DEEP事務局「DEEP 18th IMPACT」
2005年2月12日(土)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
▼メインイベント 5分3R
○長南亮(フリー)
TKO 3R2分15秒 ※左の飛びヒザ→パウンド
●ホアン・ジュカオン・カルネイロ(ブラジリアン・トップ・チーム)
1R、左のローを飛ばす長南。続けて左のジャブを打ったところで、カルネイロがカウンターのタックル。驚異的なスピードで長南を軽くテイクダウンする。インサイドガードのカルネイロはボディと顔面にパンチを打ち分け。グラウンドながら肩の入った威力のあるパンチを打つ。しかし長南もすぐにカルネイロの体を蹴り離し、グラウンドから脱出する。スタンドに戻ると長南は左のロー。これでカルネイロの体が一瞬、流れる。しかしカルネイロはパンチのフェイントを見せてから、再びテイクダウン。上半身を固めて腰を切りながら足を抜き、サイド→マウントをポジションを制していく。しかしマウントを返すのは長南の得意技の一つ。カルネイロの左腕を掴んで、自分の右方向にブリッジしインサイドガードに戻す。この試合初めてグラウンドで上になった長南は、カルネイロの顔を突き放しパンチを落としていくが、カルネイロのリーチが長く、なかなか顔面にヒットしない。
2R、このラウンドも長南は左ロー。さらに右ストレートで飛び込んで左のパンチを打つが、カルネイロは待ってましたとばかりにカウンターのタックルでテイクダウンを奪う。これはロープ外に体が出てしまいブレイクとなる。再開後、長南はカルネイロの左足に左右のローを集めるも、カルネイロのタックルを切りきれない。長南はガードポジションのままコーナーに押し込まれ、三角絞めを担がれると、カルネイロにサイドポジションを奪われる。カルネイロはマウントを取るとパンチの連打。暴れる長南をガッチリと押さえ込み、パンチを受けた長南の顔は赤く腫れ上がる。バックを見せて逃げようとする長南。しかしカルネイロは足を四の字クラッチして、後ろから長南の顔面にパンチを打つ。
3R、バックキックを打つ長南。しかしすぐに左のジャブにタックルを合わされ、カルネイロにテイクダウンを許してしまう。しかしこれは体が場外に出てしまいブレイク。再開後、長南は右のハイキックから左のインロー。そして飛び込むように右フック!これがカルネイロの顔面にヒットし、思わずカルネイロはバランスを崩す。何とかテイクダウンしたカルネイロだったが、動きが止まりブレイクとなる。そして再開後、長南が狙いしました左の飛びヒザ蹴り!これが見事カルネイロに的中し、カルネイロは崩れ落ちるように長南にサイドポジションを許す。もはやKO寸前のカルネイロに長南はパウンドの連打。動きの止まったカルネイロを見て、レフェリーが試合を止めた。
▼第9試合 DEEP初代ライト級王者決定戦 5分3R延長1R
○三島☆ド根性ノ助(総合格闘技道場コブラ会)
3R判定 3−0 ※三島が初代ライト級王者に
●TAISHO(Team Barbosa
Japan)
「BARBOSA JAPAN」のフラッグを掲げて入場したTAISHO。三島は裸の大将風に、ランニングと短パン姿でリングに上がる。本来なら階級の違う両者。パワーで劣るTAISHOが、いかにして三島を切り崩すかが試合のキーポイントとなるのだが…
1R、ジャブを付きながら前に出る三島は、そのまま大きく踏み込むと豪快にテイクダウンを奪う。いきなりガードを取るという展開となったTAISHOだが、すかさず下から腕十字を狙う。三島はすぐに腰を浮かして腕を引き抜くと、そのまま叩きつけるように強烈なパウンド。TAISHOの体をコーナーに押し込んでパンチを落す。
