4月17日(土)東京・新宿FACEにて開催される、ファイティングンマスター主催「KICK the ROOTS」の旗揚げ興行『KICK
the ROOTS 〜BUSTA〜』の全対戦カードが発表された。主催者解説とカードは以下の通り。
▼メインイベント(第11試合) 72kg契約 3分5R
銀次郎(Soul of innocent/WMF世界&UKFインターナショナルミドル級王者)
VS
ゲンナロン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレックフェアテックス/M-1ウェルター級王者)
【解説】
今回、旗揚げするROOTS、その創設者は、我龍真吾をはじめ、Masaru、庵谷“出美流漫”鷹志、紅闘志也のキックボクシング界をけん引してきた4名だが、エースは、あえて銀次郎と定められた。つまりは、明日のROOTSを背負う男。26歳とまだ若いが、新日本キックボクシング協会時代に所属した宇都宮尾田ジムでは、ジム頭として大いに活躍した。現在、日本ミドル級からヘビー級と二階級を制覇したスーパーチャンピオン、松本哉朗との激闘は語り草となっており、一度は引き分けている。ジムの閉鎖によりファイティングマスターに移籍してすぐに二つのベルトを奪取し、我龍真吾に追いつき追い越さんとハードな試合をこなしてきた。そんな銀次郎のキャリアの中で、今回、最強の相手を迎える。ゲンナロン・ウィラサクレックは、ムエタイプロモーション「M-1MC」の看板選手で、在日ムエタイ選手最強の大物である。5年前には、我龍と大接戦の上、勝利。これは、銀次郎、試練の一戦というだけでなく、かたき討ちであり、師匠越えというテーマがあるわけだ。「七色の肘打ち」と呼ばれる多彩な肘打ちは、世界最高級の切れ味。銀次郎の気魄は、この危険な刃を跳ね返し、値千金の勝ち星をつかみ取ることができるだろうか……。
▼セミファイナル(第10試合) 62kg契約 3分5R
Masaru(=マサル/MONKEY MAGIC/元日本ライト級1位)
VS
中村広輝(赤雲會/J-NETWORKライト級6位)
【解説】
長らくライト級屈指の実力者として活躍してきたMasaru(旧名:マサル)が選手生命を懸けてラストスパートをかけている。新日本キックボクシング協会の日本フェザー級タイトルマッチでキックボクシング界を代表する名選手、小野寺力に挑み、バックハンドブローでダウンを奪取、後楽園ホールを総立ちにする名勝負を演じてドローとなったのが約12年前。ライト級転向後も絶対王者、石井宏樹に挑戦するなど常に第一線で活躍してきた。そんな功労者が「もう協会ですべきことはなし」と突如のフリー宣言。昨年8月、ムエタイの強豪、サガッペット・イングラムジムを相手に一歩も引かない闘志を見せつけ「Masaruここあり!」を大いに示した。目指すは完全燃焼。ROOTSは、その為に創設されたと言っても過言ではない。そこで選ばれたのは、沖縄から来た新進気鋭のJ-NETWORKランカー、中村広輝。右のカウンターブローでKOを量産し、昨年12月、金澤元気をその強打一発で昏倒させている。新たな出発の相手としては荷が重いほどの好選手。だが、Masaruは「だからこそ燃えますね!」と舌舐めずりする。心技体揃ったこの一戦、キックボクシングの神髄を魅せる、まさにROOTSの旗揚げに相応しいグレードだ。
▼第9試合 79kg契約 3分5R
庵谷“出美流漫”鷹志(フリー/元日本ウェルター級2位、元J-NETWORKミドル級1位)
VS
SHOHEI(小林道場/元日本ミドル級6位)
【解説】
「キックボクシング史上最高の名勝負」と語り草になっている鷹山真吾(現:我龍真吾)と庵谷鷹志の激闘は、まさにリング上の喧嘩、合法のステゴロだった。8年前の死闘は、そこに友情を芽生えさせ、引退した庵谷が我龍のセコンドに付くようにさえなっていた。そのうち庵谷が飽くなき闘志を再び燃やし復帰する。シュートボクシング協会、J-NETWORK、新日本キックボクシング協会と渡り歩き、最後に骨を埋めるべく盟友たちと創ったのがROOTSというわけだ。対するは、これも元協会の元日本ランカー、SHOHEI(旧名:昇平)である。銀次郎もいた宇都宮尾田ジムで活躍。同階級の銀次郎が常に上位にいた形だが「才能は昇平」と関係者が絶賛する天才肌。得意のカウンターハイキックが冴えた時、見事なKO勝利を積み上げていたものだが、気持ちにムラがあり、その力を十分に発揮できないもどかしさも感じること多々だった。それが今春、宇都宮駅近辺に自身のジム「小林道場」を設立。更には「K-1で優勝します!」と高らかに再起宣言をブチ上げている。去りゆく老兵が気鋭の若者に何かを伝える試合。
普通ならそうだろう。だが、庵谷が狙うは「俺の原点」と断言する喧嘩。実力者同士の一戦ながら、これは綺麗な試合で終わりそうもない。
▼第8試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー 75kg契約 3分5R
我龍真吾(ファイティングマスター/WMF世界ライトヘビー級王者、UKF世界ライトミドル級王者、元WMAF世界ミドル級王者、元M-1ミドル級王者、元J-NETWORKウェルター級王者、元日本ライト級王者)
