  
                           
                          ニュージャパンキックボクシング連盟 
                          「INFINITE CHALLENGE X 〜無限の挑戦〜」 
                          2005年11月20日(日)東京・後楽園ホール 
                          開場16:45 開始17:00  
                           ▼ダブルメインイベント第2試合 NJKFバンタム級タイトルマッチ 3分5R 
                            ○国崇(拳之会/王者) 
                            判定3-0 ※49-48、49-46、49-46 
                            ●真二(OGUNI/同級3位/挑戦者) 
                            ※国崇が4度目の防衛に成功。 
                           1R、お互いにジャブで牽制した後、激しい打ち合いを展開。真二の右フックが国崇を捕らえる。しかし、国崇はミドル、ボディから顔面への左フック、右フック、さらにはレバーブローからの右フックとナイス・コンビネーションを多発。真二が打ってくるところに左縦ヒジのカウンターを当て、ダウンを奪う。国崇は飛びヒザで一気に勝負をかけ、真二は打ち合うが、国崇が真二のパンチをかわしながら左右のヒジ、左フックと攻めていく。体を振って前に出て行く真二に、国崇の左アッパー、レバーブロー。真二は右ロー、国崇は右フック、レバーブローをヒットさせていく。 
                            2R、国崇は右ローから左フック、左アッパー、ヒジとコンビネーションで揺さぶる。真二はひたすら右ロー、国崇は左アッパー、右ストレート、左フック。それでも真二は前に出て左ロー、パンチを出していく。国崇は左右のヒジを連打、頭が下がり気味の真二に、次から次へとヒジが入る。真二は左ローを連発、国崇の動きが止まり始めたが、フックからアッパーのコンビネーション、左アッパーを突き上げ、右フック、さらに右アッパー。国崇はヒジをガツガツと当てるも、真二は下がらずにローからパンチを繰り出す恐るべきタフネスぶり。 
                           3R、真二はいきなりの右ハイ、左右のフックからロー、国崇はジャブで突き放して左アッパー、飛びヒザ蹴り。しかし、真二はパンチからロー、腿へのヒザと攻めることを止めない。国崇は左の顔面前蹴り、レバーブローを繰り出すも、真二の攻めはやはり止まらず左右のパンチから右ロー。国崇のレバーブロー、ヒジ、ヒザ蹴りが面白いように当たるが、攻撃をやめると真二がパンチとローで押し返す。国崇は右のヒジをカウンター、左の縦ヒジから右アッパー。それでも真二は食い下がる。 
                            4R、真二が連打からロー、ハイキックの応酬があり、またも真二が左右のフックと右ロー。、国崇は左右のヒジ、左フックを入れていくが真二の動きは止まらない。国崇の右アッパーから左フック、真二は虚をつく左ハイ。国崇が左レバーで止めようとするが、真二の手数は止まらない。国崇のレバーブローに真二は左右のフックからローを返す。細かくパンチを当てて、腿へのローだ。国崇はヒジにハイキックを混ぜていくも、真二の動きは止まらない。 
                           5Rもやはり打ち合いからスタート。真二はロー、国崇がパンチで来ると真正面から打ち合う。真二のボディからの左右フックに国崇の動きが止まる。どんどん手数を出してくる真二。国崇も左右のフックとアッパーを繰り出すが、真二はアッパーからローを返してくる。真二の細かいパンチに国崇はヒジを返すも、真二は倍以上の手数で押し返す。国崇はワンツーからテンカオ、打ち合いを展開し、真二はボディを叩いてロー。国崇はワンツーを出すも真二がしつこい右ロー、国崇は左右のヒジから一気にパンチでラッシュをかけるが、真二も打ち返して最後まで一進一退の打ち合いが展開された。 
                          ●国崇のコメント 
                            「厳しかった。ヒジのいいのが入ったんですけど、一番しんどい相手ですね。今日は絶対にベルトを持って帰らないと、と思ってました。タイ人に負けてベルト獲られたら、2度と挑戦させてもらえないと思ったから、絶対に守ると思ってました。(ダウンを取って)感触はなかった。ヒジが入る勘を掴んだのでヒジで行こうかと、いつかは切れると思ってたけどなかなか…。相手のパンチを見て僕もモゴモゴしてしまった。テンカオとか組んでの攻撃があったらよかったんですけど、組んでの攻撃の練習はしていなかったし、スパーリング不足で勘が鈍ってましたね。いつも一緒にやってる高橋(拓也)が学校の方があって練習できなかったんです。 
                          (真二のローは)倒れる感じはしなかったんですけど、5Rにボディが入って効いちゃった。押されたというよりも僕が待って狙いすぎた。ワンテンポで打ってくるので、見えてしまうから余計に狙ってしまう。遅いから逆に反応できないんです。テンポが違うから見てしまった。間を打ち抜けなかったですね。 
                           真二君は相変わらず打たれ強い。ローも強いし、テクニック的には上がってました。アッパー何発かもらって、アッパーで意識を上に向けさせておいてローとか。相性は悪いですね。 
                           来年はずっと躓いているタイ路線をやって負けたくない。ここまで来たら、タイ路線を諦められない。藤原あらしとはいつかはやらないといけないと思うけど、それよりタイ人とやりたいというのが強いです。(MAの森田がバンタムに上げると言っているが、高橋の敵討ちは?)高橋君が自分でやるでしょう。僕もフェザー級でやるかもしれないし。今はチャンスを下さいと言えないけれど、1〜2年で力をつけて、いずれはタップナーと再戦したいです」 
                           
