↑(右から)金丸英男プロデューサー、松島富士雄エグゼクティブプロデューサー、鶴賀義紀会長、村田純代表、石田日出夫顧問、原貴紀氏
3月23日(火)都内ホテルにて、エメリヤーエンコ・ヒョードルが役員として名を連ねる総合格闘技組織M-1 GLOBAL(ワジム・フィンケルシュタイン会長)の日本支部である『M-1 GLOBAL JAPAN』の発足発表が行われた。
会見には鶴賀義紀会長、村田純代表、石田日出夫顧問、松島富士雄エグゼクティブプロデューサー、金丸英男プロデューサー、NPO法人しんふぁ支援協会(シングルファミリーを支援する団体)の原貴紀氏が出席。
M-1 GLOBAL JAPANは小・中・大規模の大会運営、日本人選手の海外MMA(総合格闘技)イベントへの出場、M-1 GLOBALネットワークからの日本MMA大会への招聘など、あらゆる活動を行っていくという(M-1 GLOBAL JAPAN事務局は株式会社LIGHT ON社内に設置)。また、M-1 GLOBAL KOREA(インディ・チャン会長)と協力し、同時にアジア連盟を発足、今後はアジアにおけるネットワーク構築(中国、モンゴル、台湾など)を行って組織を拡大していく予定。
活動の第一弾として発表されたのが、4月16日(金)東京・新宿FACEで開催される『M-1 Selection ASIA EDITION 2010 JAPAN〜STEP UP TO THE CHALLENGE〜』である。この大会はM-1 GLOBALのMMAワールドカップとして位置づけられた『M-1チャレンジ』に出場するアジア代表チームを選抜するための大会で、以下の順序で各階級の代表を決定。
4月16日 新宿FACE大会で-70kg、-76kg、-84kg、-93kg、+93kgの5階級で2試合ずつ(総勢20名による全10試合)行われ10人の日本代表を決定
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6月初旬 3月5日に行われた韓国大会の勝者と日本大会の勝者(各階級2名ずつ)が「セミファイナル」として韓国で対戦
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7月 6月大会の各階級の勝者同士が「ファイナルマッチ」として日本で対戦
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8月〜12月 ファイナルマッチの勝者がアジア代表としてチームを編成し、『M-1チャレンジ』世界大会に出場
『M-1チャレンジ』はロシア、ヨーロッパ(イギリス含む)、アメリカ(南・北)、アジアの4大陸からそれぞれ2チームが出場し、5階級のチーム戦でトーナメントを争う大会であり、『そこで活躍した選手は世界大会であるM-1グローバル、M-1ブレイクスルーに出場し、ヒョードルと同じステージに上がることが出来る」(鶴賀会長)という。
大会の模様は全て本部(オランダ)と各国のスタッフの手により公式ウェブサイト(http://www.m-1global.com/)にて、インターネットで世界同時ライブ配信される。
「M-1グローバルの大会構成は、既にピラミッドを成しており、世界的大会M-1グローバルを頂点にM-1ブレイクスルー、M-1チャレンジ、そしてチャレンジに出場するための選手を決めるM-1セレクションがあります。有名無名関係なく、あくまで実力で世界にのし上がるシステム、それがM-1グローバルであり、MMAのワールドスポーツ化を目指すことこそコンセプトなのです。そしてアジアの代表を決める大会がこのセレクションであり、総合格闘技のワールドカップがチャレンジです」(会見資料より)とのことで、日本大会の出場選手に関して次のように説明。
「今回のM-1 Selectionのコンセプトとして無名、まだ表に全く出てきていない選手、これからデビューする選手にスポットをあてます。この記者会見はもっと早い段階で行う予定だったんですが、現実的にはすでに動いていて、定員以上のエントリーが集まっています。さらに出たいという選手が当然出てくると思うので、そういう人も含めて選考に入りたいと思っています」(鶴賀代表)
また、7月に日本で開催されるファイナルマッチでは、ワンマッチでアジアBチームを選考するという。その理由は「M-1アジア代表はアジアを背負って出るので勝ってもらいたい。アジアAチームはチャンスを広く与えるために誰でもSelectionにエントリー出来ますが、Bチームは勝てるチームを作り上げたい。Bチームの選考基準は韓国と調整中です」とのことだ。
会見ではヒョードルの電話によるインタビュー内容も配られ、その音声はプロジェクターで場内に練習中の写真と共に流された。以下、その内容。※原文そのまま
ーーこの度いよいよ日本で『M-1 GLOBAL JAPAN』が発足いたしますが、それにあたりお祝いメッセージをお願いいたします。
「日本の総合格闘技ファンの皆さん、そしてマスコミ関係者の皆さん、本日は会見にご出席いただきありがとうございます。また『M-1 GLOBAL JAPAN』発足され鶴賀会長おめでとうございます。ますます発展されます事を祈り致します」
ーーヒョードルさん、それでは質問に入ります。2010年の調子はいかがですか?
「お陰様で好調です。もしかしたら日本へ行くチャンスがあるかもしれないので、期待しているところです」
ーーそれはすばらしいですね。2番目の質問になります。以前、年末に日本で試合をされましたが、今年の年末また日本で戦いたいですか?
「もちろんやりたいのは山々ですが、まだ年が明けたばかりなので何とも言えません。しかし対戦相手など条件が整えば、年末までに日本に行きたいと思います」
ーー最後の質問です。本日の大会の日本人参加選手と日本のファンに対して一言お願い致します。
「いつも応援ありがとうございます。もちろん日本大会に沢山のファンの方々に来ていて頂きたいです。そして一日も早く日本のファンの皆さんにお会いできたら嬉しいです。最後に、選手の皆様にはご健闘をお祈り致します」
LIGHT ON/M-1 GLOBAL JAPAN事務局
「M-1 Selection ASIA EDITION 2010 JAPAN〜STEP UP TO THE CHALLENGE〜」
2010年4月16日(金)東京・新宿FACE
開場18:00 開始19:00
<エントリー階級>
-70kg、-76kg、-84kg、-93kg、+93kg
各階級2試合、総勢20名による全10試合
<チケット料金>
SRS席7,000円 テーブル席7,000円
RS席5,000円 A席4,000円
<チケット販売所>
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999 http://pia.jp/t/
25日よりぴあカウンター、ファミリーマート、サークルK、サンクス各店で発売
ローソンチケット=TEL:0570-084-003(Lコード:36184)
ローソン店頭ロッピーにて
イープラス=http://eplus.jp/battle/
23日より先行予約、27日より発売。セブンイレブン、ファミリーマート各店にて受け取り可能
<お問い合わせ>
M-1 GLOBAL JAPAN事務局=TEL:03-5645-2119(10:00〜19:00)
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