TAISHOも三島の体を蹴り離し、立ち上がることが出来たものの、三島はすぐに組み付いて後方にスープレックス。TAISHOは再びグラウンドで下になってしまう。クローズガードでパウンドを防ぐTAISHOに対して三島はバスター。そして中腰の態勢から、勢いを付けてパンチを振り落としていく。TAISHOも果敢に腕十字にトライするが、三島がすぐに腰を上げて腕を引き抜くため、極めることが出来ない。会場に「ゴツン!」と大きな音が響くほど、強烈なパンチを落す三島。パワーを生かして、TAISHOを圧倒的に攻め立てる。
2R、TAISHOはジャブを付きながらヒザ蹴り。しかしこれを三島にキャッチされ、1Rに続きラウンド序盤にテイクダウンされるという苦しい展開に。何とか立ち上がろうと体を半身にして、ヒップスローを狙うTAISHOだが、三島は左腕でTAISHOの体を抱えてそれ潰す。そして鉄槌とパンチをコツコツと落としていく。しかしTAISHOも三島の両腕を抱えると、自分の足を手で掴んでオモプラッタ。TAISHOはそのまま三島の股の間をくぐって、三島のバックへ!立ち上がろうとする三島に組み付いて、有利な態勢から投げを放つものの、三島のバランスが潰されてしまう。スタンドに戻す絶好のチャンスを逃したTAISHO。ラウンド終了まで三島のパウンドを浴び続ける事となる。
3R、勝つためには一本かKOしかないTAISHOは、ゴング直後に飛びヒザ蹴り!朝日昇を倒したこの技にすべてを託したのだが、三島にキャッチされテイクダウンを許す。しかし三島のパウンドがTAISHOの後頭部に入りブレイク。もう一度スタンドで戦うチャンスがTAISHOに巡ってくる。しかしそれまでのパウンドのダメージからか、自分から手が出せないTAISHO。逆に三島はジャンプキックや二段蹴りと大技を連発。そして左ミドルからのタックルでテイクダウンを奪う。これまで何とかパスガードは阻止していたTAISHOだが、遂に三島にサイドそしてマウントポジションを許してしまう。勝負所と踏んだ三島はマウントからパンチの連打。しかしTAISHOも最後の力を振り絞って体を動かして逃げる。最後は三島の腕十字がすっぽ抜け、三島がインサイドガードとなったところで試合が終わった。TAISHOの打撃を完封し、グラウンドで常に上を取り続けた三島の文句なしの判定勝ち。DEEPライト級のベルトは三島の腰に巻かれた。
▼第8試合 フェザー級 5分3R
△今成正和(Team-ROKEN)
判定 1−0
△前田吉朗(パンクラス稲垣組)
1R、今成はいつもの半身ではなく、通常のサウスポースタイル。サイドステップを使いながら、前田の周りを回る。右のローを飛ばす前田。しかし今成に寝技に引き込まれるのを警戒してか、踏み込んだ打撃が出せない。ここから今成は飛び蹴りのフェイントや、半身に構えるいつもの変則的なスタイル。得意の後転するように飛びつく足関節を見せる。しかし前田もすぐにこれに反応し、スタンドを要求する。今成は半身から右のミドル。これをガードした前田も左ミドルを返す。さらに今成は動きをピタリと止めたかと思うと、ノーモーションの右ミドル。完全に前田から視線を外し、リング内をランニングするなど、前田に打撃のペースをつかませない。これに対し前田も飛び込んでの右アッパー。今成の顔をかすめるものの、今成は「効いてないよ」とアピールする。
