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パンクラス「PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR」
2005年8月27日（土）東京・後楽園ホール
開場17：30 開始18：30
＜試合結果＞
 ▼第8試合 ウェルター級 5分3R
○大石幸史（パンクラスism）
判定 3-0 ※30-28、30-27、30-27
●ネイサン・ディアズ（シーザー・グレイシー・アカデミー）
＜試合展開＞
大石のセコンドには岩崎達也が付く。１Ｒ、半身に構えて長いリーチからパンチを繰り出すネイサン。大石はパンチの打ち終わりを狙って膝蹴り。さらに前蹴りや右のミドルでネイサンのボディを中心に攻める。そして大石は狙いすました右ストレート。ネイサンがダウン気味に倒れる。しかしネイサンはすぐに立ち上がり、大石に追撃を許さない。
２Ｒ以降、リーチを生かしてジャブ、フック、サイドキックを飛ばすネイサンだったが、大石はそれを上手く裁いて飛び込んでの右ストレート、右のミドルを的確に当てていく。何度も大石の右ストレートで顔をそむけたネイサンだったが、大石はネイサンを仕留めることが出来ず。大差の判定で勝利した大石だったが、試合後には「練習したことが出せなくて、練習に付き合ってくれた人に申し訳ない。パンチを当てる、避けるにしても絶対的なものにしていかないといけない」と悔しそうな表情を浮かべた。
 ▼第7試合 ライトヘビー級 5分3R
○松井大二郎（高田道場）
TKO 2R終了時 ※目の負傷によりドクターストップ
●渡辺大介（パンクラスism）
＜試合展開＞
１Ｒ、離れた間合いから出入りを使って右ストレート、右ローを当てる松井。しかし動きが単調になってしまい、徐々に渡辺が松井の動きに合わせて右ストレートを合わせていく。そして渡辺のパンチで松井が尻餅を付くと、渡辺がインサイドガードからパンチを落としていく。
２Ｒも１Ｒの終盤同様、松井の動きに合わせてパンチを合わせていく渡辺。今度は右アッパーからの左フックを当てて、松井に尻餅を付かせる。松井はすぐにタックルに移行し、渡辺はそのまま腕十字へ。これは松井の腕が抜けて渡辺がグラウンドで下になる。しかし渡辺は松井の体を蹴って、すぐにスタンドへ戻す。
ここまで完全にペースを掴んでいた渡辺だったが。不意に放った右のローに松井が右ストレートを合わせて、渡辺はバランスを崩す。ここで松井は追い討ちの飛び膝。そのままグラウンドで上を取ると、パンチの連打。ラウンド終了時、渡辺は自分では立てないようなダメージを受ける。
さらに２Ｒに目に受けたパンチのダメージによりインターバル中のドクターチェックで、ストップが宣告された。
 ▼第6試合 ネオブラッドトーナメント ウェルター級決勝
○小路伸亮（KILLER BEE）
判定 3-0 ※20-17、20-18、20-18
●本田朝樹（パンクラスP'sLAB横浜）
＜試合展開＞
１Ｒ、パンチで前に出る小路に対し、本田は右ストレートを当てる。しかしレスリング出身の小路は打撃にこだわらずタックルで要所要所でテイクダウンを奪っていく。本田もバックを取らせてからのアームロックなどで応戦するも、小路は本田の体を潰してそれをディフェンスする。逆に立ち上がって距離を取ると、踏み込んで強烈なパウンドを落とす。
２Ｒ、左アッパー、左フックを当てた小路。すぐにテイクダウンを奪ってパウンドで攻め立てる。完全にペースを奪われた本田。セコンドの佐藤光留の指示に合わせて前転して足関節、離れ際に右ストレートなど逆転のキッカケを見つけようとするが、その都度、小路にテイクダウンを奪われ万事休す。レスリングを生かした攻めで小路が判定勝利。大会のＭＶＰも獲得した。
 ▼第5試合 ネオブラッドトーナメント ライト級決勝
○山田崇太郎（TEAM JUNKiey）
判定 3-0 ※20-19、20-19、20-18
●中條 実（和術慧舟會 東京本部）
＜試合展開＞
中条に打撃を出すスペースを与えず、スタンドですぐに組み付いてテイクダウンを重ねた山田。中条の下からの攻めを潰して、コツコツとパウンドを落として、確実にダメージを蓄積させた。中条も１Ｒに山田の脇をくぐってバックを狙う場面があったものの、残り時間が少なく攻めきれず。
 ▼第4試合 ネオブラッドトーナメント フェザー級決勝
○井上 学（U.W.F.スネークピットジャパン）
判定 0-0 優勢3-0 ※3者共に20-20
●柳澤雅樹（PPT）
＜試合展開＞
1R、ローを中心に攻める井上に対し、柳澤は組み付くと引き込んで得意の寝技に持ち込む。井上は柳澤の下からの攻めに中々攻めることが出来ず、立ち上がってイノキ・アリ状態からローを飛ばす。2Rに入ると引き込んだ柳澤が井上の股の間に潜り込むようにしてスイープ。この試合初めてグラウンドで上のポジション、サイド取るものの、井上はすぐにタックルに移行して上を取り返す。グラウンドで上から攻める井上、ガードから関節技や蹴り上げを仕掛ける柳澤という展開が続き、そのまま試合終了。判定は全員が20-20でドローとしたものの、トーナメントルールに基づいて井上が優勢勝ちとなった。
▼第3試合 ミドル級 5分2R
△中西裕一（フリー）
判定 1-0 ※20-20、20-19、20-20
△久松勇二（和術慧舟會TIGER PLACE）
▼第2試合 ウェルター級 5分2R
○和田拓也（SKアブソリュート）
判定 3-0 ※20-17、20-16、20-18
●倉持昌和（フリー）
▼第1試合 ミドル級 5分2R
○瓜田幸三（掣圏会館）
一本 2R2分37秒 ※フロントチョーク
●山田護之（チームPOD）
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