VS
ヒロ三河(武将)
【解説】
我龍真吾は、格闘技界が生み出した鬼っ子、または奇跡の存在だ。日本ライト級王者、鷹山真吾(我龍の旧名)は、新日本キックボクシング協会の代表王者で武田幸三と並んでダブルメインイベントを務めたこともあるスターだった。それが2年以上の空白期間を経てフリー選手、我龍として復活。今でこそフリー選手など珍しくもないが、約5年前には、希少で戦えるリングもほとんどなかった。そこに我龍は革命を起こした。
ハズレのない試合内容と「喧嘩師」を強調した特異なキャラクターは、常に会場を沸かせ、気がつけば上がったことのないプロモーションがないほどの売れっ子となっていた。1年で15試合以上の異常なペースで戦い続け、K-1でも人気者として広く認知される。世界王座を含む5階級6冠王者という空前絶後の実績。それが昨年、ひとつの事件で地に落ちた。そこからの再起。我龍は、今も変わらずリングに立っている。その誠実で真摯な人柄は、ファンにも業界関係者にも浸透し、プロモーターとしてのデビューを、ここ新宿FACEで支えてくれていることだろう。そして、ファイターとしても闘い続ける。対するは、アウトローイベント「武将」のエース格、ヒロ三河。名うての喧嘩師のゴロ面子、しかと見届けていただきたい。
ファイティングンマスター
「KICK the ROOTS 〜BUSTA〜」
2010年4月17日(土)東京・新宿FACE
開場16:00 開始17:00予定
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合) 72kg契約 3分5R
銀次郎(Soul of innocent/WMF世界&UKFインターナショナルミドル級王者)
VS
ゲンナロン・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレックフェアテックス/M-1ウェルター級王者)
▼セミファイナル(第10試合) 62kg契約 3分5R
Masaru(=マサル/MONKEY MAGIC/元日本ライト級1位)
VS
中村広輝(赤雲會/J-NETWORKライト級6位)
▼第9試合 79kg契約 3分5R
庵谷“出美流漫”鷹志(フリー/元日本ウェルター級2位、元J-NETWORKミドル級1位)
VS
SHOHEI(小林道場/元日本ミドル級6位)
▼第8試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー 75kg契約 3分5R
我龍真吾(ファイティングマスター/WMF世界ライトヘビー級王者、UKF世界ライトミドル級王者、元WMAF世界ミドル級王者、元M-1ミドル級王者、元J-NETWORKウェルター級王者、元日本ライト級王者)
VS
ヒロ三河(武将)
▼第7試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー 74kg契約 3分3R
紅 闘志也(フリー/PK.1世界ムエタイスーパーウェルター級王者)
VS
コンリー・ヨックタイジム(ヨックタイ)
▼第6試合 KIDSファイト 2分2R
堂園和貴(ファイティングマスター)
VS
石川大貴(B-FAMILY NEO)
▼第5試合 KIDSファイト 2分2R
小松壮太(MONKY MAGIC)
VS
大田原友亮(B-FAMILY NEO)
▼第4試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー 63kg契約 3分3回戦
YUKINORI(フリー)
VS
細谷信喜(白龍)
▼第3試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー ライト級 3分3R
SYU(強者)
高林和也(小林道場)
▼第2試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー 62kg契約 3分3R
マサヤ(ファイティングマスター)
VS
祥汰(SRK)
▼第1試合 プロキックボクサー×アウトローヒーロー 60kg契約 3分3R
ウルティモ・オニーロ(テキーラボーイズ)
VS
MINIRA(CLUB E.D.O.)
▼オープニングファイト第2試合 60kg契約 2分3R
佐藤友彦(ファイティングマスター)
VS
ピットビッケ(全栄会館)
▼オープニングファイト第1試合 60kg契約 2分3R
井上希三男(ファイティングマスター)
VS
イーグル(CLUB E.D.O.)
<チケット料金>
SRS席15,000円 VIP席(テーブル席)20,000円、RS席12,000円
S席10,000円 A席7,000円 B席5,000円
立見3,000円(指定席が売り切れ次第発行)
※当日料金は1,000円増し
※入場時にワンドリンク500円が必要
<チケット販売所>
ファイティングマスター及び参加各ジム、選手
<問い合わせ>
ファイティングマスター=TEL:0426-67-6221
e-mail tribus.oshima@gmail.com
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