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【TITANS】武田は僅差の判定負け、石井と菊地は交流戦に勝利

2006/04/28

TITANS事務局/新日本キックボクシング協会
「TITANS 3rd」

2006年4月28日(金)東京・国立代々木第二体育館
開場16:30 開始17:15


▼メインイベント 70kg契約 3分3R
ジョームタップ・クランセンマーハーサーラカーム(タイ)
判定 3-0 ※29-28、29-28、29-28
武田幸三(治政館)


 1R、速いテンポでインローを蹴るジョームタップ。スナップの利いた鞭のような蹴りだ。武田も右ローを蹴るが、ジョームタップのインロー&右ローが速い。

 前へ出るジョームタップに武田が右ローを二発蹴る。ジョームタップの前蹴りには左フックを合わせる武田。初回は大きな動きがないまま終了した。

 2R、前蹴りで突き放すジョームタップに、武田は右のロー。ジャブからローを出し、左フックで強襲する。フックの打ち合いとなったが、力みすぎて自分のフックに体が流れてしまう武田。左フックを空振りしたところへ右フックをもらい、ダウンを喫してしまった。

 ジョームタップは右のパンチを出しながら攻め込み、武田をコーナーへ詰める。武田はガードを固めながらフックを返すが、やはり力が入りすぎて大きく空振りしたところをジョームタップに捕まり、ヒザ蹴りをもらう。

 しかし、倒そうと前に攻め込んで来たジョームタップに、武田は右フックから右ストレート。これでジョームタップがフラつくダメージを受けた。一気に右アッパー、フックで詰める武田。ジョームタップにコーナーを背負わせて右ローと左右フックだ。

 ジョームタップの左ローに右ストレートを合わせ、さらに連打を加えていく武田だったが、このラウンドは終了。

 3R、圧力を掛けてジョームタップにロープを背負わせる武田。右ローから薙ぎ払うような左フック。ジョームタップは右ローを返して、パンチを打ちに行く。ジョームタップの左ローをキャッチして、右ストレートを返す武田。この技を2度決める。

 左ミドルもキャッチして左右フック、追いかけての右ロー。ジョームタップもインローとミドルを返して試合終了。武田の猛攻もダウンを取り返すには至らず、ジョームタップが判定勝ちした。




▼セミファイナル ライト級 3分5R
石井宏樹(藤本/日本ライト級王者)
TKO 4R終了時 ※カットによるドクターストップ
西山誠人(アクティブJ/WFCAライト級王者)


 先に登場した西山は場内を見渡しながらリングへ歩を進める。声援に頷き、リング上ではセコンドと談笑するなど余裕を見せる。

 1R、ファーストコンタクトは石井の右ロー。石井のジャブに西山は右ストレートを返す。西山が右の前蹴りを繰り出すと、石井は顔面に前蹴りをお返しする。石井の右ローにワンツーを返した西山だったが、石井は組み付いて追撃を阻止。

 石井の左ハイをかわして西山が右ロー、組み付く石井に西山がヒザ蹴りからショートのアッパーを入れる。

 石井は右ストレートから入って組み付き、離れるとジャブ。ジャブが当たりだすと石井は足を止めて左右フック、西山も左フックを返すが石井はステップを使ってサッと離れる。

 西山が左ハイを繰り出せば、石井は速いジャブ、西山が左ローを合わせたところでラウンド終了。

 2R、石井の左ハイをかわした西山はすぐに右ローをリターン。西山の右ストレートをかわした石井が左フックを強打、西山も左ハイからワンツーを繰り出すが、石井はスピードアップしてステップからの右ロー。

 パンチで前に出る西山にジャブを突き刺す。石井の回転ヒジをかわした西山も右ストレートをヒットさせるが、石井は足を止めて左右フックで打ち合いに転じる。

 この緩急の付け方に石井の上手さが光る。足を止めて左右フックで打ち合ったかと思いきや、すぐにステップを使って離れてジャブ&ローのアウトボクシングに転じるのだ。

 異なったリズムに西山は反応が遅れ気味。石井の素早いジャブで西山のアゴが跳ね上がり、石井は右ローから左フック。打ち合いになっても西山のパンチをかわし、右ローを入れていく。

