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6月18日（金）東京・渋谷区富ヶ谷にあるリバーサルジムにて、7月3日（土）東京・新宿FACEで開催されるZST事務局『BATTLE HAZARD 04』の記者会見が行われた。
5月にこの大会での現役引退を発表していた第2代ZSTウェルター級王者・渋谷修身（フリー）の対戦相手は佐藤光留（パンクラスMISSION）に決定。パンクラス出身で2006年からはフリーとして活躍してきた渋谷が、パンクラスに在籍する佐藤と引退試合で対戦するという非常にドラマチックなマッチメークとなった。（※ルールは掌底・レガース着用、ダウン・ロープエスケープが認められるRXルール）
会見には上原譲ZST事務局代表、渋谷、佐藤の両選手が出席。上原代表がこの対戦カード決定の経緯を「渋谷選手の相手としてU系の選手をマッチメークしようと思っていたのですが、そこで佐藤光留選手の方から、渋谷選手が先輩であり、尊敬する選手だということで、手を挙げていただきました。
この佐藤選手の強い気持ちを渋谷選手に伝えたところ、渋谷選手もそれに応えたいということで、対戦カードが決まりました」と説明。これを受けて渋谷、佐藤がそれぞれ挨拶し、試合への意気込みを語った。
 「まずはこういった舞台を用意していただいた上原代表、そして関係者の方々に感謝の気持ちを伝えたいと思います。対戦相手に関してはすべて上原さんに任せていた中で、佐藤選手が対戦したいと言っているのを伝え聞きました。
最初はまさか佐藤選手が、という気持ちもありましたが、断る理由もないですし、引退試合の相手として決めさせていただきました。今こうして（佐藤が）隣にいるのが不思議な気持ちです。自分がパンクラスを退団してから（佐藤とは）接点がなくて、試合がどうなるか分かりません。試合は試合なんで勝って優秀の美を飾りたいと思います」（渋谷）
「ZST初参戦で渋谷さんの最後の試合ということで気合が入っています。思うところは腐るほどありますが、リングの上でレスラーとして、プロレスラーとして表現したいと思います」（佐藤）
質疑応答では佐藤に「なぜ渋谷の引退試合の相手に名乗りを挙げたのか？」という質問が挙がり、その理由を「昔のことを掘り返すのはあれなんですが、僕にとっては大先輩で、鈴木みのるという存在を中心とした家族の中で渋谷さんはお兄さんのような方でした。厳しいことを言われたこともありますし、感謝してもしきれないです。
そこで渋谷さんが引退されるということになり、2人の関係の中で、ただそれを見送っていいのか。じっとしていていいのかと考えました。そして是非リングという場所で戦ってみたいと手を挙げさせてもらいました。僕の試合を受けていただいて、渋谷さんには感謝しています。そしてそれと同時に覚悟と緊張があります」と説明した佐藤。
 対する渋谷も「最初は本当にそう言っているのかなという気持ちがありました。上原さんに対戦相手のことを託してはいたんですが、そこでパンクラスの選手が出てくるとは思わなかったです。佐藤選手が名乗りを挙げてくれて、素直にうれしいです。その話を聞いて感謝の気持ちでいっぱいになりました。でもこれは試合ですから、勝つつもりでリングに上がりたい。
（佐藤はどんな後輩だった？）楽しい思い出がいっぱいあって、表現できないですね。ただ佐藤選手はすごく熱い男でした。常に考え方などが一生懸命で、たまにふざけたりバカなことをやるんだけど、ぶれない気持ちを持って生きている選手だなと思っていました」とパンクラス時代の後輩である佐藤が最後の相手となったことの意味を語る。
そして両者に対戦相手へのメッセージを求めると佐藤からは「渋谷さんは先ほどからこれは試合だとおっしゃっていますが、特別な意味のある試合です。でも僕は試合である以上、反対コーナーに立っている人間が誰であれ、ぶっ潰すつもりで試合をします。だから渋谷さんぶっ潰します。よろしくお願いします」と殺気漂うコメント。
これに対し渋谷も静かな口調ながら「自分は負けてやめるつもりはないですし、勝つことしか考えてないです」と静かに意気込みを語る。
