TEAM Kings
「MOVE ON!Kings!! Vol.0」
2006年7月8日(土)東京・ディファ有明
▼第5試合 5分2R キングスルール
○吉田幸治(フリー)
一本 1R1分57秒 ※腕ひしぎ十字固め
●加藤 誠(ピンクタイガーモンスター軍)
気合の入った表情でまずは加藤がリングイン。続いてプロボクシング全日本新人王で総合3戦目となる吉田が登場した。吉田は過去に、『HERO'S2005』でホイラー・グレイシーと判定にもつれ込む接戦を繰り広げている。
じっくりと距離をとりながら加藤は左ロー。吉田は右ジャブを放ちながらタックルを仕掛け、上になった。ガードポジションを取る加藤の足をキャッチした吉田は倒れこむようにアキレス腱固めへ。この攻防がロープ際だったため、両者にブレイクがかかった。
スタンドの展開から再開し、吉田はパンチで一気にラッシュをかけた。左ストレートで尻もちをついた加藤に追い討ちをかけるように、吉田はパウンド。そして流れるような動きで腕ひしぎ十字固めを決める。
何とか逃げようと必死の加藤だったが、完全に決まっていたため敢え無くギブアップ! マイクを握った吉田は「総合3戦目でやっと勝つことが出来ました! Team Kingsの興行と同じように僕も0からのスタートを切り、頑張っていこうと思います!」と勝利を喜んだ。
●吉田幸治のコメント
「何とか一勝したく、勝ちたいという気持ちになっていました。勝つということはいいことですね。寝技もパンチと同じくらい自信が付いています。アキレス腱固めで試合は決めると思っていました。今後はいい試合をしてHERO'Sに上がりたいです」
●青木良大会実行委員長のコメント
「若い選手を上げる舞台となりました。メインは見応えあったので、“中成功”といったところでしょうか。出場が決まっていたプロレスラーの石狩太一、宮本和志らのケガ人が続出してしまった。第3試合に出場予定だった石狩の代打のように、今後は色物でいくつもりはないです。次回は11月に都内のどこかで旗揚げ戦を予定しています。今後のエースという選手は決まっていなく、目だったものがエースの資格を与えられる。HERO'Sへの登竜門となる大会となっていければ……」
▼第4試合 スタンディングエキジビションマッチ5分1R
△白虎(レンジャー品川)
ドロー ※エキジビションマッチのため
△飯伏幸太(DDT)
K-1 MAXやライズに出場しているだけに、スタンディングの攻防は白虎に一日の長あり。パンチとキックのコンビネーションで一気に飯伏を追い込んだ。
キックルールでは分が悪いと見た飯伏は、いきなり白虎に組み付くとボディスラム。そしてその場で高くジャンプしてシューティングスタープレスをお見舞い! これはさすがに寸前に交わした白虎。エキジビションマッチながらも見応えのある試合展開となった。
▼第3試合 グレートプロレスリング 5分2R キングスルール
○内藤征弥(和術慧舟會)
一本 1R0分23秒 ※アンクルホールド
●HOTSTAFF桂ヤスヒロJr(GPW)
グレートプロレスリング(GPW)のエースであるヤスヒロが先に登場。花道を通らず、最前列にいた観客と一人一人と握手しながらリングインした。続いて内藤がセコンドに門馬を引き連れて登場する。
ゴングと同時にプロレスラーらしく、ドロップキックを放ったヤスヒロ。しかしそれを簡単にいなした内藤はすぐにバックマウントへ。亀のヤスヒロの後頭部にパウンドを数発叩き込んだ内藤。ヤスヒロの無防備な足をキャッチした内藤は一気にアンクルホールドで絞込み。たまらずヤスヒロはタップし、内藤が秒殺勝利した。
▼第2試合 特別試合
△SUDA(TEAM Kings)
ドロー ※エキジビションマッチのため
△瓜田幸造(掣圏会館)
今年2月に引退した元修斗世界ライトヘビー級王者・須田が、SUDAにリングネームを変えて特別試合に登場した。
修斗世界王者だけに得意のグラウンドで流れるような関節技をSUDAは連続で披露し、瓜田は防戦一方となる場面も。両雄のハイレベルな技の応酬に観客は大いに沸いた。
▼第1試合 5分2R キングスルール
○九十九勇作(和術慧舟會)
一本 1R1分21秒 ※スリーパーホールド
●イソップ(フリー)
九十九のパンチをかいくぐるようにイソップが胴タックル。しっかりと受け止めた九十九は逆にテイクダウンに成功する。上を取った九十九はパウンドを落としながらサイドポジションへ。
そこからじわりじわりとポジションを移行した九十九は腕ひしぎ狙いへ。イソップがうつ伏せになって逃げたため、すかさすバックマウントからスリーパーへ。これががっちりと決まり、九十九が勝利した。
|