                            
                          ▼ダブルメインイベント第1試合 国際戦 3分5R 
                            ○桜井洋平(B・Freely/ライト級王者) 
                            KO 1R1分10秒 ※3ノックダウン 
                            ●デイビッド・フェルナンデス(スペイン) 
                           入場時、桜井は歩きながらフェルナンデスをリング下からグッと睨みつける。場内には洋平応援団のコールが木霊して、すでに大盛り上がりだ。 
                           1R、フェルナンデスの左ミドルに左ローを返し、捕まえてのヒザ蹴りを連打する桜井。その速攻に合わせて、場内からはなぜか「チッチキチー!」という声援が飛ぶ。一度はブレイクとなったが、桜井が再び捕まえてのヒザ蹴りでダウンを奪った。再開後、桜井は対角線のフェルナンデスへ向かって走り、右の飛びヒザ蹴りで2度目のダウン。最後は左右のフックからボディへヒザ蹴りを連打、首相撲で回しての左ヒザ蹴りを顔面に突き刺し、あっという間に決着をつけた。 
                           
                            
                          ▼セミファイナル 日本・タイ国際戦 3分5R 
                            ○石毛慎也(東京北星/ウェルター級1位) 
                            判定2-0 ※49-49、50-49、49-47 
                            ●コムンレック・トー.シラチャイ(タイ) 
                           ワイクーで石毛の周りをグルグルと回り、睨みつけるコムンレック。 
                            1R、石毛が右ローからの左フックで先制、右ロー→左フック→右ローのコンビネーションで畳み込む。コムンレックは様子を探る形で左ミドルを単発で出すのみ。石毛が入ろうとすると前蹴り。石毛はジャブから右ローで入っていくとするが、コムンレックが前蹴りを多用する。石毛が体を振ってレバーブローを打ったところでラウンド終了。 
                           2R、石毛は右ロー→左フック→右ロー。このコンビネーションが冴える。ジャブから左ヒジ、右ミドルも当てていく。離れると右のボディストレート。コムンレックも腕を手繰り寄せてのヒジ、左ロー。コムンレックは前蹴り、下がりながらの左ロー。前蹴りを多用して石毛を入らせない。 
                           3R、組み付いてくるコムンレックに石毛はヒジ、しかしコムンレックは組みついてヒザ。一旦、離れてもしつこく組み付いてヒザを蹴ってくる。コムンレックは組み付き際にヒジ、さらに右ロー。石毛は左ミドルとジャブを返すが、コムンレックはヒジとローを混ぜながら胴に腕を巻きつけてのヒザ蹴り。コムンレックのテンカオに石毛の左フックがクリーンヒット、ロープへ詰めてローを当てるが、コムンレックも組み付いてヒザで粘る。 
                            4R、石毛がローからストレート、コムンレックも右ミドルを返してくる。石毛がパンチで攻め込むと、コムンレックはやはりしつこいヒザ蹴り。石毛はアッパーからロー、コムンレックの組際にレバーブローを合わせる。コムンレックは右ミドルを連打するが、石毛がボディストレート。コムンレックの右ストレートには右ロー、下がると右のボディストレートからレバーブローに繋ぐ。コムンレックもしつこい首ヒザ、離れると左ミドル。石毛は右ローを効かせて、コムンレックに蹴らせての右ローでダメージを与えていく。苦しそうな表情となるコムンレック。 
                           5R、石毛が前へ出て右ロー→左フック→右ロー、右フックを強打してローへ繋ぐ。コムンレックは前蹴りで牽制するが、石毛は構わず前へ出てレバーブロー。右ローとボディストレートの波状攻撃、右ミドルには右ストレートを合わせる。石毛の右ローとコムンレックの右ミドルの蹴り合い、石毛は右ローを蹴り続ける。石毛はコムンレックをロープ際へ追い詰めるとレバーブロー、コムンレックは苦し紛れに首投げを打とうとした。 
                             判定は2-0で石毛。苦しい試合を制した。 
                           
