5月26日(水)都内ホテルにて、明日、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.7」の前日計量が行われ、メインイベントで対戦する山内裕太郎(P.O.D./team pitbull)、名城裕司(K NETWORK国士会館)が意気込みを語った。
『Krush-EX〜新宿 Dog Fight〜』以来、約半年振りのKrush参戦となった山内。昨年は廣野祐、健太、中島弘貴という若手ファイターたちに3連敗、さらに今年2月にチェコで行われたイッツ・ショータイムでもドラゴに敗れており「最近は負けが込んでいて、単純に明日の試合は負けられない。負けたくないという気持ちが強いですね」と現在の心境を語る。
しかし2月のドラゴ戦では過去にKO負けを喫している相手と互角以上に渡り合い、山内にとっては「負けはしましたけど1戦目とは全然違う内容だった。KO、もしくは圧倒的な試合をしないと勝てないのは分かっていたけれど、負けたという気持ちや敗北感はないです。それよりも自分が強くなっているなという実感を持てた試合でした」と、自らの成長に自信を深める試合となった。
対戦相手の名城については「すごくアグレッシブでやられることを恐れずに倒しに行くスタイル。(長島戦の)結果はああなったけれど、あれは名城選手が弱いからじゃなくて、やるかやられるかのスタイルで試合をしているから。自分もそういう選手と試合が出来ることはうれしいし、負けられない試合だけど楽しんでやりたい」と分析する山内。
その名城も出場したK-1MAX日本トーナメントは「刺激になりましたね。若くてどの選手も強かった。自分が出ていたらどうだろうという悔しい気持ちもあった。(優勝した)長島選手は強いとは思うけれど、試合をして負けるとは思わない」と山内のモチベーションにつながっている。
対する名城はK-1MAX日本トーナメントで長島☆自演乙☆雄一郎にKO負けしてからの再起戦。「この間、初めてKO負けをしてしまって、今回が復帰してから2戦目。そこで山内選手とやらせてもらえるのは光栄です。全力でぶつかって勝ちに行きたい」と意気込みを語る。
「あとで試合を見返して、気負いすぎた部分はありましたけど、あれは長島選手が狙っていたパンチです。だから結果は結果として受け止めています。ショックは大きかったですけど、だからこそすごく練習できたし、あの試合があったからこそ頑張ってこれました。あの負けがあったから今がある。そういう試合をしたいと思います」と長島戦での反省を受け止め、今回の山内戦に照準を絞ってきた名城。
キャリアで勝る山内を「僕ぐらいの戦績の選手からすると山内選手は色々な経験をされていて、僕が何をやってもそれを吸収されてしまうんじゃないかという不安があります」と高く評価する一方で「僕はやるかやられるかのスタイルを貫いて、山内選手が吸収しきれないような勢いで試合をします。そして逆に自分が山内選手の方を色々と吸収したい」と打倒・山内に燃えている。
この試合は国内最激戦区となる70kgにおいて、生き残りをかけた熾烈なマッチメークとも言える。2人はそれぞれこの日本人対決にかける決意を語った。
「負けたらやばいという気持ちはもちろんあります。去年は3連敗して勝って、それで今年はドラゴに負けて。いつまでもお客さんが自分を見てくれるとは思わないし、危機感はあります。僕もいつの間にかベテランになりましたけど、若くて強い選手がいる中で、どうやって有名になれるかを考えたら、そういう選手に勝って潰していくしかない。そこで名城選手と戦えることは光栄に思います」(山内)
「前回はいきなりK-1MAXのトーナメント本戦というビッグチャンスで、それを掴む道が巡ってきたかと思いました。でも僕は大舞台でこけてしまって、テレビで試合を見ているみなさんに39秒で倒されたという事実が広まったと思います。それを返上するためのビッグチャンスを与えられて、僕はどうしてもそれに応えたい。どうしてもものにしたいと思います。兄(名城信男)も負けたばかりですし、兄弟の連敗は止めたいです」(名城)
なお第3試合でMIKOTO(アイアンアックス)と対戦予定だった阿佐美ザウルス(P.O.D)は減量による急性腎不全で計量直前に緊急入院。MIKOTOが計量をパスしているため、明日の試合はMIKOTOの不戦勝扱いになる模様。
Krush実行委員会
「Krush.7」
2010年5月27日(木)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:30
※本戦開始前にオープニングファイト予定
<全対戦カード>
▼メインイベント(第8試合)70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
山内裕太郎(P.O.D./team pitbull/元全日本スーパーウェルター級王者) 69.9kg
VS
名城裕司(K NETWORK国士会館)70.0kg
▼セミファイナル(第7試合)55kgkgFIGHT K-1ルール 3分3R延長1R
KENJI(アンリミテッド/元WPMO世界フライ級王者) 54.9kg
VS
杉山明隆(GET OVER)54.9kg
▼第6試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
ダニロ・ザノリニ(志村道場/ブラジリアン・タイ)70.0kg
VS
堤 大輔(チームドラゴン)69.9kg
▼第5試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
白虎(WK/チームC3BLAIZ)69.1kg
VS
渡辺雅和(チームドラゴン)70.0kg
▼第4試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者) 62.9kg
VS
白濱卓哉(建武館)62.8kg
▼第3試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
阿佐美ザウルス(P.O.D.)
VS
MIKOTO(アイアンアックス)70.0kg
▼第2試合 70kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
YOSHI(M&Jキックボクシングジム)69.7kg
VS
JUN Da 雷音(E.S.G.)当日計量
▼第1試合 70kgFIGHT K-1ルール 3分3R延長1R
松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 70kg優勝)70.0kg
VS
内山政人(小比類巻道場)69.6kg
▼オープニングファイト第3試合 64kg契約 K-1ルール 3分3R
高橋 功(WK/DURO) 63.9kg
VS
山崎秀晃(チームドラゴン)64.0kg
▼オープニングファイト第2試合 60kgFIGHT K-1ルール 3分3R
中島 剛(青春塾)59.1kg
VS
佐々木大蔵(チームドラゴン)60.0kg
▼オープニングファイト第1試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R
前田 修(GET OVER)62.4kg
VS
林 将多(チームドラゴン)62.4kg
<チケット料金>
SRS席10,000円/RS席7,000円/S席5,000円/A席4,000円
※当日券は500円増し、また立ち見3,500円を販売
<チケット販売所>
チケットぴあ
イープラス
後楽園ホール
グッドルーザー
<お問い合わせ>
グッドルーザー=TEL:03−5351−8390
Krush実行委員会
「Krush-EX〜Next Generation Fight 2010 vol.2」
2010年6月12日(土)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
<決定対戦カード>
▼メインイベント 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
野杁正明(OISHI GYM/16歳/K-1甲子園2009王者/2勝1KO)
VS
西川孝平(ディダマンディ八王子/18歳/J-NETWORKスーパー・ライト級7位/4勝2KO3敗)
▼63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
卜部弘嵩(チームドラゴン/21歳/8勝4KO5敗1分)
VS
生井宏樹(フォルティス渋谷/27歳/J-NETWORKライト級2位/6勝2敗1分)
▼55kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
瀧谷渉太(桜塾/21歳/2007全日本新空手K-2軽量級王者/11勝6KO4敗)
VS
TARO(月心会/22歳/4勝1KO1分)
<チケット料金>
RS席 7,000円/S席 5,000円/A席 4,000円/スタンディング 3,000円
※全席指定、当日は500円増し
<チケット発売場所>
チケットぴあ
イープラス
グッドルーザー
<お問い合わせ>
グッドルーザー 03−5351−8390
|