そして今成がタックルから引き込んで、遂にグラウンドの展開となる。前田の手首を掴んだ今成はすぐに三角絞め。頭振って逃げる前田にオモプラッタ、腕十字と次から次へと関節技を仕掛ける。前田はバスターで今成の腕十字を外したものの、今成は手首を掴んだまま、再び三角絞めへ。今度は前田は自らが前転するように、今成の足のクラッチを解いてディフェンス。最終的に今成がクローズガードを取るというポジションに落ち着いた。動きの少なかったスタンドから一転、わずか1分足らずの間に目まぐるしく攻防が変わる、ハイレベルな寝技の展開に、客席からは大歓声が起こる。
2R、前田は左のジャブ。今成も右の前蹴りを機に、右のミドル、左のミドルと積極的に打撃を出していく。そして今成が一気に間合いを詰めて引き込むと、1R終盤の興奮再びとばかりに客席が沸き返る。しかし前田はこれには付き合わず、すぐに立ってスタンドを要求する。今成は飛び蹴りのフェイントを2回、前田に背中を見せてしゃがむなどやりたい放題。両手をだらりと垂らし、半身に構える。そこにパンチを打ち込む前田だが、踏み込みが浅くダメージを与える事が出来ない。パンチが駄目なら蹴りと、右のインローを飛ばす前田。飛び込んでグラウンドに引き込む今成を突き放して、イノキ・アリ状態からも蹴りを飛ばす。そしてラウンド終盤、今成のタックルに合わせて前田が右アッパー!そのまま今成に覆いかぶさり、右のパンチを落す。しかし今成もすぐにクローズガードを取り、ダメージを最小限に抑える。前田はこの右アッパーに手ごたえを感じたのか、インターバル中も盛んに右アッパーのシャドーを繰り返す。
3R、今度は自分から先に打撃を出してく今成は、右のローを立て続けに3発。そして後転からの寝技の引き込みに成功すると、再び腕十字とオモプラッタの連携で攻めるものの、前田もそれを察知し、すぐに腕を抜く。前田は距離を取って右ロー。今成はそのローに合わせてバックブローを打つが不発に終わる。その後もパンチで距離を詰めようとする前田が、寝技に引き込む今成にスタンドを要求するという展開が続くが、残り1分、今成が前田をコーナーに押し込むようにタックル、引き込んで寝技のチャンスを作るものの、これも逃げられてしまう。対する前田も終了間際、必殺の飛びヒザ蹴り!しかし今成に蹴り足を取られてしまい、試合終了となった。判定はジャッジ1名が今成を指示したものの、残り2名がドローのため引き分けに終わった。寝技に引き込みたい今成と、打撃で勝負したい前田。注目の日本人対決は独特の緊張感漂う一戦となった。
▼第7試合 女子47s契約 5分2R
△しなしさとこ(フリー)
判定 0−0
△金子真理(禅道会)
女子総合の黄金カードが遂に実現。期待に違わぬ名勝負となった。1R、しなしはパンチをフェイントに組み付き、投げをうって抑え込みにかかるが、金子はすぐに立つ。もう一度、しなしがテイクダウン。しかし、これも立たれる。今度は金子がしなしを倒しに掛かり、しなしがバックに回るが金子は下からの腕十字! グローブをクロスさせ、必至に耐えるしなし。いきなりの大ピンチだ。その後、しなしの腕が伸びるが、金子の膝の締めが甘かったのかスルリと抜けてしまい、今度はしなしが上に乗ろうとする。
これを金子が制し、再び上に。ガブった状態からなんとスピニングチョーク! 一難さってまた一難のしなし、リングに這いつくばるようにして回転を防ぎ、立ち上がる際にはヒザをもらうもブレイクとなった。しなしは大振りのフックから組み付いてテイクダウンするも、金子がまたも下からの腕十字。そのままの体勢でゴングを聞いた。
2R、しなし初敗北の色が濃かった1Rとは打って変わり、今度はしなしが攻めに転じる。大振りの右フックをフェイントにテイクダウン、金子を抑え込みきれずに立たれるが、すぐに首投げでマットに転がす。抑え込もうとするしなしだったが、やはり金子に立たれてしまう。それでもしなしは喰らいついていき、ついにサイドポジションへ到達。バックマウントを奪うと、腕十字の体勢へ。ボディへパンチを入れながら、腕のフックを切ろうとするしなし。