 3R、石井のジャブが度々西山を仰け反らす。西山もローからワンツーで仕掛けていくも、前に出ると石井がジャブで制し、それでも西山が入ってくるとクリンチ。この切り替えが早い。

 しかし、西山はミドルをキャッチされると右ヒジをヒットさせる。その後には石井が左ボディからの右ストレートをクリーンヒット。西山のパンチに右ヒジを振りぬき、ローへ繋げる。さらに左フックも当てる。石井の左フックをかわした西山が右ストレートを入れたところでラウンド終了。

 ここで西山が「バッティングだ」とアピールすると、石井がカッとなったのか拳を上げてアゴをしゃくる。

 4R、ジャブが冴える石井は西山が前に出て来ると右ヒジを振りぬいて威嚇。打ち合いになると石井が左フックを当て、右ヒジから左のストレートをヒットさせる。

 石井の左フックに大きくバランスを崩す西山。すると石井はまたも足を止めての左右フック、これに西山が下がりコーナーに詰まる。石井の思い切った右ストレートをもらい、西山は組み付く。この最中にヒジが入り、西山は左目上をカットしてしまった。

 ドクターチェック後、試合再開。快調にジャブを飛ばす石井に西山はフックで前に出るが当たらない。石井は組み付いてヒザ、西山が前に出て来ると組み付いてのヒジ。石井の右ハイキックからの左フックがヒットする。足を止めての打ち合いで、石井がシフトウェイトの利いたパンチを繰り出し左フックを2度ヒットさせた。

 迎えた最終ラウンドだが、開始のゴングは鳴らなかった。インターバル中にもう一度ドクターチェックが行われ、西山にストップが告げられたのだ。注目の交流戦を制し、石井が新日本キックの牙城を死守した。




▼第8試合 日本ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
内田ノボル(ビクトリー/王者)
判定 1-0 ※49-49、50-49、49-49
リュウ(市原/挑戦者)
※内田がドローで2度目の防衛に成功。


 前回のいきさつを知っているファンから「バックドロップはもらうなよ〜」という声が飛び、頷く内田。1R、ジャブとローの内田にリュウは右ストレートからハイキック。リュウの圧力に下がり気味の内田、リュウのローやハイキックがよく伸びる。内田の右ロー二発にリュウは「もっと蹴ってみろ」と挑発する。

 2R、長足から前蹴りを伸ばすリュウ。下がり気味の内田を左フックで追ってローキック。内田も右ストレートからの左ローで前へ出るも、リュウがヒザ蹴りで押し返す。組み付く内田を投げ捨てるリュウ。左ローからハイキックを繰り出すも、内田がダッキングでかわす。

 3R、内田の右ローに右ハイを返すリュウ。内田も前へ出てローキック。ようやく両者に動きが出てきた。リュウの右ストレートをもらうと内田は組み付いてのヒザ、離れるとボディへのワンツー。思い切って踏み込んだ内田の右ストレートがクリーンヒットする。リュウも前に出て組み付いてのヒザ蹴りだ。内田がジャブで迫りながらのボディストレート、左ミドル。

 4R、リュウはテンカオからヒザ蹴り、内田は胴に組み付いて倒す。立ち上がると内田がボディストレート、リュウが組み付いて投げ捨て、ミドルキックをキャッチしても投げる。さらに組み付く内田を首投げ! これにはさすがに減点1が与えられた。内田のボディストレートに組み付くリュウ。組み付き際に内田のワンツーが入る。リュウは徹底して組み付き、ヒザをボディに突き刺していく。

 5R、リュウの左ハイキックに内田が吹っ飛ぶ。リュウはさらに踵落とし、ジャンプしての前蹴り、組み付いてヒザ。左右フックを振り回して迫ると、内田もワンツーを返して組み付く。内田の右ボディストレートに、ヒザを返すリュウ。内田のボディが入ると、またもリュウが投げる。2度目も投げる。内田のワンツー、右フックが入り苦しくなるリュウ。ワンツーを出しては組み付く内田に、リュウもヒザ蹴りを返していくがスタミナの消耗が見て取れる。内田がワンツーで押し、リュウがヒザ蹴りを出したところで試合終了。