 主催者として「ZSTのリングでパンクラスで生まれた選手同士が戦うことになるとは思っていませんでした。今の総合格闘技では新弟子から練習生を経てプロデビューするという流れがほとんどありません。でもこの2人はその流れで活躍している選手です。自分はリングスでこの業界に入り、団体は違っていたのですが、同じ流れを組む団体として、新弟子からデビューして活躍することの大変さを知っています。ですからこの2選手に私は尊敬の気持ちが強くあります。
2人にはこの時代にその流れの中で生きてきた生き様や戦う姿を見せて欲しい。それは明後日SRCで試合をする金原正徳、DREAMで試合をしている所英男にも見てもらいたいですし、 今ではZSTでもアマチュア大会やSWAT！からすぐにプロとして活躍選手もいますが、そういった選手にも2人の素晴らしさを見てもらいたい。僕はこの試合を組めたことを誇りに思いますし、ぜひ皆さんに見てもらいたい試合です」とこのカードへの期待感を口にした上原代表。渋谷は佐藤とのラストファイトで何を残し、そして何を見せるのか？
ZST事務局
「BATTLE HAZARD 04」
2010年7月3日（土）東京・新宿FACE
開場17：30 開始18：00
※ジェネシス/SWATバウトは17：40開始
＜決定対戦カード＞
▼渋谷修身引退ラストマッチ RXルール 無差別級シングルマッチ
渋谷修身（フリー/第2代ZSTウェルター級王者）
VS
佐藤光留（パンクラスMISSION）
▼RXルール ライト級シングルマッチ
太田裕之（ZFC）
VS
佐藤伸哉（P’ｓLAB横浜）
▼RXルール フェザー級シングルマッチ
伊藤健一（ALLIANCE）
VS
清水俊裕（総合格闘技宇留野道場）
▼ZST VTルール 62kg未満契約 シングルマッチ
藤原敬典（秋本道場JUNGLE JUNCTION/初代ZSTバンタム級王者）
VS
和田竜光（吉田道場）
▼ZST VTルール ライト級シングルマッチ
山田哲也（しんわトータルコンバット）
VS
山本勇気（パラエストラ千葉）
▼ZST VTルール ライト級シングルマッチ
奥出雅之（ゴールドジムサウス東京/チーム09）
VS
上田厚志（骨法烏合会矢野卓見道場）
▼ZST VTルール バンタム級シングルマッチ
清水俊一（総合格闘技宇留野道場）
VS
片山 伸（T-Pleasure）
＜チケット料金＞
VIP席（最前列）12,000円/VIP席（カウンター席）12,000円
SRS席 8,000円/A席 6,000円/立ち見 5,000円
※当日券は全席一律500円増し
※1歳よりチケットが必要
※ドリンク代別途500円が必要
※カメラ・ビデオカメラによる撮影は一切禁止
※昼の部「SWAT！in FACE vol.5」とは別チケット
＜チケット発売場所＞
チケットぴあ 0570-02-9999（Pコード/594-770）
後楽園ホール 03-5800-9999
＜お問い合わせ＞
ZST事務局 03-5388-0808
ZST事務局
「SWAT！in FACE vol.5」
2010年7月3日（土）ゴールドジムサウス東京アネックス
開場12：30 開始13：00
＜チケット料金＞
SRS席 5,000円/一般自由 4,000円
※当日券は全席一律500円増し
※1歳よりチケットが必要
※ドリンク代別途500円が必要
※カメラ・ビデオカメラによる撮影は一切禁止
※夜の部「BATTLE HAZARD 04」とは別チケット
＜チケット発売場所＞
チケットぴあ 0570-02-9999（Pコード/815-391）
＜お問い合わせ＞
ZST事務局 03-5388-0808
●2010年度 ZST大会スケジュール
7月3日（土）「SWAT！in FACE vol.5」新宿FACE（昼の部）
7月3日（土）「BATTLE HAZARD 04」新宿FACE（夜の部）
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