                            
                          ▼第11試合 ウェルター級 3分5R 
                            ○石黒竜也(東京北星/同級2位) 
                            KO 1R0分47秒 ※首ヒザ蹴り 
                            ●飯田誠一(町田金子/同級3位) 
                           1R、飯田の左フックと石黒の右ミドルが相打ち。石黒はミドルから首ヒザ、連打すると飯田が早くもダウン。そのまま立ち上がれず、石黒のKO勝ちとなった。飯田の弱点であるボディを狙い撃ちしての秒殺勝ち。石黒はいつもどおり、熊のぷーさんのぬいぐるみをくわえたり、マウントパンチを入れたりと虐待を繰り返し、ひんしゅくを浴びて去っていった。 
                           
                           ▼第10試合 フェザー級 3分5R 
                            ○久保優太(立川KBA/同級9位) 
                            TKO 4R2分5秒 
                            ●高野義章(健心館/同級5位) 
                           18歳、現役高校生の久保が多彩な蹴り技と勢いのあるパンチで追い込む。その勢いは後半になっても衰えず、右の顔面ヒザでダウンを奪い、続く左の顔面ヒザでもダウン獲得。高野のコーナーからタオルが舞った。 
                          ▼第9試合 交流戦(ヒジなし)53kg契約3分5R 
                            ○三好 純(y-park) 
                            KO 5R 
                            ●西村 勝(ESG/NJKFフライ級6位) 
                          ▼第8試合 交流戦 ヘビー級3分5R 
                            ○山根浩司(格闘道場G-1/NJKF同級6位) 
                            判定3-0 ※5Rにヒザ蹴りでダウンあり 
                            ●宮原康介(日進会館) 
                          ▼第7試合 バンタム級3分3R 
                            ○前田浩喜(インスパイヤード・M) 
                            判定3-0 
                            ●星 雄晴(町田金子) 
                          ▼第6試合 交流戦 フェザー級3分3R 
                            ○MASAHIRO(ARMS) 
                            判定3-0 ※1Rに右ストレートでダウンあり 
                            ●上山浩一(PIT) 
                          ▼第5試合 ライト級 3分3R 
                            ○谷 拓也(一心館) 
                            判定3-0 
                            ●牛若丸(拳友会) 
                          ▼第4試合 62kg契約 3分3R 
                            ○バッファ朗 野田(格闘道場G-1) 
                            判定3-0 
                            ●TADASHI(PIT) 
                          ▼第3試合 フェザー級 3分3R 
                            ○赤十字竜(キング) 
                            判定 
                            ●ジャイアン(健心塾) 
                          ▼第2試合 ウェルター級 3分3R 
                            ○諏訪部泰斗(東京北星) 
                            判定 
                            ●七夜志貴(町田金子) 
                          ▼第1試合 バンタム級 3分3R 
                            ○佐藤敬裕(OGUNI) 
                            判定 
                            ●佐手康人(PIT) 
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