 タイトルマッチとしては物足りない、盛り上がりに欠けた一戦となった。



▼第7試合 日本・タイ ヘビー級 国際戦 3分3R
ガオグライ・ゲーンノラシン(伊原)
判定 0-0 ※30-30、30-30、30-30
天田ヒロミ(コシ・トラスト)


 1R、どっしりと構えてジャブを出す天田にローを飛ばすガオグライ。天田のフックはスウェーでヒョイとかわしていく。ガオグライのローにフックを出して行く天田だが、かわされる。すると天田はロープに詰めてのヒザ蹴り。右ローでバランスを崩した天田にハイキックを繰り出すガオグライ、天田のフックを華麗にかわしてローキック。天田がロープに詰めて左右のフックを繰り出すと、ガオグライはノーガードでこれを連続でかわしてみせた。場内がドッと沸く。

 2R、ジャブで詰めていく天田だが、ガオグライも左右のフックを返してスルリと逃げる。右ローを蹴って回っていくガオグライ。天田の左フック、右ハイキックも避けて場内を沸かせ、天田がパンチで前へ出て来るとバックへ回ってこれを凌ぐ。ノーガードでフックをかわし、自分もフックを入れて行くガオグライ。天田は「ヒジが入った」とアピールするが、認められなかった。

 3R、追ってくる天田に右ハイキック。しかし、当たりが軽いため天田は突っ込んで左右のフックから右ロー。ガオグライはロープに詰まりながらもフックをかわしていくが、攻めに転じられない。ジャブを出しながらフック、確実に右ローは当てていく天田。ガオグライはリングを大きく回りながらジャブ、ローを出していくも軽量の悲しさ、天田の突進を止める事は出来ない。天田のフックをかわすのみの動きとなってしまった。




▼第6試合 日本・イタリア 73kg契約(ヒジなし) 3分3R
松本哉朗(藤本/日本ミドル級王者)
判定 3-0 ※30-28、29-28、30-29
ファブリシオ・ベルガミーニ(Team M)


 1R、ローの蹴り合いからハイキックも狙っていく松本。ファブリジオはワンツーの連打から前へ出るが、松本はこれをしっかりとブロックしてローを返す。松本のハイキックがファブリジオの頭上をかすめる。松本は左へ回っての左ロー、ファブリジオはフックで前に出るが松本はクリンチして勢いを止める。松本が右ヒジを繰り出し、ファブリジオが左ローを合わせて松本がスリップしたところで1Rが終了。

 2R、ワンツーとサイドキックを伸ばしてくるファブリジオへ、松本は左へ回っての左ロー。松本がボディブローからの左ロー、ファブリジオは上段後ろ廻し蹴りの大技で松本をヒヤリとさせる。松本の左ジャブから右アッパーでマウスピースが吹っ飛び、グラつくファブリジオ。松本が左ローから右アッパー、そして左ロー。ファブリジオは松本の左ローに左フックを合わせようとする。

 3R、思い切ったワンツーで攻めるファブリジオは右のショートをロープ際でヒットさせる。松本はしつこく左ローだ。クリンチを繰り返すファブリジオに松本の右アッパーがヒット、一気にフックで攻める松本。左ローから左ハイキックの二連発。ファブリジオも右のショートストレートで応戦し、松本を下がらせる。コーナーに詰まった松本は右のヒジから組みヒザ。松本が右のジャンピング・バックスピンキックを放ったところで終了のゴングが鳴った。


▼第5試合 フェザー級 3分5R
菊地剛介(伊原/前日本フェザー級王者)
判定 3-0 ※50-47、50-46、50-48
TURBO(FUTURE_TRIBEver.OJ/元NKBフェザー級王者)

