▲ライト級ベスト4 左から北田、中条、山田、吉村
パンクラス「PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR」
2005年2月27日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
開場13:30 開始14:00
<試合結果>
▽NEO BLOOD TOURNAMENT 69kg未満 ライト級
▼1回戦 パンクラスルール 5分2R
○吉村直記(K.I.B.A.)
一本 2R4分29秒 ※三角絞め
●武重賢司(パンクラス稲垣組)
<試合展開>
1R、吉村は右ハイと右ストレート。武重のタックルを切って打撃で攻める。コーナーに詰められる場面があったものの、スタンドのままギロチンを仕掛けたり、バランスをキープしながらヒザ蹴りをボディに打っていく。そして武重の頭が下がったところに顔面へヒザ蹴り。しかし武重は構わず、その蹴り足を掴みテイクダウンを奪う。下になった吉村は武重の手首を掴み、三角絞めとオモプラッタを仕掛けていく。グラウンドで上を取った武重だが吉村の攻撃を凌ぐことに手一杯となり、なかなか効果的なパンチを落すことができない。ブレイク後、武重のタックルに合わせて吉村が右のミドル。これがヒザ蹴りのような形で武重の顎に入り、たまらず武重は尻餅を付いてしまう。すぐにタックルに入った武重だったが勢いがなく吉村をテイクダウンすることが出来ない。
2R、武重は吉村の右ローにパンチを合わせ、徐々にスタンドでも盛り返していく。前蹴りで距離を測ろうとする吉村に対して、武重は積極的にパンチで前に出て行く。そして吉村がロープを背にしたところで武重がタックル、テイクダウンを狙う。しかし吉村にそれを切ると、逆にテイクダウンを奪われてしまう。セコンドに付いた前田吉朗から「時間ないからポジション取らせて返せ」と指示される武重。その言葉通り、吉村に腕十字を狙わせ、腕を引き抜いてインサイドガードを取る。これまでのポイントを挽回しようと、武重は積極的にパンチを打っていく。しかし吉村の下からの蹴り上げがモロに顔面にヒット。そのまま後ろに仰け反り、再びポジションを戻そうとしたところで、吉村が三角絞め。これがガッチリと決まり、残り30秒で吉村が一本勝ちを収めた。
▼1回戦 パンクラスルール 5分2R
○山田崇太郎(TEAM JUNKY)
一本 2R2分10秒 ※チョークスリーパー
●松本光央(グレイシーバッハVTT)
<試合展開>
1R、山田がタックルから松本をコーナーに押し込み、差し合いの状態からテイクダウンを狙うという展開が続く。山田はボディへのヒザ蹴りとローキック。しかし先に松本がテイクダウンを奪い、山田がガードポジションを取る。下になった山田はアームロックやギロチンチョークを仕掛け、松本は山田の体をコーナーに押し込んでそれをディフェンスする。
2R、山田のパンチに合わせて、今度は松本の方がタックル。1Rとは逆に松本がコーナーに押し込んでいく。しかし投げの打ち合いになると山田がテイクダウンを奪う。オープンガードの松本に対し、山田は自分の膝で股の間を割るようにパスガード。そのままバックを奪いチョークを極めた。
▼予選トーナメント2回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○中條 実(和術慧舟會 東京本部)
一本 1R4分58秒 ※チョークスリーパー
●太田純一(KWS)
<試合展開>
太田のパンチの間合いを潰した中条が、コーナーに押し込んでテイクダウン。太田の三角絞め狙いに対して、中条は足を担いでパスガードに成功する。マウントを取った中条は前腕を太田の喉元に押し付けて嫌がらせすると、太田が背中を見せたところでチョークスリーパー。2試合連続の一本勝ちを収め、準決勝の切符を手にした。
▼予選トーナメント2回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○北田俊亮(TEAM JUNKY)
判定 2−0 ※10−9、10−9、10‐10
●寺岡章(GRABAKAジム)
<試合展開>
序盤にテイクダウンを許した北田だったが、すぐに三角絞めを狙う。スタンドに戻ると寺岡のタックルを切って、逆にテイクダウンを奪い、北田が上からパンチを落す。決定的なダメージを与える事はできなかったものの、安定した試合運びで北田が判定をモノにした。
▼予選トーナメント 1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○中條 実(和術慧舟會 東京本部)
一本 1R3分2秒 ※三角絞め
●荒牧 拓(P’s LAB横浜)
▼予選トーナメント 1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○太田純一(KWS)
判定 2−0 ※10−9、10‐9、10‐10
●野原宏行(彩道連)
▼予選トーナメント 1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○寺岡章(GRABAKAジム)
一本 1R1分35秒 ※腕ひしぎ十字固め
●福永哲也(CMA京都成蹊館)
▼予選トーナメント 1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○北田俊亮(TEAM JUNKY)
判定 2−0 ※10−9、10‐9、10‐10
●太田裕之(チームPOD)
▽NEO
BLOOD TOURNAMENT 64kg未満 フェザー級
▼1回戦 パンクラスルール 5分2R
○藤本直治(パンクラス稲垣組)
判定 3−0 ※20−19、20‐19、20‐19 藤本が6月の準決勝に進出
●DJ.taiki(K.I.B.A.)
