3月3日(水)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて記者会見が行われ、DREAMライト級チャンピオンの青木真也(パラエストラ東京)が、4月17日(土・現地時間)アメリカ・テネシー州ナッシュビルのブリジストンアリーナで開催される『ストライクフォース』(以下SF)でギルバート・メレンデス(アメリカ)が保持するSTRIKEFORCEライト級王座に挑戦することが発表された。
会見に出席した青木は最初の挨拶から熱く意気込みを語った。
「SFからタイトルマッチのオファーをいただいてありがたく思います。素直に嬉しい、というのが今の気持ちです。3月、4月、5月とDREAMがある中で、大黒柱と言っている僕が日本を離れるのはどうなんだというのは、僕が一番考えたと思いますが、大みそかでDREAMがアジアでナンバーワン……僕は世界でナンバーワンだと思っていますけれど、ダントツで日本のトップだということが分かってしまったと思う。それを日本だけのマーケットで留めておいていいのか、不景気な中で全てを背負って全てを懸けて、世界のマーケットに立ち向かっていけるのは僕しかいないと思った。
日本がトップといつも言っている僕が行かないわけにはいかない。DREAMのチャンピオンが世界で一番ということを、パッと行ってパッと極めて証明してきます。僕が負けたらDREAMが終わると思っているので、気楽なチャレンジではない。全てを懸けて“この野郎!”というのを見せてやろうと思っています。『PRIDE』の時に言っていた“60億分の1”というのを、これが噂の……ってやつを見せてやります。DREAMに“60億分の1”の称号を取り戻す。次に会う時はベルトを持ってお会いしましょう」
今回対戦するメレンデスとは2006年11月15日に『PRIDE武士道ー其の十三ー』で試合が組まれていたが、メレンデスの負傷欠場で流れ、代役に勝利した青木がリングサイドで観戦していたメレンデスに大みそかでの対戦をアピール。メレンデスも同意し、大みそかで実現するものと思われたが、青木はヨアキム・ハンセンと、メレンデスは川尻達也と対戦したため結局実現はしなかったという経緯がある。
「SFのチャンピオンだし、世界トップの選手。僕も世界トップだと思っているので、凄く魅力的な相手です。日本のファンもアメリカのファンもおなか一杯で帰れる試合になると思います」と、青木は高評価。
記者から“今回も刺しに行くつもりなのか?”(大みそかの廣田瑞人戦の時に、青木が「笹原さんが刺しに行けと言ったから刺しに行く」と言って話題になった)との質問が飛ぶと、「アメリカだから撃ちに行くと言った方がいいのかな。元警察官だから。でも、刺しに行きますわ。DREAMを世界トップのプロモーションにするんなら、生半可な覚悟じゃ行けない」と答える。
DREAMとのルールの違いについては「SFは立ちヒジあり、寝技のヒジなしなんですよね。でもそこはそんなに変わらないです。ケージですけれど、ケージの試合は見ているし、そのオタク度では誰にも負けない。そこは圧倒的に僕が日本一。それに僕の技術体系ではケージもリングも関係ない。常に世界を見ているし。マニアックな話ですが、DREAMの場合、5本ロープなので足が外に出ないんです。壁に近いのでそんなに差はない」と、いつもと変わらずを強調した。
立ち技でのヒジ打ちに関しては「出すタイミングがあればやるけれど、普通にやって普通に極めます」と、あくまでも得意のサブミッション(関節・絞め技)で勝つと宣言。
ただし、青木のトレードマークであるロングスパッツはルールにより着用禁止。「脱ぎますよ。脱ぐしかないでしょう。青木の生足が見られるのは魅力的だと思いますので、それを見にアメリカまで来て欲しい。なかなか見られないですよ」と、笑いのネタにするほどで気にはしていないようだ。全米中継に関しても「ありがたいことだけれど関係ない。僕の中ではそうでもない。有名になると面倒くさいしね。普通の人がやっても怒られないことを、僕がやると怒られるから」と、年末からのバッシングに対してチクリ。
もし王座奪取すれば当然、防衛戦をすることになるが「まずベルトを獲って、それを守って来いと言われたら守ってきます。僕は全部笹原さんたちに任せてありますから。次はここと言われたらそこで最高のパフォーマンスを出すだけ。場所とか国の違いがあったらダメだなんて子供じゃないんだから言いません」と、日本と海外を股にかけて試合をするという。
さらに記者からはUFCのチャンピオンも目指すのかとの質問も飛んだが、「僕がUFCに行くことはないから。日本にUFCが来るならいいけれど。僕は日本を捨てて行く気はない。日本が大事だから。UFCが日本に来たらやってやるくらいの気持ちでいます」と、そのつもりはないと断言。
また、川尻とのDREAMライト級タイトルマッチについては、「僕は絶対にやります。青木真也がDREAMから離れるわけじゃない。そこは誤解して欲しくない。今回の試合も笹原さんを通してのオファーだから。DREAMのタイトルマッチはそれはそれでちゃんとやります」と答え、笹原EPも「時期は未定ですがもちろん組もうと思っています」とした。
「ストライクフォース」
2010年4月17日(土・現地時間)アメリカ・テネシー州ナッシュビル・ブリジストンアリーナ
<主な対戦カード>
▼STRIKEFORCEライト級タイトルマッチ 5分5R
ギルバート・メレンデス(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術アカデミー/王者)
VS
青木真也(日本/パラエストラ東京/挑戦者)
▼STRIKEFORCEミドル級タイトルマッチ 5分5R
ジェイク・シールズ(アメリカ/シーザー・グレイシー柔術アカデミー/王者)
VS
ダン・ヘンダーソン(アメリカ/チーム・クエスト/挑戦者)
▼STRIKEFORCEライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
ゲガール・ムサシ(オランダ/レッドデビル/王者)
VS
キング・モー(アメリカ/キングダム・オブ・メイヘム/挑戦者)
FEG
「DREAM.13」
2010年3月22日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ
開場15:00 開始16:00
<追加対戦カード>
▼無差別級ワンマッチ
ミノワマン(フリー/スーパーハルクトーナメント優勝)
VS
ジミー・アンブリッツ(アメリカ/トッド・メディーナ・フリースタイル柔術アカデミー)
▼ウェルター級ワンマッチ
長南 亮(チームM.A.D.)
VS
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
▼ライト級ワンマッチ
菊野克紀(ALLIANCE/DEEPライト級王者)
VS
弘中邦佳(マスタージャパン/ケージフォース・ライト級王者)
▼ライト級ワンマッチ
KJ・ヌーン(アメリカ/シティ・ボクシング)
VS
アンドレ・ジダ(ブラジル/EVOLUCAO-THAI)
<決定対戦カード>
▼DREAMフェザー級タイトルマッチ
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム/王者)
VS
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー/挑戦者)
<チケット料金>
VIP席(専用入場ゲート、グッズ付き)100,000円
RRS席22,000円 スタンドS席10,000円 スタンドA席5,000円
<チケット販売所>
DREAMwebサイト=http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯サイト=iモード、Yahoo!ケータイ、EZweb
TBSオンラインチケット=http://www.tbs.co.jp/k-1/
イープラス=http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999<Pコード=594-790>
ローソンチケット=TEL:0570-084-003<Lコード=34539>
CNプレイガイド=TEL:0570-08-9999
レッスル池袋店=TEL:03-3989-0056
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011
フィットネスショップ格闘技=TEL:03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
公武堂=TEL:052-241-2511
バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223
新日本プロモーション=http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム=http://ringside.jp/
<お問い合わせ>
DREAM事務局=TEL:03-5775-5065
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