 遂に幕開けとなった交流戦。アウェーにも関わらずTURBOファンが大挙訪れ、TURBOに大声援がを送る。

 1R、左右にステップするTURBOに右ローを飛ばす菊地。菊地はTURBOの左ミドルを取って投げる。TURBOは菊地の右ローに右ストレート。

 ジャブで飛び込んで菊地の奥足へ左ローを蹴る。菊地はパンチでTURBOを下がらせて、TURBOがロープを背負ったところで奥足への強烈な左ロー。

 菊地は再びパンチのフェイントから左ローを当てると、コーナー際で左フックから右ストレートを当てる。

 2R、左右のローを飛ばす菊地はTURBOのパンチに右ローを合わせる。一気に距離を詰めて飛び込むTURBOだったが、菊地はそれをしっかりとガードして確実に右ローを返す。

 菊地はじりじりと距離を詰めて、TURBOの機動力を殺して左ロー。さらにTURBOの右ストレートの打ち終わりに左フックを当てる。最後は組み合った状態でゴング。

 3Rに入っても距離を取るTURBOに的確に左右のローを蹴る菊池。TURBOのジャブには体を傾けて左ロー。TURBOの足が止まると組みヒザを飛ばす。

 前蹴りやボディへのジャブを打つTURBOだったが、圧力のある菊地の前進は止まらず。菊地はTURBOの攻撃をしっかりとガードし左右のローを返す。

 左フックからワンツーで飛び込むTURBO。その後も果敢にパンチを出していくが、クリーンヒットはない。

 しかし4Rに入るとやや菊地の動きが落ち始め、菊地の右ローに右ストレートで飛び込んだTURBOが左右の連打。TURBOは菊地にローの距離を取らせず、パンチの距離に持ち込み回転の早いパンチで攻め込む。何とかローを返す菊地だったが、逆に菊地の右ローにTURBOが右ストレートを合わせ、そのままパンチで後退させる。

 5R、スタミナの影響からか、組み付く展開が増える菊地。ヒザ蹴りを打つTURBOをマットに投げるも、有効打はない。

 逆に菊地の左ハイに右ストレートで飛び込むTURBO。菊地の組み付き際に左ボディ、さらにローに右ストレートを合わせて前に出ていくが、ここで菊地がカウンターの左フック!

 この一発でTURBOからダウンを奪うと、息を吹き返した菊地は再び左ローを連打し、TURBOのバランスが崩す。ややペースを崩す場面があったものの、5Rにダウンとローによる明確なダメージを与えた菊地が交流戦を制した。

 試合後、マイクを持った菊地は「もう一回チャンピオンになるんでよろしくお願いします」と、失った日本フェザー級の王座奪還を誓った。


▼第4試合 豪・泰 ミドル級 国際戦 3分3R
オームシン・シットクヴォンイム(伊原)
判定 2-0 ※30-28、30-30、30-29
ジョン・ウェイン・パー(ブンチュウジム)

 昨日の計量ではなかなか体重が落ちなかったパー。果たして試合に与える影響はいかに!?

 1R、ジャブを突いて前に出るパーに、オームシンは左ミドルと左ローを蹴る。オームシンにロープを背負わせると、パーは右ストレートから右アッパー。オームシンはそこにパンチのカウンターを合わせて、ヒジ打ちを返す。パーのパンチに合わせてオームシンは左のヒジを強振する。

 2R、パーの右ストレートにオームシンは左ミドルを蹴る。パーは左ヒジから右ロー。しかしオームシンが離れ際に左フックを当てる。

 パーも左右のヒジを出すが、当たるのはオームシンのヒジ。パーは右のバックヒジを見せるも当たらず。逆に組み付いたところで オームシンがパーを投げる。そしてオームシンは左の前蹴りでパーを突き放すと、強烈な右ミドル。

 3R、左ミドルを打ち合う二人。オームシンはパーの蹴り足を取ってマットに転がす。パンチを振り回すパーに、組み付くオームシン。パーはオームシンの左ミドルの打ち終わりを狙ってワンツーで飛び込む。

 ラウンド後半になると組みの展開が多くなり、オームシンがその度ににパーをマットにたたきつける。終了間際、パーのバックヒジが当たるもののオームシンにダメージはない。手数こそ少なかったものの、的確に攻撃を当てたオームシンがリベンジに成功した。


