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                           ZST事務局「ZST.11」 
                            2006年11月23日(祝・木)東京・ディファ有明 
                            開場16:30 開始17:30 
                             
                              
                             
                           ▼メインイベント ウェルター級シングルマッチ ZST-VTルール 5分2R 
                            △小谷直之(ロデオスタイル) 
                            時間切れドロー 
                            △エリカス・ぺトライティス(リトアニア) 
                             
                             1R、いきなりエリカスの左フックが小谷の顔面を打ち抜き、小谷は思わず腰から崩れ落ちる。まさかの秒殺KO負けかと思われたが、小谷は何とかガードポジションを取ってブレイクとなる。 
                             
                             再開後、タックルでテイクダンを狙う小谷。エリカスが引き込みながらアームロックを仕掛けるが、小谷はそのままマウントポジションへ移行し、両腕でガードを固めるエリカスにパンチを落とす。 
                            しかし小谷のパウンドに勢いはなく、ダメージを与えるまでには至らない。さらにそこから仕掛けた腕十字もすっぽ抜けてしまい、エリカスにグラウンドで上のポジションを取られてしまう。 
                             
                             ここでエリカスはスタンドを要求。再び殴り合いの展開となるが、小谷は顎が上がっており非常に危険だ。 
                           そして2Rに入ると小谷がタックル、エリカスがそれを切ってスタンドを要求する展開が続き、試合はやや膠着気味に。 
                             
                             終盤、小谷がインサイドガードで上を取りパンチを落とす場面があったものの、単発に終わってしまいドロー。試合後、小谷は最初の左フックによるダメージで、ほとんど試合中の記憶がないことを明かした。 
                           
                            
                          ▼セミファイナル ライト級グラップリングマッチ GT-Fルール 5分2R 
                            △矢野卓見(骨法烏合会矢野卓見道場) 
                            時間切れドロー 
                            △フーベンス・シャーレス(ブラジル/アリアンシ柔術) 
                              
                              1R、フーベンスが片足タックルで後ろに回りテイクダウンを奪うと、ハーフガードから大きく足を旋回してパスガード。矢野は上四方をとらせて足を入れてガードに戻す。 
                             
                             再びグラウンドで上を取ったフーベンスはバレット戦でも見せた足を抱えるパスガードでサイドを取ると、ガッチリと矢野を押さえ込み、矢野が腕を出すとすかさずアームロックを仕掛ける。 
                           2R、引き込む矢野に対してフーベンスは足を抱えてパスガード。矢野は下から果敢にセンタク挟みを狙っていくが、フーベンスは上四方で押さえ込みアームロックから腕十字を仕掛ける。 
                             
                             必死にフーベンスの押さえ込みから逃げようとする矢野だが、フーベンスはテクニカルというよりもパワーでねじ伏せるように矢野の動きを止めて、強引にV1アームロックを極めにいく。矢野の腕がえげつない角度で折れ曲がるものの、矢野はそこから脱出。辛くもドローに持ち込んだ。 
                           
                            
                           
                          ▼第4試合 ライト級タッグマッチ 10分一本勝負 
                          △所英男(リバーサル)&バレット・ヨシダ(SDアンディスピューテッドジム) 
                          時間切れドロー 
                          △稲津航(U-FILE CAMP登戸)&佐東伸哉(P'sLAB東京) 
                           
                           
                            ヴォルク・ハンの入場曲で登場となった所。大晦日を前にホームリングであるZSTで勢いをつけることが出来るか? 
                           
                           先発は所と佐東。佐東は軽く動いただけで、すぐに稲津とタッチする。所は稲津をタックルでテイクダウンすると、すかさず足関節へ。 
                             
                             稲津はそれを嫌って佐東とタッチして逃げる。ここでも所は佐東をすかさずテイクダウンすると、ハーフガードで上を取りパスガードを仕掛ける。 
                           これを逃げられるとバレットがリングイン。素早い動きで佐東のバックに回るが、タッチを受けた稲津の左ミドルと膝蹴りを浴びてしまう。バレットは佐東に対してスタンドの状態でバックからチョークを極めかけるが、ここもタッチワークで凌がれる。 
                            所と稲津のマッチアップとなると、互いにミドルの蹴り合い。バレットは佐東のパンチでフラッシュダウンする場面があったものの、ダメージはない。 
                             
                             ここでリング内が所と佐東になると、タックルから引き込んだ所が足関節、アームロックで次々に関節技を仕掛けて、ガードから自分の頭を相手の体の方に潜らせる、いわゆるソ連式腕十字! 
                             