<試合展開>
1R、パンチから組み付いた藤本は、片足タックルでテイクダウンを狙う。これを切ったtaikiはチョークを極めながらバックへ。しかし藤本はそのまま片足を取り、taikiの体を前に落としてテイクダウンを奪う。ハーフガードからパンチを落す藤本。ブリッジして立ち上がろうとするtaikiからバックポジションを奪う。taikiの体を完全に伸ばし、絶好のチャンスを迎えた藤本だったが、動く藤本からポジションをキープ出来ず、再びコーナーでの差し合いとなる。タックルに失敗し、下になった藤本はハーフガードからアームロック。taikiはそれを防ぎながら、藤本の頭に鉄槌を落す。
2R、taikiの右ストレートに合わせて藤本がタックル。一度はtaikiに立たれた藤本だったが、四つの状態でコーナーに押し込んでテイクダウンを奪う。インサイド、そしてハーフからパンチを落としていく。しかしtaikiも片足タックルに移行し、このラウンド初めてのテイクダウンを奪う。下になった藤本はすぐにタックルへ。taikiもその動きに合わせてバックを狙うが、藤本が動きの量で勝りポジションを許さない。スタンドに戻り、藤本がタックルに入ったところで、タイムアップ。グラウンドで上を取り、パンチで確実にダメージを与えた藤本が2回戦にコマを進めた。
▼1回戦 パンクラスルール 5分2R
○城間貴文(HYBRID WRESTLING武∞限)
一本 2R4分11秒 ※アームロック 城間が6月の準決勝に進出
●村田卓美(和術慧舟會A−3)
<試合展開>
1R、ジャブを打ちながら組み付いた村田が、すぐにテイクダウン。得意のグラウンドの展開に持ち込む。クローズガードを取る城間に対して、村田はガードの間を膝で割るようにパスガード、マウントを奪う。一度はガードに戻した城間だったが、村田は再びパスガード。反転して逃げる城間からバックを奪う。城間は立ち上がり、バスターのように村田の体を叩きつけるが、村田はポジションをキープ。マウントから肩固め、そして上四方から腕十字を狙う。
2R、村田はやや城間のパンチに手こずったものの、テイクダウンに成功。そのままサイド、マウントとポジションを替える。ここまで完全にポジションで圧倒していた村田だったが、関節技や絞め技を極めるまでには至らない。逆に劣勢だった城間がガードポジションから次々と技を仕掛けていく。そして村田の担ぎパスに対して三角絞め。足を深くクラッチし完璧な態勢に。しかし村田もタップはせず耐え続けていたが、城間が足をクラッチしたままアームロックへ移行。これで村田がタップし、城間が見事逆転で一本勝ちを手にした。
▼予選トーナメント2回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○柳澤雅樹(PPT)
判定 2−0 ※10−9、10‐9、10‐10
●島田賢二(P’s LAB東京)
<試合展開>
左ストレートと右アッパーを中心に打撃で攻める島田。柳澤のタックルを切り続け、スタンドの展開をキープする。しかし柳澤はテイクダウンが無理と見るや自ら引き込んで寝技へ持ち込むと、ハーフガードからの足関節を狙う。何とか逃げようとする島田だが、柳澤は何度も何度も足関節を仕掛け続けた。最後は柳澤がアキレス腱固めを狙ったところで試合終了。一本を狙い続けた姿勢が評価され、柳澤が判定をモノにした。
▼予選トーナメント2回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
―長谷川考司(P'sLAB大阪)
ローブローにより試合中断→コミッショナー預かり
―井上学(U.W.Fスネークピットジャパン)
<試合展開>
1R開始直後、両者互いに飛びヒザを狙ったところで、井上の膝が長谷川の急所に当たり、長谷川は立てることが出来ないほどのダメージを負ってしまう。井上のローブローが故意ではなかったため、試合を一時中断して試合順をずらして行うことがアナウンスされたが、長谷川のダメージは回復せず。最終的には勝敗が付かず、コミッショナー預かりとなった。
▼予選トーナメント1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○島田賢二(P’s LAB東京)
判定 2−0 ※10−9、10‐9、10‐10
●川名蘭輝(ロデオスタイル)
▼予選トーナメント1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○柳澤雅樹(PPT)
判定 3−0 ※10−8、10‐8、10‐8 2R横山に顔面パンチによる減点あり
●横山真輝(和術慧舟會 東京本部)
▼予選トーナメント1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○長谷川考司(P'sLAB大阪)
判定 3−0 ※10−9、10−9、10−9
●西村広和(和術慧舟會A−3)
▼予選トーナメント1回戦 パンクラス特別ルール 5分1R
○井上学(U.W.Fスネークピットジャパン)
延長3−0 本戦 1−0 ※10−9、10‐10、10‐10
●宮城友一(HYBRID WRESTLING武∞限)
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