顔を跨いでパンチを入れ、足に腕を引っ掛けてフックを切ろうとするが、金子に立たれてしまい足関節に移行。
それも立たれてしまったしなしだが、すぐに一本背負いで金子をグラウンドに引きずり込む。場内がドッと沸いた。しなしは拘りの腕十字を狙い、金子が起き上がろうとするとスルスルと足に巻きついてヒールホールド! 金子も足を取りに行くが、極めに掛かるのはしなしの方。金子が立とうとしても、足を離さずヒールを狙いに行き、そのままゴングを聞いた。大熱戦はドローに終わった。
▼第6試合 無差別級 5分2R
○太子郎(パンクラスMEGATON)
KO 1R1分56秒 ※パンチ
●石井淳(超人クラブ)
太子郎137s、石井120sのスーパーヘビー級対決。最初は右フックからのヒザで石井が先手を取るが、太子郎は持ち前のラッシングパワーでパンチを振るって前へ出る。最初の右フックは腕で防がれたが、左フックをフォローしてもう一度右のフック! これがモロにヒットし、石井はバッタリと倒れこんだ。
▼第5試合 5分2R
○三浦広光(パンクラスMEGATON−TOKIN)
判定 3−0
●藤沼弘秀(荒武者総合格闘術)
このところ精彩を欠く藤沼が、またしても不完全燃焼試合をやってしまった。1R、三浦がタックルで押し込み、左ストレート、ヒザ蹴りを交えながらテイクダウンを狙っていく。藤沼は差し合いに持ち込みながら、ロープ伝いに逃げてブレイク。藤沼はタックルを仕掛けるが、三浦が腕を差させず逆に押し込んでいく。藤沼のタックルはいわゆる“カブトムシタックル”で、スピードも変化もなく一本調子のため、最近の試合ではほとんどテイクダウンを奪えずにいる。この日もそのタックルは変わらず、三浦に全て受け止められ逆にヒザ蹴りや左右フックをもらってしまう。
2R、藤沼は掌底で突っ張りのようにして連打を放つが、三浦もストレートを返す。さらに藤沼のタックルに合わせて右フック、タックルを受けて投げを見舞い、腕十字を極めかける。スタンドに戻っても藤沼のタックルは三浦に逆に押し込まれ、右アッパー、ヒザ蹴り、右フックをもらってしまった。最後、三浦はテイクダウンを獲りに行ってバックへ回り、さらに殴りに行く。最後はバックキックを披露して、三浦が判定勝利を収めた。
▼第4試合 5分2R
○白井裕矢(アンプラグド国分寺)
判定 3−0
●佐藤隆平(R-GYM)
1R、共にパウンドを得意とする同士、どちらが先にテイクダウンを奪うかが注目された。右スレートを打ち合い、組み合いになったところで先にテイクダウンを奪ったのは佐藤。やはりパウンドを充分に警戒している白井は両腕をガッチリとホールドするが、佐藤はハーフからマウントまで奪う。そこで佐藤が三角を仕掛けたところで、白井が頭を抜いて脱出、佐藤はすぐに殴りかかるが空振りに終わった。
白井がパンチで前へ出ようとしたところに、佐藤の右フックがヒット! 白井はすぐに組み付き、投げに行くが失敗。逆に佐藤にテイクダウンされるが、下からのアームロックを仕掛けていく。これはブレイクに終わるも、佐藤はテイクダウンからマウントを奪い、パンチを見舞ったところで初回終了。
2R、周りながらローを放つ白井は、佐藤がパンチで前へ出てくるところにもローを合わせる。それに対して佐藤は連打を仕掛けていき、フックを当てる。白井が捕まえてテイクダウン、サイドからマウントへ移行し、ついにパウンド。これは佐藤に立たれたが、白井はすぐにバックへつき、出足払いでテイクダウン。だが、上になったのは佐藤。マウントを奪うが白井に返されると、実に見応えのある攻防が続く。場内も歓声が沸き起こる。
