8月に16カ国の選手により開始した『Thai Fight』の準決勝及び決勝が12月6日午後6時(現地時間)からタイ国にて開催される。5日(日)午前11時、ファイナルに進んだ4選手の計量が行われ、日本人選手で準決勝に勝ち進んだ宮越宗一郎(拳粋会)は66.8Kg、準決勝の相手ベルギー代表のヨセフは66.9Kgでパスした。
『Thai Fight』は3チャンネルにて生中継され、優勝賞金もタイ国内で今まで開催された中では最高額の200万バーツ(約550万円)に加え、ISUZUのピックアップトラック1台が贈呈される。一般層のムエタイ離れを阻止しようと、ムエタイを賭けの対象ではなくより多くの人々にエンターテインメントとして広めることを目的とし、世界16カ国のトップ選手によるトーナメントとして開幕したもの。ルールも通常の3分5Rではなく3分3Rに変更。
宮越は8月29日の開幕戦でトルコ人のArikan Fikliと対戦して判定勝ち、大会MVPである「Fighter of the Match」にも選ばれた。10月25日には日本でもお馴染みの強豪リアム・ハリソン(イギリス)と準々決勝を闘う予定だったが、リアムが体調不良による計量失敗で失格に。不戦勝扱いで宮越がj準決勝へ進出した(※試合はワンマッチとして行われ、リアムがKO勝ち)。
以下、計量を終えた宮越のインタビュー。
ーー『Thai Fight』という非常に大きな大会に参加しての感想は?
「初めての海外で、もちろん初めての海外での試合でしたが、非常に良い経験だと思います」
ーー今までの試合を振り返ってどう思いますか?
「最初のトルコ人はそんなに強豪ではなかったんですが、さすがにリアム・ハリソン選手は今までに経験したことが無いほど強い選手で、ローキック対策はしていたんですが、タイミングが絶妙でした。手数は少ないですが、スタミナを温存しながらの無駄の無い動きで、一発の威力が非常に強かった。非常に得るものが多く、その経験を生かし、今回はリアム式ローを蹴るつもりです」
ーー今回『Thai Fight』の準決勝に勝ち進んだが、今の感想は?
「当初は『Thai Fight』で闘う選手が世界でも一流の選手だとは知らず、あとで知りましたが、今はとにかく勝って優勝を目指します」
<対戦カード>
▼準決勝第1試合
Petchmonkong Petchfocus(タイ)
VS
Fabio Pinca(フランス)
▼準決勝第2試合
宮越宗一郎(日本)
VS
Youssef Boughanem(ベルギー)
▼決勝戦
第1試合の勝者
VS
第2試合の勝者
▼3位決定戦
第1試合の敗者
VS
第2試合の敗者
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