体の視聴率でも平均で20.1%という記録を飾り立てたことも皆さんの記憶にあると思います。それから幾つもの大事な試合で必ず魔裟斗選手は登場し、7月の川尻達也選手との試合の興奮も皆さんに焼きついていると思います。 今度の引退試合はどんな記憶が皆さんの中に残るか。私たちも期待していますし、お茶の間のみなさんも期待していると思います。また大きな新たなDynamite!!の軸として素晴らしい試合になることをお約束したいと思います」(松田事業局担当局長) 「あっという間の1年で、今年もDynamite!!の季節が近づいてきました。例年に比べて開催発表が遅れて申し訳ないのですが、その分、過去にないほどのビッグイベントにしていきたいなと思います。 その中の最大の目玉が2000年代の格闘技界を牽引し、常にK-1の中心にいた魔裟斗選手の引退試合です。今年最初に記者会見をやってから、もうそんな季節が来てしまったのですが、魔裟斗選手がリング上での試合に出るのはこれが最後です。 改めて考えると今年は2009年で2000年代最後の年。一つの区切り、ケジメの年じゃないかなと思います。その中でK-1で活躍した武蔵選手、武田幸三選手、HAYATO選手と2000年代に活躍してきた選手が今年を境に引退するのは象徴的だなと思っています。2000年はアンディ・フグが亡くなったりと大変な年だったんですが、あっと言う間の約10年。魔裟斗選手の引退を機に新しい格闘技界が始まるという、そんな大会にしたいなと思っている次第です。 世界の状況が厳しい中で、2000年代の前半はある意味、格闘技界にとってもバブルだったんですけど、後半が苦しい中で格闘技がまだまだ元気だなというところを見せたいと思っています。こうして元PRIDEの笹原圭一イベントプロデューサーとも会見をやることも、その象徴だと思います。魔裟斗選手の最後、2000年代の格闘技界の最後、そして2010年からの10年を担えるような大会にしたいと思いますので、よろしくお願いします」(谷川代表) 「今、お話にございました通り、いよいよ大晦日が迫ってきたと実感している最中です。現状では魔裟斗の引退試合のみ発表させてもらっていますが、この後、DREAMのカードも続々と発表が出来ればと思っています。大晦日はDREAMとK-1が力を合わせて格闘技の底力を見せられればと思います。 今年の大晦日はさいたまスーパーアリーナで行うんですが、スタジアムバージョンという4万人規模の状態で行います。この大きさで大会を行うのも本当に久しぶりですので、ここを超満員にして熱気ある会場を作ること。そして昨年は視聴率でも民放1位の座を奪われていますので、それを奪回すること。視聴率・観客動員でも本当に文句のない数字を叩き出して、来年以降につなげていければと思っています。 今年のテーマも昨年同様に“勇気のチカラ”と打ち出させてもらっています。格闘技が持つ力、勇気の力で日本全体を明るく出来ればと思います。大晦日は死ぬ気でやろうと覚悟しておりますので、是非皆さんご協力・ご声援よろしくお願いします」(笹原EP) 3人の挨拶が終わり、谷川代表が魔裟斗の対戦相手がサワーになったことを発表。サワー戦決定までの経緯を説明した。 「当初から魔裟斗選手は7月はファンの望むカード、最後は自分が望むカードということを宣言していました。私もそれに沿って7月は川尻戦を用意しました。そして12月、魔裟斗選手は世界チャンピオンのジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)と戦いたかったと思うのですが、ペトロシアンが右拳の中指骨を骨折して全治3カ月、手術をすることになりました。 前回の試合後に魔裟斗選手はリングに上がってペトロシアンに対戦を表明したのですが、運命のいたずらか、トーナメントの準優勝者で、魔裟斗選手がMAXで一度も勝ってないサワーとぶつかることになりました。
ルールとしては普段の3分3R制では決着がつかないと思うので、3分5R延長1RのK-1ルールでやりたいと思います。正直に言って非常に強い相手ですので、最後の最後までどうなるか分かりません。そういう意味でも最後の戦いっぷりを注目してください」 そしてここでサワーとの対戦が決まった魔裟斗が会見に登場。席につくと「覚えている人はいると思うんですけど、2000年の11月に当時最強と言われていたムラッド・サリにKO勝ちして『これからは僕の時代です』と宣言しました。 それから9年経って、2009年12月31日にアンディ・サワーにKOで勝って『2000年に宣言した僕の時代が終わりました』と宣言したいと思います。サワーとは噛み合うと思うんで、バチバチの打ち合いをして、皆さんが望む試合を見せたいです。そして絶対に倒したいと思います。期待してください」とサワー戦への意気込みを語った。
★魔裟斗、対戦カード決定会見(2)
★魔裟斗、対戦カード決定会見(3)
FEG 「FieLDS Dynamite!!〜勇気のチカラ2009〜」
2009年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナ 開場13:00 開始15:00 <追加決定カード>
▼魔裟斗引退試合 K-1ルール 3分5R延長1R
魔裟斗(シルバーウルフ/K-1 WORLD MAX世界トーナメント2003&2008優勝) VS アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ/K-1
WORLD MAX世界トーナメント2005&2007優勝) ▼スーパーハルクトーナメント決勝戦 ミノワマン(フリー) VS
ソクジュ(カメルーン/チームクエスト) <決定対戦カード> ▼K-1甲子園62kg級FINAL準決勝 K-1甲子園ルール 3分3R
HIROYA(主催者推薦/2008年優勝/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/2年) VS 野杁正明(主催者推薦/至学館高等学校/1年) ▼K-1甲子園62kg級FINAL準決勝 K-1甲子園ルール 3分3R
嶋田翔太(主催者推薦/昨年第3位/私立西武台高校/3年) VS 石田勝希(主催者推薦/2009年全日本新空手道選手権大会軽中量級優勝/初芝立命高等学校/2年)
<チケット料金> VIP席100,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付)(完売)
VIP魔裟斗引退試合スペシャルシート100,000円(特典:応援グッズ+スペシャル特典付)(完売)
RRS席30,000円 SS席15,000円 SS魔裟斗引退試合スペシャルシート15,000円(特典:応援グッズ付) スタンドS席7,000円 スタンドA席4,000円
※全席指定・消費税込 ※1歳より入場券が必要 <チケット発売場所>
DREAM webサイト http://www.dreamofficial.com/
K-1 webサイト http://www.k-1.co.jp
DREAM携帯サイト iモード、Yahoo!ケータイ EZweb K-1携帯サイト iモード、Yahoo!ケータイ EZweb TBSオンラインチケット http://www.tbs.co.jp/k-1/
イープラス http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-790) ローソンチケット=TEL:0570-084-003 CNプレイガイド=TEL:0570−08−9999
レッスル池袋店=TEL:03-3989-0056 書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 フィットネスショップ格闘技=TEL:03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=TEL:03−5275−2778 後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 さいたまスーパーアリーナ=TEL:048-600-3037
公武堂=TEL:052−241-2511 バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223 新日本プロモーション http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム http://ringside.jp/ <問い合わせ>
Dynamite!!事務局=TEL:03-5775-5065 |