▼第3試合 日本・メキシコ ミドル級 国際戦 3分3R
後藤龍治(伊原)
判定 3-0 ※30-28、30-28、30-28
ルイス・バイオ(Team M)

 1R、バイオはメキシコ人らしくジャブからのコンビネーションを見せるが、後藤がバイオの足が揃ったところに的確に右ローを飛ばす。

 ボクシング中心でほとんどローをカットしないバイオの右足に後藤の右ローが何度も当たる。

 2Rに入ると、徐々に後藤が前に出てパンチからローのコンビネーション。上手く上体を使ってバイオにパンチを空振りさせて、右ローを飛ばしていく。バイオは試合が進むに連れて後藤の動きを捉えきれなくなる。

 3R、一気にパンチでたたみ掛ける後藤だったが、逆にリーチのあるバイオのジャブをもらってしまう。しかし再び後藤が右ローから中心に口撃を組み立てると、後藤のローで体をくの字に曲げるバイオ。

 後藤はバイオをコーナーに積めて左ボディからのパンチの連打でスタンディングダウンを奪う。

 後藤は右ローのフェイントから右ストレート、右アッパー。バイオの右ストレートには体を傾けて右ローを蹴る。倒すことは出来なかったものの後藤が完勝を収めた。


▼第2試合 日本・トルコ ミドル級 国際戦 3分3R
アリ・グンヤー(アルフィットジム)
判定 2-0 ※30-29、29-29、30-28
新田明臣(バンゲリングベイ)

 1R、左右に動きながらローとミドルを蹴る新田。グンヤーはバックキックなど変則的な蹴り技を織り交ぜながら、距離が近づけば左ボディからパンチのコンビネーションを見せる。

 右ローを蹴る新田にグンヤーは右ストレートから飛び込んで左アッパー。グンヤーは徐々に前に出始めて、左右のフックからヒザ蹴り。新田の右ローに対して軸足払いで、新田をマットに転がす。

 2R、右ローを当てる新田だったがグンヤーの前進は止まらない。グンヤーもパンチの後は必ずローまで返し、左のインローを蹴って新田のバランスを崩させる。

 しかししつこく蹴り続けてきた新田の右ローが効き始め、グンヤーがバランスを崩す場面も。

 3Rのゴングが鳴ってもグンヤー陣営はなかなかセコンドアウトしない。グンヤー自身も、明らかに勢いが落ち、新田の右ローを何度も浴びてしまう。

 手数もなくただ後ろに下がるばかりとなる。しかしグンヤーはしっかりとガードを固めて距離が詰まれば首相撲で逃げ、新田に追撃を許さなかった。


▼第1試合 ヘビー級(ヒジなし)3分3R
ギョクハン・ギュルジュ(ヘクトル・プロ)
KO 1R1分45秒 ※3ノックダウン
バーンズ・エリック(伊原)

 急遽、参戦が決まったエリックだったが、1R開始直後からギュルジュが振り回すような左右のフックで立て続けにダウンを奪う。

 何とか立ち上がってファイティングポーズをとるエリック。しかしギュルジュのパンチの前にすぐに3度目のダウンを喫し、マットに散った。


▼オープニングファイト第2試合 ウェルター級
白虎(Ranger品川/元NKBウェルター級王者)
判定 3-0 ※19-18、19-18、20-18
金狼正巳(尚武会)

 1R序盤からパンチで前に出て行く金狼。白虎はしっかりとガードし右ローを返していく。手数とラッシュパワーで前に出いく金狼の方が印象が良い。

 しかし2Rに入ると徐々に金狼の動きの止まり始め、白虎が左フック、右ストレートとたたみ掛け、最後は金狼をコーナーに詰め、パンチの連打でスタンドダウンを奪取。落ち着いた試合運びで貫禄を見せた。


▼オープニングファイト第1試合 ヘビー級
柴田春樹(ビクトリー)
判定 3-0 ※20-19、20-19、20-20
マイク山森(伊原ジム)

 1Rは互いに右のローを蹴りあう展開となったが、2Rに入ると徐々に柴田のローが当たりだし、ローとパンチのコンビネーションで攻め立てた。


【関連リンク】
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