スタンドに戻り、白井が左ボディから右フック。組み付いてくる佐藤を足払いでコカし、そのまま1回転して巴投げ! 上になった白井がパウンドを落とし、優勢のままゴングを聞いた。
▼第3試合 フューチャーキングトーナメント70kg以下級決勝
○井上裕貴(RJW)
判定 3−0
●五十里祐一(パンクラスP'sLAB東京)
1R、五十里はタックルで押し込んでいくが、井上は首相撲でガッチリと相手を捕らえてのヒザ蹴り。井上が逆にテイクダウンに成功し、インサイドガードからパンチを放っていく。井上は自軍のコーナーまで持っていったが、五十里が首に腕をかけて起き上がったため再び首相撲に。全く首相撲が出来ていない五十里はいいようにヒザ蹴りをもらってしまい、また返す事も出来ない。
2R、五十里がパンチからタックル、井上はそれを突き放してパンチ、五十里も打ち合いに応じるが、井上はタックルに移行する。これはガブられたが、井上はまたも首相撲に捕らえて圧倒的な力の差を見せる。五十里は無理なタックルの仕掛けを試みるが、井上にバックに付かれてしまうなどいい所がない。ストレートパンチで前へ出ても首相撲に捕らえられてヒザをもらう。残り30秒で片足タックルに出るが、堪えられて井上の連打からの右フックをもらってしまった。残り数秒、五十里はもう一度タックルに行くも、そこで時間切れとなった。2004フューチャーキングトーナメント70s以下級は、井上の優勝で幕を閉じた。
▼第2試合 5分2R
○梅田恒介(R-GYM)
TKO 1R35秒
●佐藤豪則(高田道場)
梅田が佐藤のバックへ回り、足へのヒザ蹴り。完全に後ろを向いてしまった佐藤の背後から、梅田は左のアッパーを連打する。一発、二発と伸び上がるようにパンチをテンプル、アゴに入れていく梅田。ロープにもたれかかる佐藤にレフェリーの注意が与えられ、佐藤が手を話した瞬間、アゴのラインにアッパーが炸裂! 佐藤はロープにもたれたまま失神状態になってしまった。すぐにレフェリーがストップし、梅田がフューチャーキング・トーナメント優勝者から勝利を奪った。
▼第1試合 ワンマッチ
○帯谷信弘(フリー)
TKO 1R4分48秒
●宮本優太朗(ビバリーヒルズ柔術クラブ)
宮本はゴングと同時に飛びヒザ蹴りの奇襲! しかし、帯谷は動じる事無く宮本をパンチから組みヒザに捕らえる。コーナーに押し込んでいく宮本だが、ブレイク。お互いにタックルを仕掛け。宮本が押し込んでのヒザ蹴り、差し合いが続いたが、帯谷がボディにヒザを突き刺すと宮本が一瞬、「ウッ」と腰を引いたため帯谷は右フック、左フックをクリーンヒットさせる。
一気にパンチで前に出る帯谷に、宮本は後退。帯谷がパンチを浴びせてテイクダウン、帯谷はハーフ→サイド→マウント→バックマウントとポジションを変えていき、パンチを浴びせようとするも宮本がリバースに成功。しかし、宮本の鼻からの出血がおびただしく、ここでドクターチェックが入る。
試合再開、宮本はストレートで前に出るが、帯谷は右フックを合わせる。宮本は体を沈めて低いタックル、帯谷はガブり、宮本が回してテイクダウンを狙っていくがブレイク。宮本が再びストレートで前へ出ると、帯谷も同じように右フックを合わせ、左フックからの右アッパーで宮本をスリップダウンさせる。ここぞとばかりに、宮本に飛び乗る帯谷。インサイドガードからパウンドを叩き込むと、レフェリーからストップがかかった。
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