WRESTLE EXPO 2006
「〜女子格闘技物語〜女子格闘技VS女子プロレス対抗戦」
2006年8月19日(土)東京臨海副都心・青梅A地区特設会場
開場17:30 開始18:00
▼メインイベント(第8試合) WRESTLE EXPO特別ルール 無差別級 5分2R
○美花(Ranger品川/柔道)
一本 1R3分13秒 ※腕ひしぎ十字固め
●伊藤薫(フリー/プロレス)
柔道出身の美花のセコンドには同門の白虎がつく。元WWWA王者・伊藤の強烈なパンチを受けた美花はそのまま投げを放つ。
そしてグラウンドで上のポジションを取った。いったん距離を作る伊藤はイノキ・アリ状態から寝そべっている美花に蹴り。続けてパウンドを放っていった。
伊藤の腕をキャッチした美花はそのまま腕ひしぎ。クラッチが外れ伊藤は必死に足を使って抵抗するも、完全に腕が伸びていたためレフェリーがストップ。
メインをしめた美花は「柔道家なら、あの体勢で極めるのは当然です。私は女子修斗で試合をしてるのですが、これを機会にブレイクしたいと思いますので、女子修斗も観に来て下さい。よろしくお願いします!」とマイクアピールでしめた。
女子格闘技VS女子プロレス対抗戦は4勝2敗で女子格闘技の勝利という結果に終わった。
▼セミファイナル(第7試合) WRESTLE EXPO特別ルール 無差別級 5分2R
〇アメージング・コング(プロレス)
TKO 2R1分06秒 ※グラウンドパンチ
●清水里香(禅道会/女相撲)
コングのセコンドには安生がつく。
1R、体格を生かした突進で組み付いたコングは清水をロープ際に追い込みパンチ連打。清水も打ち合いに出るがやや劣勢だ。
途中、清水の髪を掴んだコングにイエローカードが渡された。バックマウントを取ったコングがパンチを放ったところでゴング。
2R、勢いの止まらないコングは猛突進。テイクダウンしたコングは清水からマウントポジションを奪い、マウントパンチ連打で勝利した。
興奮の収まらないコングは場外で女子プロレスラーのHikaruらと大乱闘を繰り広げながら会場を後にした。
▼第6試合 WRESTLE EXPO特別ルール 47kg契約 5分2R
〇村浪真穂(和術慧舟會トイカツ道場/総合格闘技)
一本 1R1分14秒 ※腕ひしぎ逆十字固め
●山田よう子(PUREBRED/アームレスリング)
村浪のセコンドには戸井田カツヤ、山田のセコンドにはエンセン井上がつく。
ゴングと同時に勢い良く突っ込んだ山田はヘッドロックで村浪を捕らえる。しかし、足を絡ませながら抵抗した村浪は徐々にポジションを移行し腕ひしぎへ。これがきっちり極まり、村浪が勝利した。
▼第5試合 WRESTLE EXPO特別ルール 75kg契約 5分2R
〇武田美智子(禅道会広島支部/空手)
判定 3−0 ※20−18、20−18、20−18
●江本敦子(M's Style/プロレス)
1R、寝技ではマウントを奪い、スタンドでも武田が優位に試合を運ぶ。
2Rでは、首投げで武田は上になるも、江本は下から突き上げるパンチで抵抗する。そして江本は腕十字に捕らえた。
武田は難を逃れ、アームロック狙い。決まらないとみるや、武田がマウントパンチ連打で追い込んだところで惜しくもゴング。判定で武田が勝利した。
▼第4試合 WRESTLE EXPO特別ルール 63kg契約 5分2R
〇石井千恵(ハッスル/プロレス)
TKO 1R4分38秒 ※グラウンドパンチ
●有賀美由紀(野禅道会/空手)
ハッスルのロゴマーク入りの赤Tシャツ姿の石井が先に入場。セコンドは安生洋二と島田裕二。
牽制のパンチを放った石井はレスリング仕込みのタックルでテイクダウン。有賀はフロントチョークで反撃も、石井は強烈なバスターでマットに叩きつける。そして、小刻みなパンチを叩き込んだ。
嫌がって立ち上がる有賀に対し、石井はパンチ連打で追撃しながら華麗な一本背負い!
投げ飛ばされた有賀はフロントチョークで反撃に出るも、石井は首を引っこ抜き、ピンチを脱出した。
そのままガードポジションをとる有賀に対し、石井は優位にポジションを変えながらパンチを打っていく。
スタンドでは、3発のヒザ蹴りをもたった石井。そしてスタミナ切れか石井はガードを下げながら距離を取った。
石井はタックルでテイクダウンすると、すぐにサイドポジションをとる。そのままマウントを取った石井は防戦一方の有賀にパウンドの雨を降らせた。レフェリーが止め、石井がTKO勝利。
マイクを握った石井は「自分はまだハッスルの練習生なんですけど、今回ここの総合格闘技に出させてもらいました。練習では高田道場の指導者や練習生の方々に教わり、今日の試合結果につながりました。
とても感謝しています。ありがとうございます。皆さんにお願いがあるんですけど、一緒にハッスルポースして下さい。ご起立お願いします!」とあいさつ。石井は観客と元気よくハッスルポーズを決め勝利の味に浸った。
写真提供=DSE(ドリーム・ステージ・エンターテインメント)
▼第3試合 WRESTLE EXPO特別ルール 60kg契約 5分2R
〇魔魅虎(パラエストラ八戸/柔術)
一本 1R2分04秒 ※腕ひしぎ十字固め
●佐藤綾子(伊藤薫教室/プロレス)
打撃から組み付きにいく佐藤。しかし佐藤は下から顔面にパンチを食らい出血。ドクターチェック後に試合は再開され、グラウンドをコントロールした魔魅虎が優位に攻撃を仕掛けていく。
振りほどきチャンスを作った佐藤はパウンドで猛反撃。何発か強烈な物をもらうも、しっかりと腕ひしぎで反撃した魔魅虎がチャンスをものにした。
▼第2試合 G-SHOOTOルール 50kg契約 5分2R
〇安才梓(禅道会六本木道場/空手)
TKO 1R2分20秒 ※スリーノックダウン
●西島未智(G-STYLE/総合格闘技)
「爆竜戦隊アバレンジャー」でヒーロー役を務め、グラビアアイドルの西島が先に入場。女装をした男性含む4人のチアガールを引き連れてリング上では華麗なパフォーマンスを見せた。
開始のゴングと同時に打撃で突っ込む西島。そして飛ぶつくも、安才は立ったまま耐える。安才はパンチのラッシュで追い込み、西島は途中から戦意喪失。3回のノックダウンを奪った安才がTKO勝利した。
▼第1試合 G-SHOOTOルール 48kg契約 5分2R
〇SACHI(禅道会/空手)
判定 2−0 ※20−19、19−19、20−19
●今川めぐみ(オールジャパンアームレスリング連盟/アームレスリング)
1R、今川はローでプレッシャーをかけながら密着し、SACHIにヘッドロック。SACHIはポジションを変えながらマウントポジションを奪取した。スタンドに戻り、今川は思い切った右ストレートを放っていくも決定打はなし。
2R 強烈なパンチ連打でSACHIはグラウンドに移行する。上を取ったSACHIだが、ガードポジションをとる今川に手を出せない。終了間際にSACHIは腕ひしぎを決めるも極めきれなかった。
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