                             あとは佐東の腕を伸ばすだけとなるが、佐東は腕をガッチリとクラッチしてディフェンスする。 
                           両チームがタッチし、リングはバレットと稲津。稲津はここでも左ミドルとヒザ蹴りを当てて、バレットに組み付くチャンスを与えない。そしてここで所がリングイン。ここでもミドルを蹴り合う両者、所が稲津をコーナーに詰める右フックで飛び込み、タックルでテイクダウンを奪うと足関節! しかし残り時間が少なく、極めることができずに試合終了。 
                           
                          ▼第3試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R 
                            △勝村周一朗(勝村道場) 
                            時間切れドロー 
                            △今泉堅太郎(SKアブソリュート) 
                             
                              1R、互いに距離を図る静かな立ち上がり。勝村が左ハイキックを飛ばし、パンチで前に出て組み付くと、今泉はガードに引き込む。 
                             
                             担ぎパスガードを仕掛ける勝村に対して、今泉は下からアームロック。勝村の腕が伸びて、そのまま今泉が上のポジションを取り返すが、勝村はアームロックを極められながらも、下から変形のレッグロックを仕掛ける。 
                           これが極まらないと見るや、今泉の体を蹴り離して立ち上がる勝村。パンチのフェイントから今泉の蹴り足を取ってテイクダウンを奪う。下になった今泉がブリッジで起き上がり、勝村はガードポジションとなるが、ここでヒップスローから三角絞め! ガッチリと足をクラッチして一気に極めの態勢に持っていくが、今泉も勝村の体を足でまたぐようにして、頭を引き抜く。スタンドに戻ると今泉が単発ながら右ストレートを当てる。 
                            2R、右ストレートを打つ今泉。勝村がそこに組み付くと、今泉がフロントチョークを仕掛け、それをほどくと首投げでテイクダウンを奪う。 
                             
                             下になった勝村は足を入れてガードポジションに戻すと、今泉は立ち上がってスタンドを要求する。勝村はジャブで距離を測りながら、左ハイキック。これが今泉の頬をかすめるも、今泉は蹴り足をとってテイクダウンを奪う。 
                           スタンドを要求する今泉は、勝村の左ミドルに右ストレート。勝村は距離が詰まると組み付いて引き込む今泉をバスターで叩きつけ、アキレス腱固めへ。今泉も勝村の足を取り、GT-F2での所×今泉戦を彷彿とさせる足関節の取り合いとなるが、どちらも極めることが出来なかった。 
                           
                           ▼第2試合 ウェルター級シングルマッチ 5分2R 
                            △伊藤博之(チーム・アライアンス) 
                            時間切れドロー 
                            △奥出雅之(ゴールドジムサウス東京) 
                             
                             1R、奥出は左ミドルから胴廻し回転蹴り、その後も半身に構えて伊藤に背中を見せるなど、変則的な動きで伊藤を幻惑させる。 
                             
                             伊藤がフロントチョークで引き込むと、奥出は頭を抜いてパスガードからマウント、バックとポジションを変えて、腕十字を仕掛けるものの極めることができない。 
                           2R、伊藤にバックをとらせてアームロックを狙う奥出に対し、伊藤はそれをつぶしてボディにヒジ打ちを落とす。伊藤は奥出の寝技には付き合わず、立ち上がってスタンドを要求する。その後も寝技に持ち込みたい奥出と、スタンドで戦いたい伊藤。あまり噛み合わない試合となってしまった。 
                           
                           ▼第1試合 ライトヘビー級シングルマッチ 5分2R 
                            △鈴木信達(武心塾) 
                            時間切れドロー 
                            △ぺトラス・モリカビュチス(リトアニア) 
                             
                             1R、左ストレートから飛び込んで、首相撲から膝蹴りを打つぺトラス。鈴木はそれを突き離して、右のミドルキックを蹴る。 
                             
                             一度はぺトラスにテイクダウンを許した鈴木だったが、すぐに立ち上がりスタンドの展開に戻すと、スタミナが切れ始めたぺトラスにラッシュ。 
                             
                             顔面のガードを固めるぺトラスのボディに右アッパーを打ち、ぺトラスが頭を下げたところに膝蹴り。その後もコーナーを背負ってガードを固めるぺトラスを一方的に打ち込んでいく。 
                           2R、1Rと比べるとやや動きの落ちた鈴木だったが、右のボディを皮切りに再び怒涛のラッシュ。ボディへのパンチと膝蹴りでエリカスを滅多打ちにしたものの、粘るエリカスを仕留めることが出来ず。ドローという結果に終わった。 
                            
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